当Blogのお悩み相談で断トツに多いのが「ギター教室に通っているのに思うように弾けない!!」という方からのメッセージ。
などなど。なぜそれをストレートに先生にぶつけないんでしょうか??というささやかな疑問は置いておいて、ギターを習っているのに上達しない原因を探ってみましょう。当てはまる箇所があれば、問題をクリアにすることもできますよ^^
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ギター教室の先生との相性が合わない
ギター講師も人間です。楽器だけの話ではなく、「教える:教えられる」ということは人と人とのコミュニケーションですよね。当然そこには人間関係による相性という問題が出てきます。
ギターの先生の性格、そしてあなたの性格、これがマッチしないとどちらもつらい思いをすることになります。双方の相性が合わない場合どんなことが起こるのでしょうか?
先生側からしてみれば、、、
と感じているかもしれません。
逆に、生徒さん側からしてみれば、、、
と感じているということもありそうですよね。
人間ですから相性が100%合うなんてことは難しいですし、期待すべきでもないと思っています。ただし、ギターレッスンにおける意思疎通の食い違いは、ギター講師側が吸収すべきだとも思っています。やはりお金をいただいてギターを教えている側が、できるだけ生徒さんに寄り添う形が理想ですよね。ギター講師って、ギターが弾けるようになりたい生徒さんの希望を叶えてあげるお仕事なんですから。
下記に、僕が考える理想のギター講師像を考えてみました。自分がギター講師をするのなら、こうありたい!という理想です。僕自身がこの理想通りに生徒さんに教えられているかは甚だ疑問ですが^^;
僕が考える「良いギター講師」
「ギターが上手い」ってのは前提とします。
褒め上手
やっぱり人間って何歳になっても褒められたいんですよ。だから、生徒さんが上手にできた部分は、スっと褒めてあげて気分よくギターが続けられるように雰囲気を作ってくれる先生が理想ですよね。
褒めてくれる先生って話しやすいから、生徒さんからの質問もしやすいはずです。なんでもかんでも褒めればよいというわけじゃありませんが、「生徒さんが一生懸命やってきたな」とわかる部分は褒めて伸ばしてあげたいですよね。
ギターに関する知識が豊富
ギターが上手でもギター本体に関する知識が乏しい先生もいます。たとえば、ギターのメンテナンスに関する部分。次項の「ギターの調整ミス」の内容と重なりますが、ギターは調整次第でいかようにも弾きやすくなります。
生徒さんのギターに対して、調整やメンテナンスのアドバイスも包括的にしてくれる先生は良い先生ですね。ギターが初めてならば、なおさらギターの弾きやすさなんてわかりませんし、ましてや調整で弾きやすくなることも知らないでしょう。そこを指摘してあげてこそ、ギター教室に通っている意味があると思います。
「ギターの音の張りが~」「ギターの音量が~」の前に、まず弾きやすいギターに調整してあげる。ギターの練習ってまずそこからだと思うんですよね。
生徒さんによって教え方を変える
フランチャイズでやってるギター教室(YAMAHAとかKAWAIなど)では、カリキュラムやテキストが決まっていて、なかなか生徒さんによって教え方を変える、ということは難しいかもしれません。
しかし、カリキュラムは全員同じでも、「伝え方」は先生の努力で変えていけるはずです。要するにどんな言葉を選んでカリキュラムを進めるかってことですね。淡々と無駄無く授業のように進めていく方が伸びる生徒さんと、時に雑談を交えて、先生のオリジナル曲なんかも聞かせながら楽しく進めていく方が長く続けられる生徒さんなど、千差万別です。
その生徒さんの性格を読み取って、押し方を試行錯誤できる先生は良いギター講師だと思います。教えることに向いていますよね。
そういうギター講師は、個人で経営している「町のギター教室」に多いかもしれませんね。
ギターの調整ミス
ギター教室の先生とのやり取りに悩まれてる場合の他に、ギターが無調整のためいつまでたっても思うように弾けない場合もあります。
