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■ギターについて

【初心者必読!】アコギを始める時に気を付けたい4つのポイント

コロナ騒動で外出規制がかかっている影響か、家で出来る趣味としてギターを始める人が増えているのかもしれません。

当Blogの記事でも

といった記事が軒並みアクセスを伸ばしていて、年代問わずギターという音楽趣味が見直されていると感じます。

始めるには敷居の低いギターですが、弾けるようになるまでのハードルが高い楽器でもあります。

僕は30年ほどギターを弾いていますが、動画教材がそろっている現代でもやはり、”習得するまでの道のりが長い楽器”という印象を持っています。

ただし、ギターを始めるときのポイントをしっかり押さえておけば、「やっぱり私にはギターは無理だった」と挫折してしまう可能性を減らすことはできます。むしろ、最初にかかっているといっても過言ではありません。

当Blogでは何度も発信している内容ですが、ギターを始めるときの以下のポイントを改めてまとめます。

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ポイント1.「ギター選びの重要性」

”あなたに合うギター”を見つけることは、今後ギターを続けていく上で非常に重要な要素になります。

ギターは見た目以上に個性があり、たとえ同じメーカー・モデルでも微妙な弾き心地や音色が変わってきます。

いきなり「あなたに合うギターを選びましょう」と言われて、どストライクのギターを選べる人はいません。「もしかして辞めちゃうかもしれないから」と消極的にギター選びをしている人が一番損なギターを選んでしまいます。

金額で選べば良いというものではありませんが、最低限”続けていくに値するギター”を選んでほしいなと思います。

弾ける人のアドバイスを参考に選ぶ

ギター選びはできるだけ上級者の意見を取り入れましょう。繰り返しますが、ギターを選ぶときのポイントは「あなたに合っているか」です。

あなたの体のサイズ、手のサイズ、目指しているプレイスタイル、声の大きさ(弾き語るなら)など、考慮する要素はたくさんあります。このたくさんの項目の中から予算に合わせてできるだけ最適なものを選べるのはやはり経験者。

仲間で一緒にギターを始めるとしても、弾いたことの無い人の意見を鵜呑みにしてギターを選ぶのはキケン。できるだけ現役で長く引き続けている人の意見を聞いてください。

もちろん、実際にギターを手に取って選定していくのがベストです。

ネットの情報だけで購入する場合

インターネット上には初心者のギター選びについて参考になる情報もたくさんあります。

本来はギター経験者の意見をもとに、あなたに合ったギターを選定していけると良いのですが、すべての人に平等にこのようなチャンスがあるわけでもありません。周りにギター経験者がいないけれどギターを始めたい!という初心者の方もたくさんいるでしょう。

そういった方のために、僕が考える「ギター初心者のためのギターの選び方」をまとめた記事を紹介します。

前述の通り、手のサイズ、体のサイズ等を考慮したギター選びの勘所をまとめてあります。ぜひ、参考になさってください。

【初心者向け】間違いだらけのギター選び:失敗しないアコギの選び方

あなたに合ったアコギの正しい選び方

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ポイント2.「練習環境について」

ギターの練習環境というのは、ギター習得においてトップクラスの重要度です。

なぜなら、ギターは習得までに時間がかかりますし、弾けるようになったとしても”その先”が長いのです。ライブに向けてオリジナル曲を書いたり、自室でライブ配信をしたり、と常に音を出し続けられる環境づくりが大切です。

家族や近所から苦情が入ると、やる気が一気に消沈してしまいます。どんなに上手くても他人には雑音ということもあります。普段の練習に使おうと思っている環境(自室や練習スペース)が、練習し続けられる環境として適切かは確認しておきましょう。

自室で練習する場合が多いかと思いますが、普通の住宅は楽器の防音・消音には対応していません。しかし、音というのは少しの工夫でグッと対策できる部分もありますから、下記記事を参考にあなたの練習場所の環境づくりも進めていきましょう!

気持ちよく練習できると、上達ども全然違いますよ!

部屋の音漏れ対策と防音グッズ 大きな声で弾き語る環境づくり

弾き語りの練習環境を整えましょう!小声で練習してライブで大きな声が出ますか?

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集合住宅等でどうしても部屋で音が出せない!という方はカラオケボックスがおすすめです。

ギター弾き語りの練習に最適!?カラオケボックス利用

カラオケボックスは弾き語りの練習に最適!

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楽器の練習には周りの理解が不可欠

練習環境という言葉には「練習場所」という意味の他に「練習を応援してくれる環境」という意味も込めています。

楽器は音も出るし、長い時間集中しなければ身に付きません。周りにも多大な影響があるんですよね。

あなたがギターを練習することを、周りが応援してくれる環境がなければ続けることのハードルは一気に跳ね上がるでしょう。家族と同居している場合はギターを始める旨などはしっかり相談の上始めたいですね。

僕は親がギタリストだったこと、兄弟がピアノをやっていたことなどもあり楽器には寛容な環境でした。ギターを30年も続けてこれたのは、やはり音楽に寄り添うことが許される環境だったことが大きいと思っています。

