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■弾き語りのコツ

エレキギターで弾き語りは目立つしカッコいい!おすすめ動画の紹介

エレキギターでの弾き語りについて悩まれている方から質問をいただきました。

エレキギターでの弾き語りはかっこ悪いですか?

という内容です。エレキギターしか持っておらず、弾き語りの教本をエレキギターで練習しているとのこと。

「かっこ悪いか/悪くないか」は実際に見た人の判断ですのでなんとも言えません。好みの問題ですからね。個人的にはかなりカッコいいと思っています。エレキで弾き語りすることのメリットを考えつつ、僕の好きなアーティストのエレキ弾き語り動画を紹介してみましょう。

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エレキギターで弾き語りをするメリット

質問者さんは、「弾き語り=アコギ」というイメージから、エレキで弾き語りに違和感を覚えているんでしょうね。しかし、エレキギターで弾き語りをするメリットは意外と多く、個性になり得ますので侮れません。

エレキギターで弾き語りをするメリットを見てみましょう。

エレキギターは弾きやすい

まずはアコギと比べた時の弾きやすさ。エレキギターの弾きやすさは特筆すべき点です。

エレキの弦は、通常.009~.042インチのスーパーライトゲージ、もしくは.010~.046インチのライトゲージを張って演奏します。それに対してアコースティックギターは.012~.054インチのライトゲージが標準。もちろん、いろんな太さのゲージが選べますが、エレキ(細)< アコギ(太)というのが一般的です。

弦の.002インチ(0.005ミリ)の差というのは非常に大きくて、弾き易さがまったく違います。細い方が弦を押さえる力が要らず、指が痛くなりにくいんですね。

質問者さんはエレキギターしか持っていないということですので、この違いは感じることが無いかもしれません。しかし、アコースティックギターよりは弾きやすい環境で練習されてるはずですよ^^「弦を押さえる手・指が痛くてギターを辞めてしまった」というギター初心者さんが多いので、弦が押さえやすい・弾きやすいという点はおおきなメリットです。

また、エレキギターがアコースティックギターより弾きやすい要因はネックの太さや弦高さにも関係してきます。

ネックはエレキギターの方が細く、手の小さい方にはエレキギターのほうが握りやすく感じるはずです。弦高(げんこう)といって指板から弦までの距離がエレキギターの方が低くセッティングされていることが多く、これも弾き易さ(弦の押さえ易さ)の要因になっています。

エレキギターは音が変えられる

アコースティックギターでもエレキギターでもエフェクターやアンプで自由に音を変えることができますが、前回の記事「ギター弾き語りにエフェクターは必要か!?」の通り、アコースティックギターは生音に近い方が好まれます。

逆にエレキギターは音を変えて演奏することが当たり前ですから、アコースティックギターに出せない音を楽しむべきですね。

”弾き語り”ですので、あまりギターの音が奇抜だと歌よりも目立ってしまいます。歌を引き立たせるサウンドを研究してみるのも面白いと思いますよ^^

エレキギターは小音で練習できる

エレキギターはアンプに繋がなければペラペラの小さな音しか出ません。エレキの生音は味気ない音ですので、弾き語りには向きません。しかし、アパート住まいの方のように、大きな音を出せない方にはちょうど良いかも知れません。

一方、アコースティックギターは音を響かせる構造になっています。サウンドホールにフタをしたり、弦にティッシュを挟んだりして消音して練習する方もいるようです。それでも生音は思っている以上に響きます。音漏れで近隣の方と揉めたという話はよく聞きますので、練習時の音量には特に気をつけたいですね。

”エレキギターの生音(アンプを通してない音)じゃ、つまらないから練習に身が入らない”という方は、アンプがあれば、アンプに接続してヘッドフォンから音を拾うとか、マルチエフェクターのような機材があれば、そこで音作りをしてヘッドフォンで音を聞きながら練習することは可能です。

TC HELICON ( ティーシーヘリコン ) / Play Electric

TC HELICON ( ティーシーヘリコン ) / Play Electric

上記のような「マイクとギター両方つなげるエフェクター」とヘッドフォンを使えば、エレキでも外部に音を漏らさずに練習できます。このエフェクターはPCにUSB接続してニコ生やツイキャスでのライブ配信にも使える非常に便利な機器です。

アコギ専用のモデルもありますよ^^

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
➡「ニコ生配信などでエコーをかける機材の紹介。声やギターをエフェクト処理

