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■ギターについて

ギターは何歳から?始めるのに適切な年齢はあるの?遅いと弾けない?【アコギ】

ギターは何歳から始めるといいの?

ギターを教えていると、この質問は本当に良く聞かれます。「やりたい!」と思った時が適齢期ということは、みなさんわかっているはずなんです。実際僕は、50~60歳でもレベルの差こそあれ、弾けるようになった方を何人も見てきました。

当記事は、「ギター始めたいけど、私もう遅いのかも・・・」と悩んでいるあなの背中を押す内容になっています。ギター歴約30年の僕が、迷っているあなたの思いを吹っ切ります。

当記事ではアコースティックギターについて述べています。

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ギターは何歳から始めると良いの?

技術を習得するような習いごとは、やはり若い年齢の方が向いています。ギターに関して言えば、キッズギターがやっと握れるようになる小学校3年生くらいがいいんじゃないでしょうか。8~9歳でギターを始めたら、相当上手くなるでしょうね。

続けられれば、ですが。

小さい年齢でギターを始めたとしても、10歳以下ではまだまだギターより遊びの方が好きな時期です。習いごとにはなかなか集中できません。僕も小学生を二人教えていますが、ギターの練習半分、おしゃべり半分という感じです。それでも1年以上続いているのは、グループレッスンで仲良しの友達と二人で進めているのが大きいようです。大人の先生と1対1のレッスンじゃ、嫌になりますよね^^

では、30歳、40歳、さらにその上の年齢層の方はギターを始めても続けることは難しいのでしょうか?

もちろんそんなことはありません。社会人は時間がありません。少ない自分の時間を上手にやりくりして、短い練習時間で集中される方が多いため、上達が早いと感じます。気に入ったギターを自分で買えますし、多少楽譜を読む知識もお持ちです(学校の音楽の授業でやりましたよね?)

そしてなにより我慢強い

一通り基礎の技術を身に着けるにはどうしても「忍耐」が必要です。これが無いとどんなに上手に教えても「身に付く」というレベルまで行きません。

ギターは忍耐なんて書くと、そんなに覚悟のいる楽器なのか・・・と思われるかもしれません。ですが、多少思うように弾けるようになるまでは、やはり”音を楽しむ”と言うよりは”練習”という感じですよね。この忍耐の期間を超えられれば、あとは楽しいギター人生が待っています!普段の練習も楽しくて仕方ないはずですよ♪

50歳手前でギターを始めてプロ並みの腕前

僕の知り合いのギタリストで40代後半でクラシックギターを始められた女性が居ます。今はもう10数年弾かれているのですが、リサイタルが開けるほどの腕前です。すばらしい演奏家です。この方はちゃんとした先生にギターを習ったそうですが、やはり強い意志と先生との相性がよかったんでしょうね。

ギターに年齢は関係ない」と改めて思いました。

年齢を言い訳にしているうちは上手くならない

「ギターを始めるのが遅かった」と自分で決めつけているうちは決して上手くなりません。正直、そんなことを悩んでいる間に少しでも練習すればいいのに、と思います。

僕は実際に上記で紹介した女性のように40歳を超えてもプロ並みの腕前になった方を知っていますし、ほかにもものすごい速度で上達する方を知っています。(僕のギターの生徒さんです)

年齢を言い訳に、ギターが弾けなかった時の逃げ道を用意しておくような気持では、本当にやらない方が良いです。ちょっときつい言い方ですが、ギターは情熱を傾けて、時間も使って、頭も使って、本当にギターが好きでい続けないと上手くなりません。これは断言できます。

「あんまりギター好きじゃないけど、なんとなく弾いてたらプロになりました」。そんな人いないですよね?好きなら始めちゃいましょう。やってみて合わなければやめればいい。ギターはあなたに弾かれるのを待ってるんですよ^^

ギターを始める年齢が遅いとどんな影響がある?

一般的に、楽器の習い事は10代でも遅いと言われる世界です。では30代、40代、飛び越えて60代以上の方がギターを始めようとすれば、どんな苦労が待ち受けているのでしょうか?

ギターに年齢は関係ない!という言葉に後押しされて始めようと思っている方でも、次の点は理解しておいた方が良いです。

指が動かない

一番の問題は指が動かない・開かないという問題ですね。指の動きが硬く、頭では理解していても、脳の指示通りに指がさっと動きません。ギターを弾く指・手になっていないのですから当然です。ここで諦めて、「わたしにはやっぱり向いていなかった」という方は本当に多くいますが、せっかくギターが弾きたい!という気持ちを簡単にあきらめてしまって良いのでしょうか?