なかなかそんなラッキーな環境に無い場合も多いかと思いますが、せめて「楽器をやることを反対されない」ような下準備は必要かと思います。

迷惑をかけず、楽器以外の他のこともちゃんとやる、ということですね。

ポイント3.「練習時の意識」

ギター練習の時に必要な意識は「まわりに振り回されない」ということです。

ギターは、始めた後も様々な試練が待ち受けています。

ギターは弾ける人の演奏を見ると本当に簡単そうに見えます。左手でコードを抑えて、右手でジャランと鳴らす。これだけじゃん!と思いますよね。

実際、”それだけ”なんですが、それを簡単そうに見えるレベルで自分に落とし込むまでが地獄です。自分より上手い人を見ては嫉妬し、初心者向けの情報を見ては迷走する。そんなことの繰り返しに疲れてギターをやめていく人が多いです。

誰かと競い合うことで上達していく人もいますが、一番身近のライバルは自分自身です。自分の心に負けてほとんどの人がギターをやめていきます。

  • 今日の練習は明日にしよう
  • あの人が「いい」と言った練習方法に変えてみよう
  • 一緒に始めた友人の方が上達してやる気がなくなった

など、気持ちのやりくりがギターの上達に影響してきます。これを、ギターを始める前に理解しておくことで、その時が来た時に「あー、これがギター習得の壁か」と納得して乗り越えることができると思っています。

情報過多の現代、動画やSNS等でいくらでも新しい情報は入りますが、それらに振り回されて、情報を集めることが「ギター習得への近道」と勘違いしてしまう人が増えています。上達を焦ってしまう人が多いんですね。

たとえば、3ヵ月で覚えたギターの楽曲は、弾けるようになってからその時点で弾かなくなってしまえば3ヵ月もたてば弾けなくなります。筋肉と同じで、”ゆっくり覚えたものは忘れるのもゆっくりで、急いで覚えたものは忘れるのも早い”ということです。

ですので、「焦らず、比べず、自分に負けず」。これを理解してからギターをスタートしてください。

ギター習得の近道があるとすれば、それは習慣化しかありません。

ポイント4.「習慣化」

何かを習得するのに「日々の積み重ね」ほど強いものはありません。

毎日同じ時間に同じ分量だけ練習や学習できる習慣がある人は、おそらくギターは1年で人前でライブできるほど上達できるでしょう。(もちろん、適切なギターを選ぶ必要があります)

「いくら好きなことでも毎日はできない」

という人もいるでしょう。毎日積み重ねられる人ほど成果は出やすいですが、”習慣”とは毎日という意味ではありません。同じ頻度で同じ分量だけ積み重ねる、という意味です。

たとえば、

月・水・金の17:00~18:00と決める。

これも習慣化ですよね。週末に一気にまとめてやるより習慣的にギターに向かう方が確実に効果的です。ギターを触るのが1か月に1度という習慣は問題外ですが、今の生活の中でできるだけ高頻度で練習を繰り返すことで、ギターは思いのほか短期間で上達します。

習慣化できるほど時間が取れない、という方は、まだギターを始めるタイミングではないかもしれませんね。ドラマを見る時間もスマホをいじる時間も削れないけどギターもやってみたい、といった浮気の心では、ギターがタンスの肥やしになる未来が見えますよ。

世界3大ギタリストの一人と言われた「ジェフ・ベック」は御年75歳ですが、いまだに5分程度の練習を続けているそうです。すでに練習など必要がないレベルに達しているように見える彼の演奏を支えているのは、習慣化された練習なのですね。

指が痛くて練習が続かない

日々、練習が大事ですよ。

と伝えると、「指が痛くて練習できない」という方が少なからずいます。

この原因としては

  • ギターが合っていない
  • 弾き方が合っていない

というケースが考えられます。指の痛さに耐えかねてギターを断念する方は昔から多いのですが、ギターは調整次第で弾きやすくなります。本来、弾きやすいギターを選ぶべきなのですが、この「弾きやすさ」は人によって感じ方が違います。

ですので、ギターを買った後の”調整”で、自分好みの弾きやすさにチューンナップしていく必要があります。

たとえば、「柔らかい弦に変える」「弦高(弦の高さ)を低くする」といった調整をすることでギターが弾きやすくなる場合もあります。買った時の状態がベストとは限らないんですね。

アコギ弦の種類とあなたに合った選び方 ギターの音は弦で変わる

アコギの弦高を下げて弾きやすくしよう!自分でできるネック調整方法

僕はこれまで20本以上アコギを弾いてきましたが、買った状態(無調整)で気に入ったセッティングになっていたギターは2本程度です。高ければ良いというものではありませんが、やはり高いギターは調整いらずのものが多い印象ですね。

ギターのメンテナンスや調整を適切にして、”ギター練習を習慣的にできない理由”を少しずつ減らしていきたいですね。

さいごに

ギターは「始めた人の8割が挫折する楽器」とも言われています。

それほど挫折率の高い楽器を、「ちょうど時間ができたらから・・・」と始めても、正しい知識や意識が無いままでは、挫折組8割の仲間入りは必至です。

楽器を弾く技術ばかりが注目されがちですが、ひとつの楽器を習得するにはむしろ「考え方」や「精神的な強さ」が重要になってきます。弾きやすいギターを選ぶ、という入り口さえ間違えなければあとは、取り組む教材を決めて周りに振り回されずに習慣的に練習する。

簡単ではありませんが、簡単ではないことを習得するから音楽を演奏する喜びは大きいのだと思います。コロナが終息したあかつきには、必ず世の中が音楽を求めるでしょう。音楽には社会を元気にする力がありますからね。

今は「自分のためのギター」かもしれませんが、”音楽を通じて世の中に元気を分けてあげたい”といったような目標があると、ギターを続けるモチベーションになるかもしれませんね。大変な時期ですが、前を向いて時間を有意義に使っていきましょう!!

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