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■ギターについて

エレアコのおすすめ機種4選!アンプからの出音が良いモデルを厳選しました

とにかくアンプからの出音が良いエレアコが欲しいんだ!!

という男気のあるあなたに、ギター歴30年の僕の経験から”エレアコとしての性能を追求しまくった良音ギター”を紹介します。

アコギの生音からかけ離れた音のエレアコが多い中、アンプから音を出しても本当に良い音のギターを作るメーカーが増えてきました。アンプの出音は諦める・・・もうそんな時代じゃないんですね^^

ギターの生音をそのままアンプ(スピーカー)から出したい!そんなギタリストのわがままを叶えるモデルに出会えるかもしれませんよ!?

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良音エレアコのおすすめ機種4選

”生音をスピーカーから再現する”ことに関しては、エレアコは海外メーカーが優れています。日本のメーカーでもYAMAHAやTAKAMINEなどが優れたエレアコモデルを発売しています。しかし、生音に近い音がアンプから出るか??と言われると今一つですね。

※製品詳細と最新価格はリンク先でご確認ください。

良音エレアコのおすすめ No.4

TAYLOR ( テイラー ) / 314ce
TAYLOR ( テイラー ) / 314ce

MartinやGibsonと肩を並べる人気ブランドTaylor。Taylorの良さは、生音も非常にクリアで良く鳴ることでしょう。ギターは買ってから育てる物と言われてきましたが、Taylorギターは買ってすぐよく鳴ります。生鳴りの良さは、今回紹介する4機種のうちでもトップクラス。ハッキリした明るい印象のサウンドが特徴です。ポップスやロックには良く合うでしょうね。

肝心のアンプからの出音ですが、Taylorはギターに仕込むマイクに特徴があります。EXPRESSION SYSTEMというTaylorが独自に開発したピックアップシステムが搭載されています。ギターの生音を極力アンプから出せるような研究がされ、一時期はこれ以上のエレアコは無いのではないかと思うほど、音の再現性に優れていました。現代ではTaylorギターのアンプサウンドを追い越すメーカーやピックアップが開発されてきていますので、アンプからの出音が1番良いか?と言われると1番では無いですね。(Taylorのエレガットの音の良さは、抜きん出ています)

サンプル音源を聞いてみましょう。

ギターのモデルは違いますが、生音(アンプを使わずに)だけの動画と、ピックアップ(アンプから)の音との比較動画です。Taylorギターはそもそも生音が素晴らしいことが良くわかりますね^^アンプからの音も素直な加工しやすい音という印象です。プリアンプ等で好みに加工すれば、ライブでも随分”使える”音に仕上がるでしょうね。

TyalorのピックアップシステムEXPRESSION SYSTEMにはES1とES2という2種類があります。この違いは音の拾い方です。ES1はギター内部に数か所仕込まれたマイクをMIXして出力するのに対し、ES2はサドル下にセットされたピックアップマイクで音を拾っています。現在はES2が主流ですが、ユーザーによってはES1の方が音がクリアだという方もいるようです。

ES2はサドル下で音を拾っている分、ES1より音の立ち上がりが早いというのが、一般的な評価ですね。現状はES1→ES2といった交換はできないようです。

Tyalorのモデルは型番の末尾に「E」が付いているものはエレアコ仕様になります。エントリーモデルの100シリーズや200シリーズにもEの付くエレアコ仕様のモデルはありますが、ESシステムの廉価版が付いています。音にこだわるのならばエントリーモデルはおすすめしません。300シリーズ以上がおすすめです。Taylorはボディサイズも豊富ですから、あなたにあったギターが見つかるでしょう!

良音エレアコのおすすめ No.3

Cole Clark(コールクラーク)

ジャック・ジョンソンの使用で一気にメインストリームに躍り出た感のある新興ギターメーカーでしたが、すっかり人気が定着しましたね。コールクラークの売りは何といってもアンプからの出音の良さです。生音を犠牲にしている感はありますが、ギターが鳴り過ぎるとハウリングを起こしやすいので、その辺りは狙って作られているのかもしれませんね。個人的にはコールクラークの生音はお世辞にも良いとは言えないレベルだと感じています。その代わりアンプからの音は素晴らしいですね。弾き語りアーティストによく選ばれている理由がわかります。

コールクラークもピックアップシステムが独特で、良く研究されていると思います。サンプル音源を見てみましょう。

生々しいサウンドですね。一瞬、生音なの!?と思ってしまいました。(撮影の都合上、カメラのマイクで生音を拾っているのかもしれませんが)コールクラークはヘッドのデザインもまたカッコいいんですよね~^^なんとなくメーカー本拠地のあるオーストラリアの雰囲気を感じます。

ピックアップシステムもモデルによって数種類あります。基本的には複数のピックアップマイクをブレンドして音を出します。ボディやネック付近、サドル下といった部分にピエゾピックアップという弦やボディの振動を音に変えるマイクが仕込まれ、アコギ本来の鳴りを極限まで再現します。モデルによってはプリアンプ部にコンデンサマイクが仕込まれているものもあり、より生音に近づくことができます。

コールクラークが日本で出回るようになった頃は、音の良さから弾き語リストからは羨望のまなざしで見られていました。ほとんどのモデルが20万円以上しますので、1本目のエレアコとしては選びにくいギターメーカーです。しかし、アンプからの出音の良さはトップクラスでしょう!

昔はコールクラークの日本支社があって、モニターアーティストに採用されると少し安く買えたんですが、今は日本支社が見つからないですね。撤退しちゃったのかな?