指1本や2本から弾ける簡単なコードを覚えるだけで、弾ける曲もあるというのに、理想と現実を直視できず辞めてしまうのはもったいない話です。「譜面が読めない、指がちゃんと動くか心配」そんな人専門の通信教材がありますので、使わない手はありません。


音楽経験ゼロの初心者でもギターが弾ける!大人気ギター教材

できるだけ難しいコードを避けて練習できる内容になっています。ギター教室に通わず、独学で練習するならこれに勝るギター教材は無いでしょう。

当教材のギター講師は古川忠義先生。ギター講師にギターを教えるマイスター中のマイスターです。自宅でギター教室に通っている感覚で、自分のペースで自習できます。良い時代になりましたよね。僕がギターを始めたころは、ビデオ教材なんかなかったと記憶してます。

理解が追い付かない

大人になってからギターを始めると「教本に書いてあることや、ギターの先生の言っていることの理解が追い付かないのではないか」と心配される方も多くいます。

理解度は、普通に考えると大人の方が断然子どもより早いですよね?しかし大人になると、他人に教わるということに抵抗があるため、素直にできなかったり自分流のやり方を試そうとします。素直になれないのは、ギターの基礎を覚える上でデメリットばかりです。

我流で色々試すのは基礎ができるようになってから!

これさえできれば、大人になってからでも十分上達します。間違いありません。僕はこれまで60人ほどギターを教えてきましたが、上達する人の特徴は以下の通りです。

  • 素直
  • 練習熱心
  • 毎日弾く

素直になったってあなたが損するわけじゃないんです。新しいことを覚えるのですから、新しいまっさらな・素直な気持ちでギターに触れてみませんか?

習熟スピードが遅い

若い人に比べ、ギターが上達していくスピードは当然遅くなります。若者と張り合っても意味はありません。刺激になり「よし俺も頑張るぞ!」とエネルギーをもらえるのならば、存分に競い合ってください。

しかし人間は基本的に比べられるのを嫌いますし、無意識でも自分自身で比べてしまいます。その差に落ち込むこともあるでしょう。

小学生の頃のように指先は器用でなくなっていますので、そこは割り切って考えましょう。誰かと競いたくてギターを始めるのですか?違いますよね。きっとギターの音に魅了され、自分でも弾いてみたい・弾き語ってみたい!と思ったからこそ、ギターに興味があるのです。あなたの目的を見失わなければ結果はついてきますし、ギターの習熟スピードが遅くとも焦りません。

ギターを習得するには独学か教室か

ギターが弾けるようになるのに遠回りしたくなければギター教室に通いましょう。近所にギター教室がなくて通えない場合は、やはり実績のある教材を選びましょう。Youtubeなどを見て我流でギターがうまくなろうとすれば、挫折するでしょう。

独学はオススメしません

ギターは始めやすい分、間違った練習方法で自分で学習してしまう方が多いのです。ギターの弾き方で間違いが多いのは、リズムの取り方やアルペジオの指の使い方ですね。やはりギター教室等で先生にチェックしてもらいながら学習していく方法が一番近道です。

稀に、独学で上手くなっていく人も居ますが、大人になってからギターを始める場合は独学は遠回りでしかありません。いかに効率よく短時間で上達し、その後の音楽ライフを楽しむかを考えれば、独学で始めるメリットはあまり無いと感じています。

最近はYoutubeでギターのレッスン動画を見ながらギターを練習する方が多いそうですね。Youtubeは無料で好きな時に見れますし、本当に上手な方が教えている動画もたくさんあります。

ただ怖いのは、上手じゃない人の動画を見て練習してしまっている場合です。ギター初心者には動画の投稿者が上手かどうかわかりません。自分の好きな楽曲のレッスン動画があるからと、弾き方もリズムの取り方もひどい動画を参考に練習して上手くなるでしょうか?最悪、変な弾き癖が付いてしまい直すのに苦労します。

こういった事態を懸念し、僕の生徒さんには「ギターが上手いか上手くないかわからないうちは、Youtube動画を見て練習するのをやめよう」と教えています。

【ギターは独学できる?】ギター歴30年のアコギ講師がお答えします

教室も相性がある

では、ギター教室に通えば絶対上手くなるか?と言われると難しいところです。ギター講師も人間です。あなたと相性が合わなかったり、教え方が下手だったり、そもそも教える技術がない場合もあるかもしれません。ギターが上手いことと教えるのが上手いのは別です。

