アコギ初心者の適正な練習時間とは?【たくさん弾かない練習法】

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アコギの練習時間はどれくらいが理想なのでしょうか?始めたての頃はギターに触れるのが楽しくて、ついつい時間を忘れて没頭しがちです。そのせいで指や手首・肘が痛くなったりして「ギター向いてないのかしら?」なんて悩んだりしていませんか?

初心者の頃は特に、ギターの練習時間は多ければよいというものではありませんので、適正な時間をお伝えします。

この記事でわかる内容は次の通りです。

アコギ初心者に適した練習時間はどれくらい?

ギターや弾き語りを始めたての頃は、練習時間には要注意です。特にギターを弾く両手には普段使わないような力が入ってしまっているため、手首の腱鞘炎になりかける方も多くいます。1日の練習時間は多くても30分程度に留めておいた方が、手首や指を痛めてギターを断念してしまうということにならずに済みます。

ギター雑誌等のプロギタリストのインタビューで「俺は1日8時間練習してた」なんて記事を見ます。プロになるには、1日のほとんどを弾いて過ごすんだな、と勘違いしてしまいそうな内容ですね。ギター初心者がいきなり1日8時間の練習をしてしまうと、確実に手や肘が故障します。

上述のように、初心者のうちはまだ「力の抜き加減」がわからないため、どうしても余分な力が入ってしまいます。

たとえば左手のコードを押さえる手。こちらの手は5本の指をフルに使ってコードを押さえていくわけですが、慣れていないと指が開かず、そしてコードがキレイに鳴らないせいで、どんどん力が入ってしまうんですね。コードがキレイに鳴らないのは力不足のせいではありません。手がコードの形に慣れていないため、押さえるべき箇所に隙間ができてしまったり、各指の押さえる力のバランスが崩れてしまっているのが原因です。

独学の場合、上記のポイントを適切に指摘してくれる先生が居ないため、どうしても力に頼った練習法になりがち。けっか指・手首を痛めてしまうんですね。そうならないための「初心者の練習時間は1日30分まで」です。

当然、30分の練習で手や指が痛くなることもあるでしょう。そしたらあなたは15分や5分が適切なのかもしれません。痛くてガマンできないほどギターを続けてはいけませんよ?「毎日少しずつ」が上達の最短コースです。焦らずに焦らずに^^

アコギのセッティングも重要!

アコギをちょっと弾いただけでも手が痛くなる・・・

それはもしかしてアコギ自体のせいかもしれません。アコギは買ってきた状態がベストのセッティングではありません(中にはベストの状態で売っているアコギもあります)。特に初心者向けのアコギであったり、何年も弾かれていなかった中古のアコギは、状態が悪くなっていることが多いんですね。

アコギのネックが弦の張力に負けて反ってしまっていたり、アコギのボディが張力で浮き上がってしまったりします。こうなってくると、弾きやすさにものすごく影響が出ます。

弾きやすいアコギというのは、指板から弦までの距離が〇ミリと、概ねの理想高さが決まっています。これを越えていると弦を押さえる時に余計な力が必要になります。「指の痛い弾きにくいアコギ」ということになりますね。

アコギによってはこの”弾きやすさ”を調整できるタイプもあります。調整方法は下記記事に示してありますので、自己責任でトライしてみてください。まずは、あなたのアコギが一般的な調整ができているか確認するだけでも、ギターが悪いのか、あなたの手が慣れていないだけなのかの判断が付きます。

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適正なセッティングのされていないアコギでの練習は、手の負担もストレスも溜まります。せっかく熱意があって始めたギターも、上手になる以前の要因でやめてしまうのは本当にもったいないことです。

アコギを練習しすぎないコツ

初心者のアコギ練習時間は、最初は30分が目安ですよ。というお話をしました。あなたの手を守るためですね。

しかし30分と言われても、楽しいし早く上達したくてなかなかこの練習時間を守れないと思います。(30分以上練習しても手が痛くならない場合は、既に手の力加減が身に付いている証拠ですので、練習時間を増やしても問題ありません。)

アコギを練習しすぎて手を傷めてしまわないようにするには、下記のことを実践してみましょう。

小さな目標を積み重ねる

小さな目標・・・たとえば、「今日はこのコードがキレイに鳴ったら終わり」などの30分で出来そうなことですね。ワンコードが簡単すぎれば、「このコードを10回連続で」とか「アコギを見ずにコードチェンジができるようになる」といったレベル付けをしてみましょう。

何か弾きたい曲があって「ひと月以内にこの曲を弾けるようになる!」という大きな目標があったとしても、初心者にとってはかなりハードルが高いと思います。目標を分解して少しずつ積み重ねることで、確実にゴールに近づいていきます。アコギに限らず、いきなりゴールを目指してしまう人ほど挫折しやすい傾向があります。

