前回、「音楽という趣味のメリット ギターを続けてきてよかったこと」という記事を書く中で、メリットも多い音楽活動ですが、悩みや失敗も多かったと思うんですね。それでも「やっぱり音楽はいい!」という結論に至るんですが。。。
これから音楽人生を歩まれるあなたも、きっと同じように悩み、葛藤すると思います。僕の悩みや失敗だったと思うことをまとめましたので、誰もが通る道だと思って安心して失敗してください(笑)
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音楽活動を続けてきて悩んだこと失敗したこと
僕が長年の音楽活動で悩んだこと・失敗したことを項目別にまとめてみました。主に下記5項目にまとまりましたが、悩みというものはその時その時で変化するもの。若い時にはもっと単純なことで複雑に悩んでいたような気がします。
続け得ることで解決できた悩みもありましたので、その点についても触れています。
音楽活動とお金
何か活動をするにあたって、いや、人間は生産活動においてお金を切り離して考えることはできません。お金の為に音楽をしているわけではないといっても、活動にはお金が必要です。
ライブをするにしても楽器を買うにしても基本的にはお金を払って、目的を果たすわけです。となると、音楽活動は常に自分の財布と相談しなくてはなりません。このあたりで悩み葛藤するミュージシャンって多いんでは無いでしょうか。
僕も新しいギターや機材が欲しい!ライブに出たい!!と、割とアクティブな方だったのでお金の使い方には苦労してきました。楽器は今でもお金を貯めて買いますが、ライブにかかるお金はライブで稼げるようになりました。
「ギャラをもらえるようになる」「オリジナルCDを作る」この2点はライブ活動をする上では非常に大切になってきます。いつまでもお金を払ってライブをしていると、精神的にも経済的にもすり減りますからね。何れにしても、音楽を根気よく続けることで、解決への糸口はみつかります。CDを作ったから明日から売れる・・・なんてことは無いわけで、そのCDを売るための戦略と地盤づくりがキモになります。
音楽にまつわるお金では僕も随分失敗して来ました。詳しくはこちらをどうぞ。
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音楽活動と時間
独身時代はそれこそ、”仕事以外の時間は音楽に充てる”なんてことも可能でしょう。しかし、いつまでもひとりで生きていけるほど世の中は甘くありません。パートナーや家族ができれば、音楽への時間は想像以上に減ります。
この辺りから音楽活動への時間の取り方に苦悩するわけです。「ギターのプロになるためには1日8時間以上練習する」なんて記事を読むたびに焦るわけですね。
この「音楽と生活とのはざ間で悩む」ということが、音楽をやっていることのデメリットですね。悩みの無い人は居ませんが、”時間が無い!”という悩みは本当に精神を蝕みます(笑)
時間はたくさんあるときにはうまく使えず、時間が無い!と思うと効率化を考えるようになります。僕が実践したのは朝活です。子どもが居ても音楽の時間を作るにはやはり時短術や効率化を常に考え、行動するしかありません。環境を変えるにはまず自分の考えを変えなくてはいけないんですね。
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音楽活動と仕事
音楽でプロを目指している人ほど、普段の仕事で悩む傾向があります。やはり仕事に左右されることなく音楽の時間を取りたいからですね。
どんな仕事につけば、自分の音楽活動がしやすいのか悩むミュージシャンは多いでしょう。売れた時の為にいつでも辞めやすい派遣社員がいいのか、、、それとも正社員でしっかり給料をもらい、音楽に反映しつつ活動するのか。。。これは本当に悩むと思います。僕もそうでした。派遣を転々とし、正社員として働きだしたら終わりだ、と思っていた時期があります。
働きだすとたしかに時間の融通が利きません。これは仕方のないことです。仕事を持っているのに音楽のイベントを優先していては、なかなか会社での理解は得られないでしょう。むしろ働いている先で音楽をやっていることが認知されていれば、音楽の用事で休みやすいかもしれませんね。
