「お洒落なコードをつかってカッコイイ曲を作りたいな」というあなたに、僕が曲作りで実践しているポイントを紹介します。
一般的にお洒落なコード(進行)とは7th(セブンス)系のコードや9th(ナインス)系コードを多用した楽曲です。これらのコードは響きがお洒落。コード理論が不得意でも、コードは理解するより覚える作業がまずはメインですから大丈夫!
まずはオシャレ楽曲はコード選びがキモ!と意識して下記ポイントを読んでください。
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オシャレ楽曲の作り方:お洒落コードを覚える
お洒落なコードは7thや9thコードですよ~と書きました。これはテンションコードと言われるコードの種類で、あなたが良く使っているGコードならばG7やGm7、GM7といったように変化します。難しい言い方をすると構成音が1音増えます。ちょっと押さえ方が難しくなってきますね。
とまぁ、コードについて掘り下げていくと、「やっぱり難しい」で終わっちゃいますから、覚えるポイントをまずひとつ。
お洒落なコードを使っている楽曲を弾いてみる
なーんだ、当たり前じゃん。と思ったでしょ^^そうなんです、この当たり前のことをするとお洒落なコードが身に付きます。感覚的に自分の気持ちの良いコードがわかってくるため、「あぁ、このコードの次にこのお洒落コードを使うといい雰囲気になるな」といったように、コードのつなぎ方を学習できます。
コードのつなぎ方、いわゆる「コード進行」は、現代はほとんどが使いまわしで、まったく新しいコード進行を生み出すことは困難です。ですので、そんなところに時間を使わずに、自分の気持ちの良いコード進行を見つけたら使いましょう!
お洒落なコード進行を学ぶにはやはり教本がいいですよ。僕もジャズっぽい教本から色々学ばせてもらってます。コテコテのジャズ教本は敷居が高いので、それっぽいコードを学べる教本をひとつ紹介しておきますね。
◆「Aのブルースからはじめるジャジィな深煎りギター」
ジャジーならばお洒落 というわけではありませんが、響きの豊かなコード(進行)を体験するには良い教本です。こういう本から自分の気持ちのいい部分だけ抜き取るのが、お洒落なコード進行を自分のものにするコツです。
教本から、お洒落な響きのコードをいくつか拾い上げてみます(少し自分でアレンジしてますが)。コード進行としては特に珍しくはありませんが、普段こういう音使いのコードをほとんど使わないならばとても新鮮に響くことでしょう。リズムアレンジ次第で、楽曲の雰囲気がガラッとかわります。
オシャレ楽曲の作り方:リズムアレンジ
少しジャジーな雰囲気でもったいつけて弾いてみましょう。響きがお洒落なので、このコード進行でもなんだか曲になりそうです。
すこしリズムを変えてみましょう。コードの雰囲気からスガシカオさんをイメージしたので、スガさんの好みそうなリズムで刻んでみました。なんだかそれっぽい雰囲気がでてきましたね。同じコード進行でもリズム次第で雰囲気が大きく変わります。
M7th系のコード
お洒落コードの代名詞といえばM7th(メジャーセブンス)コード。このコード一発だけでも雰囲気がお洒落^^ギターの良いところは、左手の押さえ方はコードが違っても同じところ。一度ポジションを覚えてしまえば、楽勝です!GM7コードなんかは本当によく使われますので一番最初にチャレンジしてみてください。
自分の楽曲で恐縮ですが、M7thを意識したアップテンポなナンバーです。よくあるコード進行をヒントに自分のエッセンスを加え、晴れた日の海をイメージするような曲になりました。こういうノリの良い曲はパーカッションの人と演奏しても楽しいし、お客さんの盛り上がりも良いですね。
解放弦の多いコード
解放弦を多く使ったコードは、響きが独特になりお洒落だと感じることも多いです。動画の例は左手は指2本しか使っていませんが、どことなくスピッツの楽曲のような雰囲気が出てますね。解放弦を使ったオリジナルコードを模索してみるのも、コードの幅を広げるひとつの手ですよ^^
オシャレなコードを使った曲作りのポイント
- M7th・9th系のコードを主体でコード進行を考える
- リズムアレンジを考える
- 弾きながら歌えるメロディを考える
僕は基本的に上記の方法で作っています。
M7th、m7th系のコードをメインに作った「チャーリー」というオリジナル曲を紹介します。”メロウ”とはちょっとちがいますが、ありふれたコード進行でも、ただのローコードをストロークするだけの楽曲と雰囲気が違うの、わかりますか?
お洒落な楽曲は「コード選び+リズムアレンジ」が一番のポイント!7thや6th、9thのコードは慣れるまで指使いが大変ですが、あらゆるジャンルの音楽を手軽に弾けるのはギターの醍醐味です。
ギターはひとつのコードの形を覚えてしまえば、コードが変わっても同じフォームが使えるところが最大のメリットです。M7th系はこの指の形、m7th系はこの形と覚えることで、コードブックに載っているコード全て覚えなくても対応できるようになります。
たとえば、M7th系のコードには「6弦ルートで始めるM7thコード」「5弦ルートで始めるM7thコード」、「4弦ルート、、、」、「3弦ルート、、、」と4つの形を覚えておくだけで、どんなコードが来ても指板上のあらゆる場所でコードが使えるようになります。
コードブックに載っているまま覚えるよりも効率的ですよ!
オシャレ系のメロウな楽曲はリズムキープがキモになりますので、下記記事も併せてお読みください。
➡「弾き語り上達のコツその4:リズム感の鍛え方とキープのコツ」
さいごに
僕の独自の手法を紹介しているので、わかりにくい部分もあったかと思います。こういった作曲手法は、作曲者の個性が現れます。今回紹介した方法がなじめなくてもオシャレなコードを取り入れることはできます。どん欲に、あなたのオリジナル曲にオシャレな要素を取り込んでください。
オシャレなコードばかり多用すると、聞いている方は飽きてしまうので、その辺りはバランスよくオリジナル曲を構成できるといいですね。メロウでファンキーな楽曲のあとは、ワルツで落とす・・・最後はカントリーな曲で盛り上がる!みたいな全体のライブ構成を考えてオリジナル楽曲を増やしていけると良いですね!
バラエティに富んだ楽曲を作っていくのはなかなか骨が折れますが、ミュージシャンとしての引き出しの多さにつながります。ぜひ、いろんなタイプの曲にチャレンジしてみましょう!