目標を達成するコツ

アコギを始めた頃は、技術力よりも「精神力・忍耐力」といった心の持ちようが重要になってきます。あなたのやりたいことに技術が追い付いてくるまでは、耐える時間ですね。小さな目標を積み重ねることの重要性は先に述べましたが、その小さな目標を達成していくにもコツがあります。

”できる自分”をイメージして期限を切る

イメージと期限。これを意識するかどうかで結果までの速度が全然違います。特に「ポジティブなイメージ」というのは結果に好影響がでることが研究で実証されています。「そのコードを弾けるあなた」「コードチェンジがスムーズにできるあなた」をイメージしながら、「いつまでに達成するのか」を自分に言い聞かせて実行してみましょう。

毎日の練習なら「俺はスーパーギタリストだ。30分でこのコードをキレイに鳴らしてやる!」といったイメージ+期限付きの目標ですね^^イメージするだけで効果が出るなんてコスパ最強ですね!!

ギターを弾くときのリズムは初心者の頃から意識できると良いですよ!僕はこのリズムを蔑(ないがしろ)にしてきたため、今本当に苦労してますので^^;

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アコギに慣れてきたら何時間でも練習できる

アコギを弾くことに慣れてきたら、時間を忘れて気の済むまで練習してください。プロを目指している方は1日8時間以上は練習すると言いますし、練習するほどにできなかったことができるようになり、楽しい時期が訪れます。

この「弾くことに慣れる」とはどんなタイミングでしょうか?

ひとつには力の抜き加減が身に着いた時と考えることができます。練習することでした身に付かない感覚ですが、たとえば左手のコードを押さえる手は、「どれくらい力を抜いてもキレイにコードが鳴るか」が身に付けば、随分楽にコードを押さえられるようになります。その頃には、指もコードの形を覚え、5本の指を全部使うことに大きな抵抗はなくなってきているはずです。

また、右手のストロークやアルペジオをする方の手は、ピックを押さえる指の力の抜き加減が身に付きます。勘違いしている方が多いのですが、ピックを持つ指は通常は脱力している状態が理想です。ストロークしてピックが弦に触れる時だけ力を入れてピックを落としてしまわないようにします。アコギの中にピックを落としてしまいやすい人は、この力を入れる・抜くタイミングが身に付いていない可能性が高いですね。

プロでも指は痛いし長時間弾けば腫れる

よく、ベテランやプロのギタリストは指先が硬くなって、いくら弾いても痛くない・疲れないと思われている方がいます。しかしこれ大間違いで、ギター歴が長くても、2時間のライブなどすれば指は腫れますし、本当に疲れます。どんなにライブに慣れていても、練習時より力が入ってしまいますからね。

指先が硬くなるというのは本当ですが、これは一時的な物です。僕もレッスンの生徒さんなどに「指を触らせてください」と言われ、指先の硬さをチェックしてもらうのですが、みなさん僕の指先の柔らかさに驚かれます。カチカチってほどではないんですね。

ただ、しばらく弾いてなかったギターを再開したり、長時間の練習をつづけたりするとまた指先が硬くなってきます。硬化→軟化のくりかえしなのですね。いつでも指先が硬いわけではありません。

さいごに

思えば僕自身もギターを始めたころはがむしゃらに練習したものです。他にやることも無かったですしね(笑)

今、人にギターを教える身になってわかったことですが、ギター初心者の頃の練習時間って大切だなということです。ギターを始めたての頃は覚えることがたくさんあり、指や関節のことに意識が向きません。この状態で何時間も弾き続けてしまうと手に良くないばかりか、痛みを緩和させるために変な弾きクセがついたりします。

やはり適正な練習時間を指示してくれるギター教室などで習うのが一番かなと思います。僕は小学生相手にギターレッスンすることがありますが、2人のグループレッスンで1時間コースです。1人30分の計算になりますね。しかも途中でおやつタイムをとったり、おしゃべりタイムが多分にありますので、手もそれほど痛くならず、ギターを嫌にならず続けていられます。これでも徐々に上達していますから、自分でどんどん練習できるようになればもうレッスン卒業できますね。

ゆっくり時間をかけて覚えた技術は、忘れていくのもゆっくりです。焦らずに着実にアコギを覚えていきましょう。応援します!!

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Y.Tamai@C4M

たまいやすゆき/1980年生まれ。ギター歴30年/弾き語り歴17年。サラリーマンでエンジニアをしながら、「たまいよーすけ」名義のアコースティックユニットで年間20~30本のライブを継続中。◇プロフィール詳細◇ライブのご依頼:呼んでいただければ全国どこへでも♪

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