この辺りはその会社の雰囲気や人間関係にかかわってきます。とても難しい問題です。僕自身もミュージシャンにとってどんな仕事が一番向いているのかは正しい答えがみつかりませんが、自分が製造業をやっている点からいえば、「製造業も悪くない」と感じています。
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音楽活動と人間関係
音楽活動における人間関係にも大いに悩みました。
地元をベースに活動されている方が多いと思いますが、どこの地元にもたいてい”音楽的な派閥”が存在するんですよね。その地域の音楽的ドンみたいな方に可愛がられないとなかなかライブ出演依頼が来ないとか、Aというライブハウスに出たらBというライブハウスには出てはいけない、といった暗黙のルールがあったり。
まぁ面倒くさいものです。
その派閥やドンの為に音楽やってるわけじゃないのですが、空気を読まないといけない状況があり、ずいぶん悩みました。小さな街ほどこういう事情があるのかもしれませんね。
結局誰にも属さず、誰ともある程度の距離を保ってマイペースに活動するのが一番です。そこに行きつくまでは葛藤がありますが、本質はそういうことなんだと思います。僕はそう信じてます。
また、ファンとの距離感も難しいものがありますよね。自分の音楽を気に入ってくれるのは嬉しいんですが、距離を縮めてくるような人には要注意です。ファンの中には自分だけ特別視してほしくなっちゃう人も少なからずいます。そういう人を見分けるスキルが無いと、エラい目に合います(笑)このスキルを軽んじていたことが僕の失敗でした。
人との縁は大切にしたいけれど、距離感の間違った人間関係はお互いに疲れます。健全な関係でいつまでも音楽を続けたいですね。女性アーティストはこの辺は特に意識して活動したいですね。
音楽活動と創作・製作
音楽を作る、そして作った音楽をCDなどの媒体に残す。この作業は音楽活動の中でも膨大な時間を使います。ギターが上手くなるよりも良い曲を書く方が100倍難しいでしょう。
創作(作曲)は、時間があればあるほどいい、というものではありません。しかし、働いているとどうしても「仕事してなけりゃたくさん曲かけるのに」とか「時間さえあればいい曲がかける」と思いがち。思い込みの力というものはすごいもので、音楽が仕事なら俺はやれる!と思い込んでしまうと、他のことは一切嫌になるんですよね。本当は仕事をおろそかにするような人間に良い曲なんかかけるはずもないのに。。。
まぁそんなことは誰も教えてくれないので、そこに気づくまでずっと苦しむわけです(笑)
製作(レコーディング)に関しては、最近は主にPCレコーディングが世のトレンドです。PCレコーディングはお金もかかるし知識も無ければできません。弾き語りができれば、いいレコーディングができるかといえば別問題ですからね。一からレコーディングを覚えるという途方もない作業で、精神的にすり減ります。
僕はこのレコーディングが大嫌いで、いつも先延ばしにしています。基本的に録音、ミックス、マスタリング、ジャケットデザイン、プレス発注までひとりでやっているので、その作業を思うとレコーディングに入るのをためらってしまいます。本当は餅は餅屋で、プロに録ってもらうのが一番いいんですが、お金と時間の問題がありますよね・・・。いいものを作りたい、だけど時間もお金もかけられない、、、ジレンマです。
さいごに
これを読んでくれた方に「あぁ、そうそう、そうなんだよ!」と言ってほしくてこの記事を書きました。上記で上げた悩みや失敗、すべて解決できたわけではありませんが、基本的には音楽を続けていくことで、ある程度納得のいく落としどころが見つかっています。
僕はかなり幸せなミュージシャンだと思います。音楽的に問題があってもほとんどが解決できているんですから。
音楽活動に悩むミュージシャンは多いと思いますが、その悩みは永遠じゃないことを知ってほしいと思います。今の悩みが過ぎ去れば、また新しい悩みがやってきます。人生みたいなもんですね。だから苦しい、そして楽しい!!
誰かに打ち明けたい音楽の悩みがあれば、僕で良ければいつでも聞きますよ^^
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