あなたのファースト・ギターは初心者向けのギターを購入しましたか?それとも家族や友人から譲り受けたものでしょうか?
最初は気に入って弾いていたギターも、上達するにつれ不満が出てきます。「友達の持っているギターより弾きにくい気がする」「わたしには大きくて扱いづらい」「もっと良い音のギターが欲しい」等です。ギターへの不満はあなたが”ギタリスト”に近づいてきた証拠です。
今回は、約30年ギターを弾いてきた僕から見た「2本目のアコギをおすすめするとしたらどんなギターが良いか」をまとめました。当記事を参考に、良いギターに出会えると良いですね^^
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当ブログ著者:たまいやすゆきの20年に及ぶ音楽活動の中から得た ”愛されるミュージシャンになるコツ” を電子書籍にしました✨個人で戦うミュージシャン必携の著です^^無料ですのでぜひすぐに手に入れてください!!
2本目のアコースティックギターの選び方
ギター選定手順
- 新しいギターの基準を決める
- 予算に応じてギターのメーカー・モデルを決める
- オプション・アクセサリーについて検討
1.新しいギターの基準を決める
ギターを選ぶ基準は簡単に決められます。今のギターへの不満を解決できるギターを選ぶことです。
例えば、、、
- 弾きにくい → 弾きやすいギターを
- 音が気に入らない → 気に入る音のギターを
- 大きすぎる → 小ぶりなギターを
- チューニングが合わない → チューニングの安定したギターを
- デザインが気に入らない → 見た目が気に入るギターを
- 音量が大き(小さ)過ぎる → 適した音量のギターを
といった判断基準が自然と決まります。”弾きにくい”にも種類があります。ネックが太くて握りにくいのか、弦高が高すぎて押さえるのに力がいるのか、要因が様々ですので、弾きにくい原因をしっかり見極めることが大切です。
ギターの弾きやすさに関しては、下記の記事にまとめてあります。
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【初心者向け】間違いだらけのギター選び:失敗しないアコギの選び方
あなたに合ったアコギの正しい選び方
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ギターへの不満はおそらく複数でしょう。不満がひとつだけ解決するギターを選んでいては、すぐにまた新しいギターが欲しくなります。できるだけ多くの問題を解決できるギターを探しましょう!
ただし、様々な不満を解消できるギターとなると高額になります。ギターを続けていく限り、おそらく何回もギターを買い替えることになると思いますので、あまりギターの金額をケチらずに、できるだけ多くの不満を解消できるギターを選べるといいですね。僕自身もアコギは20本以上弾いてきましたが、「あれじゃない、これじゃない!」とフラフラしながら行きついたギターが30万円ほどするLarriveeのOM-60というギターでした。
20本以上弾いてきた僕が本気でおすすめしたい弾き語り用ギター
予算の都合もあるかと思いますが、高額なギターはいったいどんな音がしてどれほど弾きやすいのか、ぜひお店で試奏して体感してみてください。試奏するだけなら無料ですからね^^
2.予算に応じてギターのメーカー・モデルを決める
2本目のギターの基準が決まれば、次はメーカーの選定です。1度は手にしてみたいメーカーの代表格はMartin(マーチン)でしょうか。歴史のあるギターメーカーは、やはり選ばれ続ける理由があります。
人気や実績から、弾き語りによく選ばれているギターメーカーを列挙しておきます。ギターを選ぶ際に、一度全部弾いてみることをおすすめします。大型のギター専門手には外国産・国産問わず、たいていのギターメーカーが揃っています。
海外メーカー
- Martin(マーチン)
- Gibson(ギブソン)
- Taylor(テイラー)
- Guild(ギルド)
- Larrivee(ラリヴィー)
- Furch(フォルヒ)
- Cole Clark(コールクラーク)
- Collings(コリングス)
国内メーカー
- Yamaha(ヤマハ)
- Morris(モーリス)
- Yairi(ヤイリ)
- Takamine(タカミネ)
- Headway(ヘッドウェイ)
- Asturias(アストリアス)
- History(ヒストリー)
弾きやすく、サイズ・バリエーションが豊富。チューニング精度も高く、ギターの作り方そのものにこだわりがあるため、独自の音を持っている。等々、様々な基準を満たしています。
個人的にはGibsonのレギュラーラインのチューニング精度は??です。Gibsonは、当たり外れが大きいギターブランドとしても有名ですが、ハズれのギターは本当にひどい。あのようなギターが30万円もするなんて腹立たしいです。ただし、Gibsonカスタムショップ製のモデルは造りが別物のように良いです。目利きの方以外にはGibsonのアコギは難易度が高いと思っています。
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ギター初心者にギブソンのアコギをおすすめできない理由、通販は特に注意
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トップブランドのエントリーモデルは有りか?
