僕は数年前から弾き語りライブはカホニストとのユニットで行っています。ギター弾き語りに他の楽器がプラスされることで、単に音の広がりが増えるだけでなくメリットは本当にたくさんあります。
ただし!!
正しいバンドメンバーの見つけ方をしなければ、複数人で音楽をすることはメリットどころかデメリットになりかねません。僕はメンバーに超絶恵まれていますので、良いメンバーに巡り合うコツを記します。
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弾き語りユニット:正しいメンバーの見つけ方
こんなメンバーだと最高!
- 音楽性が合う
- 性格が合う
- 自分より上手い
- やる気がある
- ハモれる
メンバー探しに正しいも正しくないもあるの?!
と思わるでしょう。しかし、これは確実にあると思っています。正しい=自分との相性と捉えてください。相性とは性格的なもの音楽的なもの様々ありますが、このすべてがかみ合っていないと、活動が苦しくなるでしょう。楽しいはずの音楽が楽しくない・・・そんなの地獄ですよね。メンバー探しで妥協するくらいなら一人で演奏した方がマシです。
一緒に音楽するメンバー(サポートメンバーは除きます)に必要な項目について考えてみましょう。
音楽性が合う
音楽性が似ているというのはかなり大切です。音楽性はアレンジの方向性にも影響が出ますし、カバーする曲やオリジナル曲の理解度も左右します。音楽性が違う事で生まれるケミストリーというのもあるかとは思いますが、僕は合わない人と一緒にやればストレスが溜まる方なので無理ですね。
聞いてきた音楽や、いいと思う音の感性が近いって本当に素敵なことですよ。
性格が合う
音楽性が合う=性格が合う ということではないことは、誰もが知っていることですね。性格は一言で言うのは難しいですが、笑いのつぼが似ていたり、許せる範囲が近かったりすると、「性格が似てる」「性格が合う」ということになるんでしょうね。
100人の知り合いよりも、たった1人性格が合う仲間が居れば、それでいいのです。
自分より上手い
これ、ものすごく重要です。
音楽性も似ていて、性格も合う。よし!いいメンバーだ!!とはいきません。ミュージシャンですから楽器の演奏レベルも当然関係してきます。ここを妥協してしまうと、どっちかがガマンするという良くない状況になります。ライブでも練習でも相手の技術にイライラしているようでは良い音楽はやれません。
僕が考える基準としては、自分より音楽性が(技術も含めて)高い相手だと、本当に上手くいくなと感じています。相手のプレイにいつも感化されますし、敬意を払えます。どんなに仲が良くても敬意を無くしては、ただの同窓会です。お金をいただく音楽をやっていくのなら、このあたりの線引きはしっかりしたいですね。
やる気がある
自分よりやるのあるミュージシャンとバンドを組んだことがありますか?「自分よりライブのことを考えている」「自分より楽曲のアレンジを考えている」。自分が一番だと思っていたことが、それ以上のメンバーに巡り合える。こんな素晴らしいことは無いです。気持ちがぐいぐい引っ張られます。
最低限同じくらいのやる気か、自分より少しくらいやる気があるメンバーだと、バンド活動は本当にうまく回ると思いますよ!
