地方ミュージシャンあるある。上京すればなんとかなると思っていませんか?

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地方在住ミュージシャンの憧れの地:東京

プロミュージシャンを志しているあなたも、「いつか東京へ!」の思いを温めていることでしょう。目標があることは素晴らしいことです。しかしちょっと待ってください。東京に行きさえすれば、あなたの音楽家への道が開けるのでしょうか?

実際に、上京して数年でプロミュージシャンになる人もいますが、漠然と「東京へ」という思いだけで上京しても成功しません。これは断言できます。僕が体現者だからです。僕の状況経験を踏まえて、「地方ミュージシャンの上京の心得」をお話ししましょう。

東京で音楽活動すればプロになれる?

結論として、上京して成功するミュージシャンは一握り以下です。プロミュージシャンになれない確率の方がダントツに高いんですね。プロの道が険しいことは誰でも承知かと思いますが、そもそも、「音楽のプロを目指す=東京 という構想」が間違っているんですね。

僕がプロミュージシャンを目指して上京した17年ほど前も現在でも、プロへの道の険しさはさほど変わってないでしょう。むしろ厳しくなっている感覚すらあります。僕の場合は、東京の音楽事務所のオーディションに受かってから上京しましたが、結果としては「東京の音楽事務所に所属したことがある」という経歴を持っただけで、大した実績もありません。無駄にお金も時間も浪費しただけでした。

そのあたりの細かい流れは下記記事にまとめています。

失敗談
【失敗談】レコード会社との契約でお金がかかる場合、あなたはカモかも?

そのレーベル契約、大丈夫ですか?

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プロになって売れる確率は、宝くじの1等を当てるより低いと言われています。自分の音楽を信じる気持ちは大切です。しかし、ただ東京へという気持ちは現実逃避でしかありません。今の環境で上手に音楽活動できていない人が、東京に行ってライバルがたくさんいる状況で戦っていけるでしょうか?

地元のミュージックシーンで結果を出しているならまだしも、僕のように「東京に出ればチャンスがある」「きっと自分の音楽を気に入ってくれるファンがたくさんできるはずだ」という希望や展望のみで動き出すのは非常にリスキー。わずか数年で地元にもどるか、音楽の夢をあきらめ、なんとなくバイトでその日暮らししているあなたが目に浮かびます。まるで20代の頃の僕を見ているようです。実際に東京に出た僕は、そういった「志半ば」のミュージシャンをたくさん見てきました。

では、どうするか【これが重要】

ここからが本当に大切です。

浮ついた気持ちで上京しても、事態は好転しません。これさえわかっていれば対策は立てられる。きっと「自分の覚悟は本物だ!成功するまで帰ってくるもんか!!」という気持ちで地元を離れると思います。しかし、それは覚悟であって行動ではありません。大切なのは自分を高める行動を取ることです。

ここで間違いやすいのが、とにかく音楽活動(曲作りやライブ)をひたすら頑張ればいいと思い込んでしまうこと。ミュージシャン志望なんだから音楽活動をがんばるのは当然、誰もがやっていることと同じことをしても頭一つ抜き出ることはできません。

では、いったいどういう人が上京後に成功しやすいのか。

”自分よりすごい人に囲まれる”

これなんです。自分と同じようにプロを目指している音楽仲間と一緒にいては、万年補欠なんです。それは、同じ状況の人たちは誰一人としてプロの世界を知らないから。プロのことはプロに聞けってね^^

東京には有名無名問わずプロミュージシャンはたくさん住んでいますから、簡単に出会えるはず(ライブで出待ちするとか、ライブハウスで働いてみるとか)。それこそが東京に出る意味なんです。自分の知らない”上の世界”を知っている人たちに出会うことですね。

東京をチャンスというならば、本物に囲まれるチャンスがあると捉えてください。あなたよりすごい人たちに囲まれると、あなたのポテンシャルはすごい人達にぐいぐい引き寄せられ、あなたも知らないうちにすごい人になっています。凄い人たちの”音楽に対する意識”が自分にも自然に身に付くからです。環境ってすごいですね。

あなたが、無意識にプロミュージシャンの輪に入っていける社交的な性格じゃなかったとします。しかし、「プロミュージシャンになるために、すごい人たちに囲まれることだけは意識して!」と言われたらできますよね?面識のない方やグループに入っていくのは大変勇気のいることです。最初の一声がかけられれば、あとはそれこそ「なんとかなる」もんですよ^^自分の為なんですから。