Martinなどの海外トップブランドは、ネームバリューが付き価格が高いという難点があります。予算をしっかり取れる場合は良いですが、まずはファーストギターからステップアップを、と考えている場合、なかなか老舗メーカーのモデルには手を出しにくいですよね。
ですが、そこは各メーカーもわかっていて、価格を抑えたエントリーモデルが出ています。Martinなら「Road Series」「X Series」といったモデルです。これらは、ギターの木材や塗装の材質を変える等でコストダウンを図ったモデル。それでもしっかりMartinの音がするところはさすが!といったところでしょうか。
「廉価のエントリーモデルはギターとして成長しない」なんてことを言われた時期もありました。しかし、僕の友人シンガーがメインで使っているX Seriesのドレッドノートは、ここ数年で驚くほど音が良くなりました。ただ単に「当たりのギター」だったのか、よく弾いてあげたからなのかは不明ですが、Martinの名に偽りなし!と思ったものです。
Taylorのエントリーモデル100/200シリーズも、弾き語りアーティストによく選ばれています。僕も数年テイラーのドレッドノートを使っていましたが、テイラーは最初から良い音がするし、ネックの厚さが薄いため、とても弾きやすいギターでした。ギターも良く乾燥していて軽い為、女性にもおすすめです。また、Taylorのエレアコモデルはピックアップの性能(音)が良いことでも有名です。
ギターの予算は自分への投資額
新しいギターに「いくら出せるか」は本当に悩ましいところですよね。僕も数十本とギターを弾いてきましたので、段々買うギターの価格が上がってきて、毎回頭を悩ませます。お金は大切ですからね。
僕の考え方として、「そのギターを買うことで得られるものは何か」を考えるようにしています。予算を抑えて満足できないギターを買う事で、損をすることもありますからね。
自分の納得のいくギターを買って「やっぱり買わなきゃよかった」と思うことは少ないはずです。むしろ、予算をケチったギターを買った時の「もうちょっと頑張って納得のいくギターを買えば良かった」と思う方が後悔が大きいですよね。
今は、ショッピングローンも組みやすいですし、一括で30万円ものギターを支払わなくても効果かなギターを手に入れることはできます。また下記で紹介するように中古を狙うという手もあります。中古品は前のギターオーナーがどんな使い方をしていたかわからないため、品質にバラツキはありますが、良いギターも当然あります。程度により新品の4割~6割で買えることを考えると、「中古ギター」という選択肢もありかなと思います。僕も中古ギター結構買いました。
高額な機材やギターを買うときの僕の考え方を下記の記事にまとめてあります。迷いがある場合は参考になさってください。
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高価な機材・ギターを買おうか迷った時 僕ならこう考える
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3.オプション・アクセサリーについて検討
さて、おおよそ狙うギターが決まってきたら「オプション・アクセサリー」についても検討しておきましょう。
ギターによってはハードケースが別売り、なんてこともあります。また、ライブ用のギターならピックアップを付けたり、ストラップ用のピンを付けてもらうのかどうか、、、その辺りも含めて予算を考えておきたいところです。
たとえば、高額な30万円もするギターを買う場合、僕なら、お店に「弦高調整込みで売ってください」とお願いしちゃいますね。ダメもとでなんでも聞いた方が良いです。さすがに「ピックアップをタダにしてくれ」みたいなのはやりすぎですが、交渉次第で割り引いてもらえればラッキーですよね。日本人は取引が下手ですが、お店側では”お客さんが値引き交渉をしてくることを前提とした金額で売っている”ことが多いので、この辺りは勇気を出して言ってみましょう。
ピックアップやストラップピンなどは、後で取り付けると余計に費用がかかりますし、節約の為に自分でやって失敗した!なんてことになれば泣くに泣けません。僕はストラップピンで失敗していますので、この辺りは十分に注意してほしいと思います。
アコギのエンドピンの取り付け方 素人仕事で失敗しないための注意点
ネットで中古ギターを狙うのもあり
MartinやTaylorのエントリーモデルは、価格を抑えててあると言っても10万円前後。そこまで出せないな、という場合はネットで中古を探してみましょう。お店でお目当てのモデルを試奏してきて、そのギターの中古品を探します。手間はかかりますが、新品を買うより確実に出費は抑えられます。
