ギター弾き語りのコツ:上手に聞こえる演奏と練習方法【脱初心者】

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ギター弾き語りの練習というと、ギターばかり練習していませんか?ギターさえ上手くなれば歌も上手くなる?!そんな簡単なもんじゃありません(笑)

ギター弾き語りは、特に初心者のうちは「上手に聞こえる演奏」を意識することが、上達のコツです。この記事では以下の内容をまとめましたので、意識してみましょう。

”上手に聞こえる”ギター弾き語りとは?

ギター弾き語りを始めたころは、どうしてもギターのテクニックに走りがちです。テクニック的に高みを目指すのは悪いことではありません。あなたの個性にもなりますし、ギターは時間をかけただけちゃんと技術となって返ってきますからね。

ただし、初心者のうちからテクニックに走ってしまうと、弾き語りの本質を見失うことになります。弾き語りとは「弾きながら語る(歌う)」こと。それ以上でもそれ以下でもありません。この点から「上手に聞こえる」ギター弾き語りはどんなものか、考えてみましょう。

これはお客さんの立場に立って考えればよくわかります。聞く側から見て、上手で心地よい弾き語りの条件のひとつに「演奏が止まらない」というものがあります。初心者の方は特に間違えたり忘れたりして演奏が止まりがちです。緊張から「いつもはできてたのに本番でできない」なんてこともありますよね。

演奏が途切れ途切れで何度も分断される演奏ほど気持ち悪いものはありません。逆に、この「止まってしまう」ことさえなければ、歌が圧倒的にうまくなくても、ギターがテクニカルでなくても「上手に聞こえる(見える)演奏」という印象をもってもらえます。実際にテクニックや歌唱力ではなく、初心者を脱したいなら「どんな演奏が気持ちよく聞いてもらえるのか」という部分に注目して、あなたの演奏を考えてみましょう。

演奏が止まってしまうことに比べれば、「リズムがだんだん速くなってしまう」というよくある課題は小さいものです^^

例えば、誰もが知っている名曲をステージで歌う機会があったとします。たどたどしく、途切れ途切れに歌ったのではせっかく口ずさんでくれていたお客さんにもストレスを与えてしまいます。やはり”リズムに乗る”ということは、演者のあなたにもお客さんにも大切なことです。いわゆる一体感です。

では、どうしたら止まらずに演奏しきれるのか・・・それを下記でお話しします。

上手に聞こえる弾き語りの練習法:演奏中に止まらないコツ

演奏が止まってしまう場合、そこには原因があります。家ではできるけど人前だとダメ・・・という場合は緊張が原因です。また、いつやってもどこかで止まってしまう・・・という場合は圧倒的に練習不足です。練習はたくさんしてるよ?という場合は、その練習方法が間違っています。

さて、どうしたら途中で止まらずに演奏できるのでしょうか?いくつか練習方法の例を挙げてみます。練習でやっていないことは本番ではできませんので、意識して練習に取り入れてみましょう。

ギター初心者の頃は練習時間への配慮も忘れずに!たくさん練習すれば良いというものでもありませんので、適正な練習時間を意識してみましょう。

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歌詞を忘れたら鼻歌で♪

ミュージシャンが歌詞を忘れたときに、鼻歌や新しい歌詞を即興で作って歌っている場面を見たことはありませんか?あれは演奏という流れを止めないテクニックの1つです。要するに歌詞を忘れても楽器演奏を続けることが大事なのです。そうすることで、お客さんとの一体感がプツっと切れてしまうことが防げます。

これを意識するだけで、たとえ歌詞を間違えても「聞きやすいな」という印象を受けるお客さんは多いと思います。まさに「上手に聞こえるテクニック」ですね^^

鼻歌で歌い続ければ、歌を知ってるお客さんが歌ってくれるかもしれませんよ^^ちょっと会場に一体感が生まれますね♪怪我の功名ってやつでしょうか。

ベテランになると、忘れた歌詞のパートに即席で新しい歌詞を載せて歌える方もいます。ここまでくればもうマスタークラスですね。怖いものなしです。

ただ、即興演奏は結局、”いくつ引き出しを持っているか”ですので、日々の練習の中で即興を取り入れていくしかありません。僕はこの即興が大の苦手です(笑)忘れたら鼻歌派ですね。楽曲の序盤で演奏ミスしたら、「もう1回!」といって最初から演奏しなおすこともあります。やっぱり演奏中に流れを切りたくないですから。