ハモれる
「ハモれる」って重要です。
たまに居るんですよね。「俺の役割は楽器プレイだから」と言って、ハモらないプレーヤーって。ハモるより数倍素晴らしい楽器プレイができればそれでもいいかもしれませんが、弾きながら歌えるってすごい武器だと思っています。ハモり要因を別に雇うより、楽器も出来てハモりもできれば最強ですよね。少数精鋭ってやつです♪
端的に言うと、能力があって性格が合う方が一番ってことですね。上記で上げたどれか一つでも欠けていると、そのうちギクシャクして一緒に活動しなくなります。「そんな合うメンバーいないよ~」と言われそうですが、探す価値はあります。次項でも触れますが、夢のようなメンバーに巡り合えると、あなたの音楽活動は一変します。
良いメンバーが見つかると、あなたの音楽活動はどうなるか
劇的変化
- ライブが増える
- 集客が増える
- CDが売れる
- レコーディングに幅が出る
- 楽しい!!×100倍
これは僕の実体験です。スペシャルなメンバーと音楽活動できると、それまでの活動が変わります。練習やライブのスケジュールを合わせるのは大変ですが、基本的にメリットばかりです。どんな風に変わるのか見ていきましょう。
ライブが増える
ライブの依頼口が二人に増えるので、当然ライブも増えますよね。それぞれにファンがいるので、当然下記の集客数にもつながっていきます。
集客が増える
いきなりライブのお客さんが2倍になったりはしませんが、それでも確実に増えます。人が人を呼ぶサイクルが生まれるんですね。ただ「上手い」だけでなくファンがいるような人がメンバーになってくれると、こんな効果もあるんですね。
➡「ライブで歌うカバー曲は選曲が超重要!あなたのファンはカバーで増える」
CDが売れる
お客さんが増えればCDが売れるのは必然です。当然、「良いライブ」を続けて、地道にコツコツ活動する必要はあります。良いライブとは、自分たち自身も、そしてお客さんも楽しんでくれるライブですね。そういうライブが出来るのも、やはりバンドメンバーに恵まれてこそだと思っています。それまで、売れても1、2枚だったCDも、桁が変わってきます。
➡「弾き語りアーティストはまだまだCD音源をリリースするメリットがある」
レコーディングに幅が出る
メンバーが増えると、レコーディングにも幅が出ます。ひとりで作っているときの倍以上のアイデアが出てきます。アレンジにしても、ハーモニーにしても一人では考え付かなかったことが、アルバム制作に反映されます。
結果、お客さんに喜んでもらえるCDを作ることができ、より自分たちの自信となっていきます。
楽しい!!×100倍
何れにせよ、上記で上げたあらゆる要素がプラスにかみ合って、何をやっても楽しいです。なんというかウルトラゾーンってやつです。ライブのMCもひとりより二人の方が掛け合いができますし、ステージに二人いる、というだけで安心感が違います。結果、よくしゃべれるようになりお客さんとの距離が縮まります。
音楽はひとりで演っても楽しいものですが、一度気の合うメンバーとのライブを経験してしまうと、もうソロ活動は考えられませんね。僕の場合は本当にメンバーに恵まれています。
そんな夢のようなメンバーみつからないよ、という方は
良いメンバー探しは宝くじを引き当てるようなものです。上手い・性格が良い・音楽性が合う・・・など、相手にたくさんのことを望むということは、相手にとってのあなたもそうでなくてはなりません。むしろ、自分がまずそうあるべきですよね。
似たもの同士は引き合います。いつかそういったスペシャルな人に出会えるまでは、メンバー探しは妥協しない方が良いです。性格や上手さに妥協して「いないよりはいた方がいいや・・・」という人と組むよりは、お金を払ってでも上手い人にサポートしてもらうことをおすすめします。一番好きな音楽を、メンバーへのストレスを抱えながら続けるなんて地獄ですからね^^;
上手い人との演奏は、お客さん側からしたら見ていて気持ちいいですから、できるだけ上手な人にサポートを頼みたいですね。自分の実力を底上げしてくれるような人です。
あえてバンドを組まないという方向性もあります。
機材の発達した現代ではハモりを自動で生成してくれる機材を使ったり、カラオケを流しながら演奏することで音が薄っぺらくなるのを防げます。自分がやりたいことが、バンドじゃないとできないのか?はよく考えたいところです。
➡「アコギ弾き語りにおすすめのエフェクターと上手に音作りしている人たち」
さいごに
もし理想のメンバーが見つかったら、あとは突っ走るだけです。自分たちが楽しむことが、お客さんを喜ばせることになるので、思いのままに活動しましょう。間違いなく良い結果が得られるでしょう。
僕は、複数人で音楽活動するにあたり、ひとつだけルールを決めています。
ギャラは折半ということです。例えば、ライブでCDが売れたら作曲した方が多く貰う、とかそんなことが無いように、必ず折版です。バンドに入ったお金は平等に分けます。これをやらずに解散していったバンドは数知れませんからね。大事なのは二人で音楽することであって、お金を多くもらうことじゃないはずですよね。