あなたが「人が弾いたギターは嫌だ!」という潔癖症でなければ、おすすめの購入方法です。
ギターのネット購入を良しとしない意見もありますが、僕はおすすめします。音や状態が気に入らなかった場合に返品OKかどうか、最初に確認しておけば問題ありません。写真と違う、弾きやすさや音が想像と違うなんてことは、あって当然ですから。トラブルにならないよう、手段を講じておけば、ギターのネット購入は怖くありません。
同じ理由で、Yahooオークションを利用するのも手です。事前に購入者に、返品も可能か確認してOKの場合のみ、取引すればいいんですよ。僕はずっとそうしてきました。(中には、返品お断りの出品者もいますが、そこは交渉ですね)高価な買い物を画像だけで決めるのは、売る方にも買う方にもリスクがあります。返品時の送料や、出品手数料等は負担せざるを得ないですが、気に入らないギターを買ってしまうより良いですよね。
中古ギターの状態は出品者の感覚で決められている
オークションやギターショップなどの中古ギターにはたいてい状態がランク付けで表示されていますよね。S=新品、A=良好、B=キズあり、など。あれは担当者の感覚なのであまり当てになりません。新品でも店頭にディスプレされていたギターはたくさんの人に試奏されて傷がついていますしね。
中古品で怖いのは、前オーナーの「弾き癖」が色濃く残っている場合です。
たとえば、ローコードばかり弾かれていたギターは、1、2フレット中心に減っていますし、アコギでチョーキングをするようなプレイをされていたギターは、指板もよく減っています。
こういった生の情報は、ネットの商品ページには書かれていないことが多いです。実物を目にしないとわからない情報ですよね。
中古ギターを現物を確認せずに購入する場合は、上記のマイナス面(弾き癖、キズ、品質)を織り込み済みで購入する必要があります。
2本目のギターを購入するタイミング
欲しい!と思った時がそのタイミングです。
しかし、欲しいと思ってもなかなか踏み切れません。「わたしにはまだ早いかな」「もっとうまくなってからにしよう」と尻込みしてしまうんですね。
でもよく考えてください。これからもギターを弾くつもりがあるならば、音が良くて、弾きやすくて、気に入ったギターを早く手にした方が良くないですか?ギターの購入は自分への投資ですから、自分がギターを続けることに価値がある!と思えば思い切って購入したほうが精神的にも楽になります。
買ってしまえば、「もっと早く買えば良かった~」となるんですから^^
たとえば、MartinやGibsonのようなアコギのトップブランドを手にする場合、”周りの目”が気になりますよね。まだギターも上達途上でそんなにうまく弾けない段階では、高価なギターは釣り合ってない気がしてしまうんですよね。
しかし、ギターは上手くなってから買うのではなく、上手くなるために買うんですよ!いいギターで練習することの意味をよく考えてくださいね。周りの目に負けず、あなた自身の気持ちを大事にしてください。あなたが高いギターを買ったとして、迷惑を被る人なんて誰もいないんですから。
予算別:2本目におすすめなアコースティックギター
どうせ買うなら「音が良くて、弾きやすく、チューニングも安定して、デザインも気に入ったもの!」となりますよね。条件が増えるほど金額も高くなると思ってください(笑
僕がおすすめする「2本目の弾き語りに最適なギター」を予算別に紹介します。
僕が注目した条件は
- 実績があり生音が良い
- 弾きやすい(押さえやすい)
- チューニングの精度に定評がある
という点です。
下記で紹介するギターはすべて「ピックアップ無しの生ギター」です。最初からピックアップが搭載されたギターのおすすめは下記の記事で紹介しています。
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※各ギターの最新価格・詳細はリンク先をご確認ください。
予算10万円以下のギター
GUILDというメーカーはあまり聞いたことが無いかもしれませんが、60年以上の歴史を持つ老舗メーカーです。偉大なミュージシャンに支持されてきた実績があり、通好みのギターという位置づけで人気があります。
ストローク系の楽曲に合う、骨太な音を持ち、同じストローク系が得なGibsonよりチューニングが安定している印象を持っています。なかなかGUILDをメインで使っている弾き語リストは見たことがありませんので目立つでしょうね^^ヘッドの形が非常にカッコいいです!