音楽で食べている人に囲まれるには

簡単に「東京に出れば、プロミュージシャンに出会える」と書きましたが、情報収集は必要です。例えば、徳永英明さんのように、レコード会社付近の飲食店でバイトしながら、デモテープを音楽関係者に渡し続けた例もあります。プロが出演するようなライブハウスに徐々に出演できるようになり、プロとの対バンから音楽への道が開けた人も居ます。

音楽レーベルを持つライブハウスに出演し続け、所属アーティストになってプロになった人も居ます。自分が目指している場所に導いてくれる人たちがどこにいるのか。このポイントだけ強く意識して活動していきましょう。

プロミュージシャンになる方法 弾き語りアーティストが音楽で食っていくには

実際にプロミュージシャンになった実例を紹介!彼らのどんな活動が実を結んだのか解説します。

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結論:戦略をもって上京することをおすすめします

夢がある限り、東京へはぜひ出てください。東京にライブをしに行くのと、東京に住んで音楽活動するのでは重みが違います。退路を断って苦労することを勧めます。「若いうちの苦労は買ってでもしろ」って言いますしね。

僕は今でこそ、”自分を高める環境とは何か”に気づきましたが、上京当時はまったくの無知。ただがむしゃらに生きていました。音楽よりバイトしてる時間の方が長く、なんだか虚無感に耐えきれずに地元に舞い戻ったのです。地元に戻ってからのほうが音楽活動が充実しているのはなんとも皮肉ですが楽しいです。

あなたが「音楽がすべて」と思っているうちは、自分の環境をワンランク上げるテクニックも覚えていけるといいですね。自分の環境を変えるのは技術でもなんでもなく、テクニックです。知っているか知らないかで、プロへの道が近づくんですから、実践しない手はないですね。

僕自身が失敗から学んだことは

「戦略無くして上京するべからず」

ということです。

音楽的戦略とは

  • 誰と
  • どんな環境で(どこで)
  • どんなお客さんを相手に
  • いくらで
  • いつまでに

活動していくのか。この辺りを細かく設定してから上京することが大切だと痛感しています。自分の計画通りいかなければ、計画を修正し、より良い戦略を立てるまでです。戦略の中で大切なのは「期限を切る」ことですね。”この内容はいつまでに実現するのか”といったゴールを設定していないと、自分に甘い計画になり、それではいつまで経っても「東京でバイトしながら音楽やってる人」から抜け出せません。

簡単に言えば、戦略とは「目標とゴール(期限)」と言い換えることもできますね。こういった考え方で動いているアマチュア・ミュージシャンはほとんどいませんし、僕が伝えてもやらない人がほとんどです。だからいつまでもアマチュアなんですけどね。

東京のような音楽のプロが多いところでライブつづけてれば、いつか誰かに拾ってもらえるでしょ。そんな運の良い人になる自信と根拠があれば、今回の記事は不要なものです。運にすべてをかけて邁進してください。

さいごに

僕自身も音楽で上京した経験から、地方のミュージシャンはプロ志向である限り上京してみるべき、と考えています。

年を取ってから「俺は上京さえすれば、プロでやっていけたんだ」なんて思いをズルズル引きずっている人をたまに見かけますが、カッコ悪いです。「上京しなかった」それが全てですからね。上京したければ、東京行きのバスのチケット買うだけじゃないですか。ごちゃごちゃ理由をつけて上京しない人は、自分の音楽を信じていないだけ。ただの甘ったれです。

きびしい言葉を続けますが、あなたの音楽的熱意に「戦略」をプラスして上京する計画を立ててください。東京に行くことを目的にしないために。

僕は上京しての音楽活動に失敗していますが、失敗したからこそわかることもたくさんありました。僕の経験からアドバイスできることはいつでもしますので、個人的に相談されたい方は、以下からメッセージくださいね^^

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Y.Tamai@C4M

たまいやすゆき/1980年生まれ。ギター歴30年/弾き語り歴17年。サラリーマンでエンジニアをしながら、「たまいよーすけ」名義のアコースティックユニットで年間20~30本のライブを継続中。◇プロフィール詳細◇ライブのご依頼:呼んでいただければ全国どこへでも♪

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