良音エレアコのおすすめ No.2

MARTIN ( マーチン ) / OM-28E Retro
MARTIN ( マーチン ) / OM-28E Retro

マーチンはエレアコのイメージが無い方も多いようですね。しかし、ピックアップメーカーのFishmanとコラボしてから、良質なエレアコを出していますよ!マーチンギターの特徴は何と言っても「生鳴り」が素晴らしいこと。好みはありますが、アコギの王道であり基本となるサウンドです。一度は手に取ってみたいと思っているギタリストも多いことでしょう。

サウンドはこんな感じです。

コンデンサマイクでの音とピックアップからの音の比較動画です。マーチンのエレアコはFishmanのAURA F1というシリーズが使われています。このギターのピックアップはサドル下のピエゾピックアップのみですね。サドル下のピエゾピックアップは音の立ち上がりは良いものの、音がプリプリした印象です。それを補うためのテクノロジーが入ったピックアップAURA F1+が付いています。AURAにはF1+、F1、F1 Analogという3種類のピックアップがあり、F1+とF1(つまりF1 Analog以外)はボディの鳴りをシミュレートする機能があります。この機能が優れモノで、音を劇的に良くします。

友人のギタリストを家に招いたときに、このAURA F1の威力を実感しましたが、まさに脱帽物の音の良さでした。その彼はGPCPA1というモデルを使っていました。エントリーモデルにはAURAのF1 Analogが付いていることがあります。これは音のトーンとボリューム、位相反転、チューニングしか機能がありませんので注意が必要です。

良音エレアコのおすすめ No.1

Maton(メイトン)

メイトンギターも、コールクラーク同様オーストラリアのギターメーカーです。創業60年以上で、オーストラリアでは老舗ですね。メイトンといえば、アコギの神様トミー・エマニュエルご用達のギターとして名高いです。トミー=メイトンという感じです。アコギ界のトッププロに愛用されるポテンシャルがあるギターということですね。

プロに選ばれるほどだから相当高いんだろうな?と思いますか?確かに40万以上する高額モデルもありますが、20万円程度のモデルも多数あります。中古なら10数万で出回っていますね。

なかなか日本では出回らなかったメイトンギターですが、取り扱いは下記の2店舗が本数が多く、安心して購入できると思います。

イケベ楽器

ワタナベ楽器

肝心の音を体験してみましょう!

まぁええ音ですわ(笑)心がざわつきますね!ギターリストの井草聖二先生の上手さも際立っております。ソロギターを演奏するギタリストに好まれるギターですが、近年では秦基博氏のモデルが発売されるなど、アコギの弾き語りアーティストも注目のギターメーカーです。ネックの薄さや、弦のテンションの低さはTaylorに並ぶ弾きやすさです。

メイトンギターもピックアップシステムの変革が幾度とありましたが、近年のモデルはAP5 PROというシステムにほぼ統一されたようです。このピックアップシステムの特徴はサドル下のピエゾピックアップ+ボディ内部のコンデンサマイクです。とくにコンデンサマイクはギターの音をマイクで拾う役割ですので、生音をそのまま再生することになります。音が良いわけですね^^

通常、ギター内部にコンデンサ等のマイクを仕込むとハウリングが起き使い物にならないものですが、近年のLRBaggsしかり、マイクをギター内部に仕込むことに前向きになってきた感があります。ハウリングを抑える技術が進歩したんでしょうね。音楽に関わる進歩って本当に目覚ましいです。

コンデンサマイクで足りない帯域をピエゾピックアップの音とブレンドして出力することで、非常に生々しい、瑞々しいサウンドを再現できるんですね。

専門のギターショップでなければ、なかなか実際に手に取って弾いてみることの難しいギターですが、わざわざこのギターを見に行く価値のあるサウンドです。コールクラークと違い、生音の方もずいぶん素晴らしい音だと感じます。音量はテイラーやマーチンのほうがある印象ですね。

良音エレアコは価格も本気

僕がおすすめする本気のエレアコを見ていただきました。音も本気なら金額も本気ですね^^;20万円以下で良い音のエレアコを手に入れようとするのは無理があるようです。。。まぁ中古市場を探すという手もありますので、どんなエレアコが一般的に人気があり、音が良いとされているのか知っておくと良いと思います。

ギターの世界は、金額は青天井ですから、目いっぱいの予算を組んだ方がよさそうですね。

日本のアコギはどうなの?

日本の大手メーカーのギターは、アコギの生音を再現するというよりは、いかにライブでトラブルなく、大きな音が出せるかに注力して作られている感があります。品質第一ということですね。モノづくりの素晴らしい姿勢だと思います。ただ、もう少し、生音指向も強めて行ってもらえると、次のギターを選ぶ時の候補に入るのになぁと思いますが。

逆にルシアーもののギター(個人製作家)が作られている日本のギターは素晴らしいですよ!Ken Oya Guitar など、とくにソロギターをされる方によく選ばれているギターもありますしね^^

ギター製作の世界も技術は日進月歩ですので、すぐにまた新しいギターメーカーや、ピックアップシステムが出てくるんでしょうね。楽しみです♪

さいごに

アンプ(スピーカー)から、アコギの生音に近い音を出すことに、歴代のギタリストはずいぶん苦労してきました。ギターゴッド:トミー・エマニュエル先生も、幾度となくマイクのシステムを変えてますからね。なかなかゴッドの耳を満足させるシステムは無いものと思われます。

しかしここにきて、ようやく”アコギらしい”音がアンプから出るようなエレアコがリリースされるようになってきたと感じています。

僕は自身は、アコギに気に入ったピックアップを取り付けることでエレアコ化していますが、最初からスピーカーから音を出す前提で作られたギターでも活動してみたいですね。

良い音には良いケーブルも重要ですよ~^^
➡「エレアコ用のおすすめシールド。弾き語り用アコギに最適なケーブルは?