おすすめしているD-140はモデル名にDが付く通りドレッドノートモデルです。大きなボディのギターですので大きな音が出ます。ドレッドノートは弦のスケール(ブリッジからナットまでの弦の距離)が長いので一般的には押さえる力が必要とされています。どちらかというと男性向きでしょうか。どんなギターでも買った状態が一番良いとは限りません。あなたのプレイスタイルに合ったようにギターを調整してあげることで、より弾きやすくなります。ギターの調整はプロのリペアマンに依頼しましょう。
材質違いでGUILD ( ギルド ) / D-120 Naturalといったモデルもあります。ギターのメイン材にマホガニーが使われています。マホガニー材の特徴は温かみのある落ち着いた音色です。
女性でもこのドレッドノートタイプの大きなギターを弾く人はいっぱいいますので、大きな骨太な音が欲しい方にはピッタリのギターと言えます。
Martinギターが10万円以下で買えるなんて夢のようです。Martinブランドでありながら、よくこの価格が実現できたな~という驚きのラインナップです。
しっかりMartinの音がするところはさすが世界のトップブランドといったところですね。塗装の回数を減らしたり、各パーツや木材の質を落としたりといった工夫で価格を下げています。
モデル名にもなっているOOO(トリプルオーと読みます)はボディサイズのことです。小ぶりで持ちやすいサイズで、男性にも女性にも選ばれている形ですね。OOOは上記のドレッドノートよりスケールが短くなりますので、その分弾きやすさは増します。
サイズが小さいと、低音の響きが無くなる分、音の立ち上がりが早く、クリアな音質になると言われています。指弾きにもストロークにも十分対応できるおすすめのギターです。
※ケースが別売りになっていますので注意が必要です。
K.YAIRI ( ケーヤイリ ) / LO-K7-SAP NT
国産ギターでおすすめはK.YAIRIです。K.YAIRIのギターには永久品質保証が付いています。そのギターを使い続ける限り、最後までメンテナンスしてくれるということです。このモデルはもう古いから修理できません、と断られることが無いのはユーザーにとってうれしいですね。
国産のギターは、音に特徴があります。僕がK.YAIRIギター全般に思うことは「音が軽ろやか」ということ。音に深みが無いという事では無く、音の軽やかさを狙って作られているんでしょう。好みがわかれる音色ではありますが、明るいポップス系の楽曲に良く合いそうです。
予算10~15万円のギター
予算が10万円を超えてくると憧れのTaylorも候補に入ってきます。Taylorのラインナップでモデル名の頭に「1」や「2」が付くものはエントリーモデルとされています。紹介のモデルは214ですので、エントリーモデルの中でも上位バージョンとなりますね。210、212、214といったモデルの違いはボディサイズになります。
214はグランドオーディトリアムというサイズで、ストロークでも指弾きでも十分な存在感を示せる即戦力ギターです。Taylorギター全般に言えることですが、とにかく買ってすぐ音がいい!そして最初から弾きやすい!!デザインもカッコイイですね^^
使ってる人が多いですが、10万ちょっとでこの音が手に入るなら、一度は検討してみたいメーカーです。
僕もメインで使っているLARRIVEEも視野に入ります。日本でのLARRIVEE人気は、ミスチルの桜井さんが使っているのを見て気になった人が多いようですね。僕も好きなアーティスト(TeteやNunoが使っていて知りました)
Larriveeの特徴はナット幅がやや広いことです。通常アコギは42mm程度が一般的ですが、Larriveeの人気モデルのほとんどがナット幅45mm。いままでのギターから乗り換える時に違和感があるかもしれませんが、これが慣れると非常に弾きやすい!指が太い人にも良いかもしれませんね^^
モデル名に「L」が付くシリーズはボディ形状が独特です。ドレッドノートの良いところ(低音がしっかり出る)を残しつつ、抱えやすいボディを追求した結果、このL形というモデルが生まれたんでしょうね。ユーザビリティの非常に高い人気モデルです。
Larriveeギターの音色は全体的に「上品な音」という印象です。もちろんピックでガシガシ弾く演奏も指弾きも得意とするオールラウンダーなギターです。