コードを忘れたときは

では、ギター演奏の方はどうでしょうか。

楽譜を見ながらの演奏でも、不意にコードを見失ってしまうことはよくあります。本当はコード進行が体に染み付くほど練習してからステージに臨むのが一番なのでしょうが、忙しい現代そこまで時間を取れる方も少ないですよね。

そこで、演奏中コードを見失ってしまったときの対策は「歌うことをやめないこと」です。コードを見失ってパニックになっているときに歌だけは続ける。。。これは難しいですね。しかし弾き語りの目的を思い出してください。聞いている方に歌を届けることです。言葉が伝わればアカペラでもいいのです。

お客さんの事を考えて練習・発表ができるようになると、脱初心者どころか”弾き語リスト”としての実力もぐんとアップしますよ!聞いてくれる方がいることのうれしさを思い出して、日々の練習で意識してみましょう。

演奏中、譜面は見ない方がいいの?

「楽譜は全部覚えたほうが良いのでしょうか?」という質問をたまにいただきます。譜面を覚えることを暗譜(あんぷ)といい、暗譜して楽譜を見ずに演奏することのメリットは多いのですが、必ずしも必要とはいえません。

覚えることが得意な人もいれば、あまり得意でない人もいます。また、楽曲によって歌詞の多いものもありますよね。それらを一言一句覚えておくのは至難の業。プロでも最近は歌詞用のモニターTVがあって、大きなライブでは目で追ってますしね。

譜面を見ながら演奏するなら、「私はこの曲では譜面を見る!」と決めたほうが良いです。譜面を見ても見なくても歌える、というどっちつかずの状況は、ミスを招きます。見なくても歌えるのにわざわざ見ると、変なところで間違うんですよね。僕の経験です。

ちなみに、、、譜面を見ずに歌えると、「お客さんの顔を見て歌える」「声が遠くまで飛ばせる」「お客さんからあなたの全身が見える」などなどたくさんのメリットがありますよ♪あなた自身には譜面が必要か、それとも覚えてステージに立つのか決めていきましょう。

僕は「オリジナル曲は暗譜、カバー曲は譜面を見て歌う」と決めています。

ギター弾き語りにテクニックは必要?

先ほども書きましたが、「ギターのテクニックがある」ということは、それだけで個性になります。他人ができないことをできるのですから、たくさんいる弾き語リストの中で差別化できますよね。

しかし、ギターのテクニックってギターをやっている人にしか伝わらないんですよね。ですので、難しいことができるよりももっと「良い曲を書く」とか「ライブをたくさんする」といったことに情熱を注いだ方が良いのです。

そしてある程度、弾き語りアーティストとして自分の足元が固まったら、次はテクニックに挑戦してみましょう。テクニカルな演奏は最初から目指すところではない、というのが僕の持論です。

僕はエレキギターを弾いていた期間が長いので、テクニカルなギターが大好きです。アコギに持ち替えてからもアコギをテクニカルに弾きたいという欲求がありました。

しかし、「難しいことができるから」とテクニックに溺れると、弾き語りの本質から遠ざかってしまいます。弾き語りの本質・・・覚えていますか?そうです、弾いて語ること。そのなかでも「語る」の部分が大切です。テクニカルなギターをやめろとはいいませんが、その楽曲にテクニカルな演奏が必要かどうかは、よくよく考えたほうが良いですね。

また、できるかできないかのギリギリのテクニックを楽曲に持ち込んでハデに失敗するよりは、ただのストロークで曲を書いた方が良いとも思います。安定した演奏を見ていただくのは、お客さんに対しての誠意ですからね。(僕はこのギリギリの演奏をたまにやってしまうので、自戒を込めて書きました<(_ _)>