ギター教室にはたいてい無料レッスンがありますので、体験してみて、先生とうまくやっていけるか確認してから申し込みましょう。

僕も生徒さんとのやりとりで、難しいなと思ったことがいくつもあります。僕のギターレッスンでは、基本的にギターを褒めて教えるよう心がけています。ですが、中にはスパルタ式で「ダメ出しをしてほしい」という方もいます。生徒さん一人一人にあった教え方があるのだと痛感しました。そのあたりは、あなたがどういった教え方をしてほしか先生とよく相談すべきですね。

ギター教室に通っているのに上手くならない?!そんなあなたはコレが原因かも

どんなギターで始めるかが非常に重要

ギターを始める年齢よりも大切なことは「どんなギターで始めるか」です。これをすっ飛ばして「昔から家に放ってあったギター」で始めようものなら、挫折まっしぐらです(笑)それだけ、どんなギターで始めるかが「ギターが弾けるようになるか、弾けないままか」にかかってくるんですね。

”あなたに合った正しいギターの選び方は”下記の記事にかなり詳しく書いてありますのでご覧ください。

【初心者向け】間違いだらけのギター選び:失敗しないアコギの選び方

あなたに合ったアコギの正しい選び方

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以下、ギター選びのポイントを簡単にまとめておきます。

よくある初心者用ギター

初心者用と謳われているギターのほとんどは「初心者用の価格」という意味であったり、ギターに関連するアクセサリー(譜面台やカポ、ピック等)がセットになっている安価なギターだったりします。弾きやすいことは考えられていないモデルが多いんですね。

こういった弾きにくいギターを手にしてしまうと「ギターってやっぱり難しかったんだ」「わたしにはギターは無理でした」となってしまいます。せっかくのギターへの情熱が冷めてしまいますよね。

僕が開催しているギター教室にも、とても弾きにくいギターを持って来られる方が多いのです。ギターによって弾きやすさが全然違う事を知らないのですから当然ですね。

もう既にギターを持っている方はギターを適正にセッティングすることでずいぶん弾きやすくなることを覚えておきましょう。方法はこちらに掲載してあります。

【写真付き】アコギを弾きやすく!自分でできる弦高調整方法

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予算が許すなら10万円前後のギターを選びましょう

買ってから無調整で使えるほど作り込まれたギターは、低価格の初心者向け製品では中々ありません。下記で紹介している”2本目に選びたいギター”でやっと、少し調整すれば弾きやすくなる程度、という感覚を持っています。予算は8万円~10万円前後になります。

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「ギター、続くかわからないし、いきなり10万円もかけられない」と思うでしょう。ごもっともですね。しかし、安いギターを買って弾きにくい・チューニングが合わない状態で挫折するよりも、初期投資を奮発して、できるだけ弾きやすいギターで練習してほしいと思うのです。

これは、楽器への投資ではなく「あなた自身への投資」です。自分にかけられる価値がわずか数千円のわけのわからないギターって方はいないと思います。高価な買い物になりますが、高価なギターで練習する価値があなたにはあります。これからしっかり練習するんですから^^

弾きたい音楽ジャンルや手や体のサイズによってもギターの選び方にコツがあります。初めてのギター購入は何かと不安がつきもの。楽器屋の店員さんにすすめられるまま、なんだかわからないギターを買ってしまった・・・なんてことにならないよう、しっかり自分の買うべきギターを絞っていきましょう!

弾き語りをしたいのなら弾き語りに向いたギターの選び方があります。

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さいごに

年齢が高いほどギターを始めるのを躊躇する傾向があります。気持ちはよくわかります。アラフォーの僕も、これからなにか新しい事を始めるとなると、きっと悩み迷うはずです。

しかし、そこに大きな結果・成果を求めたり、見返りを求めすぎてしまうと失敗します。「こんなはずではなかった」「やっぱりできなかった」などなど。言い訳はいくらでも出てきますからね。言い訳が上手な人は、きっとギターを始めないでしょう。

それでもギターをあきらめない人だけが、ギターが弾けるようになります。なんでもそうですが、「今すぐ始めて、とにかく続ける」これだけです。その時に正しい方法で始められるように、先生に付いたり、自分のレベルに合った教則本・ビデオを入手するだけです。

お金をかけずに何かを得ようとする人ほど失敗しやすいものです。自分が挑戦しようとしていることにどれだけ投資できるか、よく考えてください。ギターには適齢期はありますが、”何歳だから遅い”ということはありません。

さぁ迷っている間にギターを始めてしまいましょう!

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