20本以上弾いてきた僕が本気でおすすめしたい弾き語り用ギター 

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僕はかれこれ30年ほどギターを弾いています。アコギに関しては20本以上は買ったりもらったりしながらメインギターを変えてきました。

ギターについてあれこれ悩んできた中で、弾き語り用ギターを選ぶ自分基準と、その基準に合致するギターを紹介します。あなたのギター選びの考え方のひとつとして参考にしていただければ幸いです。

アコギ選びの自分基準(弾き語り編)

こんなギターがおすすめ

  • 弾きやすい事
  • ボーカルとの音量・音質バランスが良い事
  • チューニングが合う事
  • その他(見た目など)

まず最初に、弾き語り用に選ぶギターと、ソロギター用に選ぶギターは基準が違います。弾き語りのギターはあくまでも伴奏用ですので、歌を引き立てなくてはいけません。あまりギターが主張しすぎても歌とのバランスが悪くなるんですね。

ソロギター用のギターは100万円、200万円と高価なものがいくらでもありますが、弾き語り用にソロ用ギターを使う必要はないというのが僕の考え方です。

それでは、僕の考える弾き語り用ギターの選定基準を見ていきましょう!

1.弾きやすい事

弾きやすい事は何にもおいて優先しています。当たり前のようですが、意外とGibsonやTaylorなどのブランド、そしてギターの金額に満足して、弾きやすい事を追求するのを忘れがちです。

たしかに、ブランドものギターは所有欲を掻き立てます。僕も「使ってみたい」という理由で王道と言われるギターブランドのギターを何本も手にしました。買っただけで満足し、結局は手放してしまうのがそういった「勢いで買ったギター」です。メインのギターに慣れなかったんですね。

ちなみに”弾きやすい”とは、

  • 弦が押さえやすい
  • ネックが握りやすい
  • ボディが抱えやすい

といった演奏性に関わる部分です。ここを度外視してしまうと、どんなにいい音が出るギターでもメインになり得ません。弾きづらくてミスしやすいギターをライブでメインに使うでしょうか?やはり弾きやすいというのはギターを選ぶうえで一番に考慮すべきポイントでしょう。

買った後で弾きやすくカスタマイズすればいいじゃないか、という声も聞こえてそうです。基本的に僕も弦高調整など、自分でギターに手を加える派ですが、世の中には最初から弾きやすいギターというものが存在します。買ってそのまま使えるギターですね。後ほど実際のモデルを紹介します。

2.ボーカルとの音量・音質バランスが良い事

弾き語り用に選ぶギターである以上、歌との音量バランス、音質のバランスが良いことも重要と考えてます。アコギは音が大きければいいギターだと勘違いしている人もいますが、弾き語り用ギターにおいて音量は大きすぎても扱いづらいものです。声の小さい人が出音の大きなギターをガンガン弾けば、ギターに負けてしまいます。

では、小さな音で弾けばいいのでしょうか?ギターの力強いストロークを小さな音で出す・・・これは至難の業です。しかも歌いながらこんなことに意識を持って行けるでしょうか?ギターを30年弾いてきた僕でも、このような芸当をライブの間中やってのけることはできません。

やはり自分の声質、声量にマッチしたギターを選ぶべきと考えます。

アコギはメーカーやモデルによって音に特徴があります。個人的にはヨーロッパのギターは繊細で煌びやかな音がすると感じて、しばらく使っていました。しかし、好きな音が自分の声に合うかは別問題。そこで、自分の声との音質バランスも考えるようになりました。

3.チューニングが合う事

チューニングは非常にナイーブな問題です。ある有名なギタリストは「チューニングの合うギターは無い」と言ったとか言わないとか。これは、チューナーでチューニングしたときに、全弦チューニングが合うかどうかという問題ではなく、ローフレットからハイフレットまでピッチがずれることなく弾けるか、という話です。

ローコードを弾いた時はしっかりチューニングが合っているように聞こえても、ハイフレットでコードを弾いた時に非常に気持ち悪い響きになるギターがあります。ローコードしか弾かないギタリストは良いですが、20万もするようなギターを買って、このチューニング精度ではやってられませんよね。

僕は、7フレット以上で弾くコードを多用しますので、この「ハイフレットでのチューニング」はシビアに考えています。

4.その他(見た目など)

そのほかには色味・ヘッドの形状・ペグの形やロゴマークなど、見た目の部分が入ってきます。ライブで弾き語っているときは、ほとんど自分のギターを見ませんので、ルックスに関しての重要度はどうしても下がりますね。

上記の1.2.3.の項目が合格であれば、総じてルックスも良いものに当たる確率が高いので、その辺は安心していますが(笑)

本気でおすすめしたい弾き語り用ギター

紹介した自分基準をクリアしたギターを紹介します。どれも30万円を超えてくる金額ですが、「お値段以上」の価値があると確信できるギターです。

おすすめのボディサイズはOM(オーケストラモデル)。このサイズの特徴は、OMより一回り大きな”ドレッドノート”というモデルと同じスケール(弦の長さ)で、ボディだけ小ぶりになっている点。これにより、弦のテンションはドレッドノートのまま、音量を控えめ&抱えやすいという特徴があります。ボディの厚みもドレッドノートより少し薄いのがいいですね。

僕は20代の頃はドレッドノート一筋だったんですが、段々ドレッドノートサイズをライブで持ち歩くのに疲れまして(笑)ひとつ下のサイズ、OMにしたところしっくりきた経緯があります。替えてみると、音量も僕の声量に対してバランスがとりやすく、惚れ込んだのでした。

下記2本以外にも良いギターに出会ったら追記していきますね!