ギター弾き語りが最短で上手くなるには

弾き語りを始めた誰もが思うことでしょう「もっと早く、確実に上手くなりたい!」と。僕もそうでしたのでよくわかります。

しかし、聡明なあなたならもうお気づきと思います。最短で上手くなるには地道な練習しかないと。地道といってもコツはあります。基礎練習は確かに大切ですが、いきなり曲から入っても良いと思っています。問題は練習のペースです。

僕の考える「最短で上手くなるコツ」を載せておきますね。

最短で上手くなるコツ

  • ギターを最適化する
  • 毎日練習する
  • 期限を決めて小さな成果を積み重ねる

テクニック的なコツというよりは、考え方です。何かを習得するにはやはり、考え方(マインド)が非常に大切。そして練習手法よりもイメージがより大切になります。上記で上げた3点を解説します。

ギターを最適化する

ギターの最適化?なんのこっちゃ??と思いますよね。これ、毎日練習するよりも大切なことです。最適化とはギターをあなたにとって一番弾きやすい状態に調整することです。特に弦高(げんこう)といって、指板から弦までの高さを適正にするセッティングは、ギターの弾きやすさに直結します。これをせずして「ギターは指が痛いのは当然で弾きにくいものだ」と思っていては相当損です。嫌になるのも当たり前。

基本的に弦高の調整はギター屋さんでお願いしてください。ただ、自己責任で自分でもできますので、下記に調整方法を記しておきます。

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どんなに毎日練習する意欲があっても、弾くたびに指に血がにじむような弾きにくいギターでは嫌になります。

ギターは買ってきた状態がベストではありません。木でできているギターは、保管状態や弾き方でずいぶんセッティングが変わってきます。また、売っている状態は「ある程度の調整」しかしていないため、弾きやすくないんですよね。僕が買って来てそのまま使っているギターは今まででラリヴィーだけです。

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毎日練習する

毎日続けることほど強いことはありません。ギターを弾き語ることが習慣になり、頭で考える前に体が動くようになります。まさにアミュージシャンですね。

たくさん時間がとれなければ、1日15分でもいいのです。初心者のうちは休日にまとめてやると、振出しに戻ってしまいますので「とにかく毎日ギターに触る!」と自分に誓ってください。

期限を決めて小さな成果を積み重ねる

毎日ギターを弾く!と決めたあなたにもうひとつ実践してほしいのが「小さな目標を決めて期限を切る」ということ。

1か月で目標曲を弾けるようになる!

という目標もいいのですが、これだとかなり曖昧です。もっと目標を細かくしてみましょう。たとえば、「今日はこのワンフレーズがミスせずに弾けたら終わり」など、がんばればできるような小さな目標を設定します。

このような小さな目標を日々積み重ねていくと、1か月後には不思議!!目標曲が弾けるようになっているかもしれませんよ?

練習の中で大切にしてほしいことは「できるあなたをイメージ」すること。人は不思議なもので「できない」と思っているうちはできません。できた時のことをイメージして練習に励むと、効果が20%以上上昇するなんて研究もありますから、イメージの力を侮ってはいけませんよ^^

まとめ

ギターの弾き語りにはたくさんのコツがあります。コツがあるということは、コツさえつかめば弾き語り初心者でもそれなりの演奏ができるということです。

我流でがむしゃらにやって上手になっていく人もいますが、ちゃんとポイントをおさえて練習することで、遠回りせず上達することができます。

演奏中に止まらないということは、プロやベテランなら当たり前です。ただ、初心者のうちから、間違ったら演奏を止めてやり直すといった癖がついてしまうとなかなか抜けません。演奏を止めることに慣れないでください

「どんな演奏がお客さんにとって心地よいのか」これを理解している人の演奏は、たとえ初心者でも聞きやすいものです。一生懸命演奏すれば必ず伝わる・・・というものでもありませんので、やはり”どこに意識を持って弾き語るか”は重要ですね。

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Y.Tamai@C4M

たまいやすゆき/1980年生まれ。ギター歴30年/弾き語り歴17年。サラリーマンでエンジニアをしながら、「たまいよーすけ」名義のアコースティックユニットで年間20~30本のライブを継続中。◇プロフィール詳細◇ライブのご依頼:呼んでいただければ全国どこへでも♪

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