何れにしてもエレキギターは電気的に音を増幅してあげないと、物足りない音しか出ません。

エレキギターの弾き語りは「見た目」の問題

上記のように、エレキギターでの弾き語りはメリットが盛りだくさんです。”音を出すのに電気が必要”という以外にはアコギに劣るところはありません。

ただ、一番の問題は見た目的に「弾き語りに向いていない」部分でしょうね。質問者さんもおそらくその部分で違和感を感じているのでしょう。たしかに、エレキギター=ロック、大音量、立って弾く、バンドといったイメージがあります。

たとえばエレキギターにもたくさん種類があります。

上記のエレキギターは「レスポール」というタイプのギターですが、これはイメージ的にはハードロックって感じですよね。実際に弾き語りしてみても、繊細な音というよりは、構造上「太い音」が出ます。そういった音を目指して作られたギターです。

また、このギター、座って弾きづらい形になっています。ギターのくびれの部分が小さく、足に乗りにくいんですよね。。。

あえてそのギャップを武器に弾き語り用のギターとして選ぶ、という手段もありでしょう。要は、見た目的に自分自身が許せるかどうか、にかかっています。音楽性と、演奏者の声に音がマッチしていれば、見た目を覆すくらいのインパクトはあると思います。

もし、「どうしてもエレキギターで弾き語りしたいけど、”エレキっぽい”見た目がイヤ」という場合には”セミアコ”や”フルアコ”といったタイプのエレキギターもあります。見た目はかなりアコギに近いので、一度下記記事を確認してみてください。

フルアコで弾き語りは目立つ!音が個性的!おすすめのメーカー

フルアコで弾き語りするメリットとおすすめのフルアコの紹介

続きを見る

フルアコはサウンドホールがあるタイプが多いので、生音も多少出ます。エレキサウンドを出しつつも、アコギ風のルックスですのでおすすめです。僕もたまにライブで使いますよ^^

エレキ弾き語り動画

エレキギターでの弾き語り動画を紹介します。

これらを見ると、その人の雰囲気や曲調に合っていればエレキギターだろうとアコースティックギターだろうとかっこよく見えるんだなと思います。やはり自分の音楽スタイルを理解することは大切ですね。どの動画も、完全に自分の個性として確立されていると感じます。

1.Jeff Buckley

Jeff Buckleyの有名な動画。エレキギターの繊細な音と、悲しげな声が染み渡ります。これ以上他の楽器がいらないと感じるパフォーマンスですね。バンドライブの途中で、こういったシンプルな弾き語りが入るとたまらないです^^こういう電気的で繊細な音は、エレキならではですね。

2.John Mayer

John Mayerのライブでしか演らないという”Man on the Side”の動画。ちょっと画質の良くないものしか見つかりませんでした。個人的にはこの1曲の為にライブDVD買っても惜しくないと思うほどの良曲です。エレキギター特有のテクニック”チョーキング”でギターソロも弾いちゃいます。しびれるわぁ~JohnMayerはエレキもアコギもバンドもソロも素晴らしいなぁ#^^#

おすすめの弾き語りアーティスト(洋楽)ジョン・メイヤー

3.Daniela Andrade

カナダのシンガーソングライターDaniela Andrade。いくつかエレキギターでの弾き語り動画がありますが、やはりエレキの繊細な音(あまり加工していない)で独特な雰囲気を出していますね。アコースティックギターでも合うような曲ですが、エレキを選んだ理由がきっとあるんでしょう。カッコいいですね

4.Josh Turner

こういったカントリー調(?)の楽曲にもエレキサウンドは良く合いますね。エレキをアンプに直結したような素直なクリーンサウンドで、聞いていて非常に心地よいです^^ジョシュ・ターナーの声にもマッチしていますね。やっぱり演奏者の声や楽曲の雰囲気にエレキサウンドが合っているかどうかがキモになるんですね。

おすすめの弾き語りアーティスト(洋楽)ジョシュ・ターナー

さいごに

結論として、エレキギターの弾き語りってカッコイイです。あまり見た目を気にしすぎず、自分の求める音がエレキにあるのなら、迷わず使ってください。むしろ周りでやっている人がいないからいい!くらいの気持ちで良いと思います。

ただ、食わず嫌いは良くないので、エレキも、アコギも両方体験して、時と場合によって弾き分けられると良いですね^^