LARRIVEE OM-60

現在のメインギター。LARRIVEE(ラリビー)はあまりメジャーなギターではありませんが、歴史は長く世界中にファンがいるギターメーカーのひとつです。ミスチルの桜井さんが使用したのをきっかけに、日本でも売れるようになったとかなんとか。僕も好きなアーティスト(TeteやNuno)が使っているのを見て気になっていました。

このLARRIVEE OM-60は、買ってから弦高などに自分で手を加えていない初めてのギターです。これまで何本も弾いてきましたが、自分で手を入れなかったギターはなかったので、衝撃でした。これまでは、新品で買っても中古で買ってもどこか気に入らない部分があって自分で調整してきたんですよね。

元々はクラシックギターを作っていたメーカーだからなのか、若干フレットが幅広に作られていますが、それが僕の手にはしっくりきました。Taylorのような薄すぎるネックは弾きやすくはありますが、”しっくりくる”という感じはなかったですね。しかしTaylorも相当良いギターです。しばらくメインで使っていました。

martin、gibosnと違い、日本ではなかなかお目にかかることのできないLARRIVEEギターですが、東京・お茶の水界隈の楽器屋では、中古・新品問わずストックがありますので、ぜひ一度試してみてください。僕がおすすめしている理由がわかると思います。

LARRIVEE OM-60の注意点は、エレアコではないことです。

気に入ったピックアップを自分で取り付けることになります。ピックアップが取り付くように、最初からエンドピンの穴開け加工がされているのか、好印象でした。

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MARTIN OM-21


MARTIN OM-21は、上述のLARRIVEE OM-60とどっちを買おうか最後まで迷ったギターです。

MARTINはドレッドノートモデルのDシリーズやOOO(トリプルオー)シリーズが特に有名で、わざわざOMを選ぶ人も珍しいかもしれませんね。しかしながら、ボディサイズといい、音量といい、僕の理想のギターでした。OMシリーズには16や28といった他の型番も存在します。

しかしこの21というシリーズには特徴があって、「パフォーミング・アーティスト・シリーズ」というネック仕様になっています。ネックの形状が非常に弦を押さえやすい構造になっているんですね。体感的には他のギターよりも指板面がフラットにセッティングされているような感じがします。弾いてすぐに「これは弾きやすい!」と感動したギターです。

MARTINだから・・・というわけではないんですが、音も落ち着いた、いわゆる”王道”という音で、安心する音色です。本当に魅了されます。

MARTINはGIBSONと並ぶアコギ界の老舗ですが、GIBSONと違って、新しい製造技術をどんどん取り入れ、現代化に成功しています。いい音がするわけです。ブランド志向じゃないギタリストにも、一度はMARTINを手に取ってほしいものです。個人的にはGibsonは、ビンテージかカスタムショップ製以外は弾く気が起きませんね。理由は下記の通りです。

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MARTINのモデルには、「18」や「28」「35」「45」などとモデルナンバーが付き、通常は数字が高い方がグレードが高くなっています。しかしながらこのOM-21は上位の28と同スペックの木材を使っていますので、音色は折り紙付きなんですね。

OMの中でも21はマイナーなモデルですが、LARRIVEEよりは見つけやすいギターです。ぜひお店で弾いてみてください!試奏ブースから出られなくなりますよ(笑)

僕も消費税が10%になってしまう前に、なんとかLARRIVEEに何かあったときのバックアップギターとして入手したいと思っていますが・・・どうなることやら^^;

さいごに

LARRIVEE OM-60とMARTIN OM-21。30万円越えのギターを2本紹介しましたが、ビギナーにいきなりこの手のギターを進めているわけではありません。

「よし、そろそろ本気の1本が欲しい!」「一生もののギターを見つけたいな」と考えている弾き語りアーティストに、こういった弾きやすいギターを手に取ってほしいなと思い記事にしました。

僕の弾きやすいが、あなたの弾きやすいとイコールにならないかもしれませんが、闇雲にギター探しをするよりは、ある程度基準があった方が探しやすいと思います。ずっと弾いていくギターですから、やはり自分の音楽スタイルに合って、弾きやすいギターを手に入れたいですね^^

いいギターに出会えますように!

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Y.Tamai@C4M

たまいやすゆき/1980年生まれ。ギター歴30年/弾き語り歴17年。サラリーマンでエンジニアをしながら、「たまいよーすけ」名義のアコースティックユニットで年間20~30本のライブを継続中。◇プロフィール詳細◇ライブのご依頼:呼んでいただければ全国どこへでも♪

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