予算15~20万円のギター
この価格帯のギターを選べるならば、今のギターへの不満はほとんど解消されるのではないでしょうか?あとは出音とデザインの好みの問題です。OOOシリーズはスケールが短い為弾きやすく、Martinのネックシェイプは非常に握りやすい形状です。
とにかく、Martinはギタリストの憧れブランドですので、所有欲も満たしてくれますね。一生もののギターになりえます。
Martinに限らず、高級ギターは上を見たら数百万円です。しかし弾き語りメインのアーティストにとって200万円のギターは必要でしょうか?手に取りやすく、いつでも気軽に弾けるモデルで、今考えられる精いっぱいの価格のものを選べば、きっとあなたの希望にかなったモデルが見つかるはずです。
その時にぜひ検討していただきたいのが、上記のMartin OOO-16GTです。
LARRIVEE(ラリヴィー) / OM-40 Rosewood
LARRIVEEのOMモデルは僕も使い続けて非常に満足していモデルです。モデル名にRosewoodとありますが、これはトップ板に使われている材のことです。同じサイズのモデルでもRosewoodというだけで数万円高くなることもあります。音がクリアでハッキリした音になるのがRosewoodの特徴です。どんなジャンルにも合わせやすいギターですね。
OMというサイズはドレッドノートと同じ弦のスケール(弦長)を保ちつつ、ボディサイズを小さくしたモデルです。音の立ち上がりが早く、粒が揃った音質が特徴となります。ルックスも、なんともギターらしいですね^^
LARRIVEEの最近のギターは、ピックアップを搭載することを考慮して、ピックアップ(プリアンプ)搭載用の穴が最初からあけられているところがうれしい仕様です。自分で開けると失敗する恐れがありますからね。
15~20万円までの価格帯でドレッドノート型の2本目ギターを選ぶなら、Taylorは外せません。僕も随分弾き込んだ310モデルは「弾きやすい・音がいい・音が大きい」とギタリストのあらゆる要求を、高い次元でクリアしてくれるでしょう。
Taylor全般に言えることですが、音がクリアでハッキリした煌びやかな音です。ストロークの曲が多いギタリストに特におすすめです。また、ネックの形状が非常に握りやすく、厚みが薄く作られていますので、弾きやすさに関しても他を圧倒しています。色んなギタリストに選ばれているのも納得です。
また、Taylorはハードケースもかっこいいんですよね~^^
生ギターにおすすめのピックアップ
上記で紹介したギターはすべて「ピックアップ無し」のモデルです。エレアコでは無い、生ギターです。
ライブで使うには、マイクをギターの前に立てるか、ピックアップを別途取り付ける必要があります。ピックアップは別途取り寄せて簡単に取り付けられるギターもありますし、ギター自体に穴あけ等の加工をする必要があるものもあります。
ライブで使うことを考えると、最初からピックアップは取り付ける方向でギター購入できるといいですね。通販で購入する場合は、事前にピックアップが加工無しで取り付けられるかどうかお店に確認すると良いでしょう。
僕のメインギターのLarrivee OM-60は無加工(穴あけ無し)でLrbaggsのlyricというピックアップが取り付けられました。
自分で穴あけすると失敗する恐れがあります。加工無しで取り付けられるピックアップを購入するか、ピックアップ取り付けのできるお店で別途取り付けてもらいましょう。高いギターに穴を開けるなら、やはり専門の方にやってもらった方が無難です。
Lrbaggsのlyricはこちらの記事で詳しく紹介しています。
➡「弾き語り用アコギにピックアップを付けるならコレがおすすめ」
さいごに
新しいギター選びは、慎重になるほど手が出なくなります。
ギターって高いですし、弾いてみないとわからないですし、なんだかもう今のギターでいいや!なんて思いながらも、いつも新しいギターのことが頭から離れないんですよね^^僕もギター欲しい欲しい病なのでよくわかります(笑
ちゃんと弾き続ければどんな高いギターでも無駄ではありません。逆に、妥協して買ったギターにすぐ飽きてしまう方がもったいないですよね。
あなたの予算に応じた、あなたのプレイスタイルや声に合ったギターが見つかると良いですね^^