本当はギターの先生がギターの調整までアドバイスしてくれるのが一番ですが、先生も忙しければそこまで面倒見てくれません。
例えば、「毎日練習しているのにちっともバレーコードがきれいに鳴らない」というような場合、ギターを適切に調整することでコードがきれいに鳴るようになることがあります。
ギターにもよりますが、ギターは買った状態が最適なセッティングとは限りません。むしろ、購入後に調整の必要なギターの方が多いのです。ギター初心者はこのことすら知らずに、弾きにくいギターで頑張ってしまいますが、弾きにくいギターでは、プロでもまともに弾けませんので、やはり一番最初にギターの調整をすべきです。
調整次第では弾きやすさが劇的に変わる場合もあります。
僕のところに相談メッセージをくれた方で、1年以上ギターを習っているのにコードがきれいに鳴らないという方がいました。その方にギターの調整のアドバイスをしたところ、楽器屋さんでギター調整をしてもらい弾きやすさが劇的に改善されたそうです。悩んでいたコードの響きもずいぶんよくなり、「今までのギターは何だったのか」とおっしゃってました。
それほどギターの調整は大事です。
自分のギターが弾きやすいかどうかわからない場合は、先生の弾いているギターと弾き比べてみるのも良いでしょう。
ギターの調整は自分でもできますが、道具とコツが必要なこと、そして弾きやすさの基準がなければできません。基本的にはギターを買ったお店に持ち込みましょう。「ギターの弦高(げんこう)調整をお願いします」と伝えれば、まともなギター屋さんなら対応してくれますよ!
どうしても近所にギターを調整してくれるお店がなければ、失敗覚悟でチャレンジしてみるという方法もあります。下記にギターの弦高調整方法を載せますが、自己責任でお願いしますm(_ _)m
➡「アコギの弦高を下げて弾きやすくしよう!自分でできるネック調整方法」
ギターの練習不足
「ギターのレッスンを受ければどんどん上手くなる」と考えている人、すごく多いです。いやいや、ギターってそんなに甘くないですよ^^;
プロになるような人は1日8時間弾く、なんて聞きますが、ギターの習い始めなら1日15程度で十分でしょう。どれだけ弾いても手が痛くならないような感覚が身に付けば、好きなだけ練習すれば良いのです。
大事なのは毎日弾くこと
これをせずにギターが上手になると思い込んでいる人が多い。こういう生徒さんを持ってしまうとギターの先生も大変です。レッスンのたびに振出しに戻ってしまい、毎回同じところを教えることにうんざりします。
先生の教える熱意も大切ですが、ギターが上手くなるぞ!少しでも毎日練習時間を取るぞ!!というあなたの意志も本当に大事。僕も60名ほどギターを教えてきましたが、毎日弾いている人はすぐにわかります。上達スピードが格段に速いですし、何回も同じことを聞いてきません。そういう生徒さんには、「自分のすべてを教えてあげたい!!」と思うものです。
ただ、ギターの難しさはやってみて初めてわかるもの。習い始めはスラスラ弾けるわけがありませんから、どうしてもつまらなくて挫折しがちなんですよね。そんなときは無理せずギターと距離を置いても良いと思います。ストレス抱えながらギターを続けるのって、なんか違いますしね。
➡「ギターや弾き語りに挫折しそうなとき初心者がとるべき行動のヒント」
まとめ
ギターを習っているのに上達しないひとにはパターンがあります。ギターへの情熱があるうちに、対策を取って、ぜひ大好きなギターを続けてください。本当は習っている先生に直接相談できると良いのですが、なかなかそんな人間関係が築けていない場合もあります。
そんなときは当Blogを上手に頼って、質問や困りごとをメッセージしてみてください。
僕もすべての質問に的確にアドバイスできるわけではありませんが、ひとりで悩むよりずっと良いはずです。今習っているギターの先生と違うことをアドバイスするとかえって混乱しますので、技術的なアドバイスは極力避けますが、気持ちの問題はクリアできるかもしれません。