僕は年間20~30本ほどのライブをしています。会社員で子育てしながらの年間20本以上は、実際かなりのハイペースだと感じています。年間ライブのほとんどが依頼を頂いて呼んでいただくライブです。「ライブやってよ!」と声をかけていただくには、どんな音楽活動が必要なのでしょう?
僕がライブの出演依頼を頂けるようになった経緯をまとめました。「いろんな場所で歌いたい!」と考えているあなたへのヒントとなれば幸いです。
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「声をかけてもらえること」の重要性
ライブの出演依頼が来ると嬉しいですよね。
自分で企画するライブも熱くなれるのですが、お店との交渉~集客~そしてライブ自体の運営、、、とやることは盛り沢山。音楽が本業ならいざ知らず、仕事を持ちながら年間30本も自主企画をやっていたら身が持ちません。ライブを企画するという経験は必要ですが、たくさん歌いたいからたくさん自主企画をする・・・というスタイルは現実的ではないと思います。
自主企画ライブ < ライブ出演依頼
知り合いや、お店からライブ出演依頼を受けて歌う場合、集客などを積極的に手伝ってくれる場合が多いですし、ギャラも発生することが多く、出演する僕らも精神的に気持ちよくライブの日を迎えれらます。
僕は元々ガンガン自主企画を打っていくスタイルで音楽活動をしていました。しかし、近年ではほとんどのライブを依頼していただけるので、自主企画をすることもなくなり、集客数で極端に悩むことや、ライブするたびに自分のお金を持ち出すという心配がなくなりました。ありがたいことです。
やはり、「喜ばれて歌える」「聞きたいから呼んでもらえる」という状況でライブ会場に向かうのは気持ちの良いものですし、ミュージシャンとして大きなやりがいを感じます。ライブ依頼の声をかけていただけることは重要ですね!
そんなことをあなたにも気づいてほしいと思います。
どうしらライブの出演依頼が来るようになるの?
ライブに呼んでもらえることの喜びや重要性については理解いただけたと思います。
そこで、「じゃ、どうすればライブに呼んでもらえるの??」という切実な問題があります。どんな優れたミュージシャンでも最初から各地からお呼ばれされるわけではありません。コンスタントに呼んでもらえるには、そこに至るまでの地道な活動があります。
実際に僕が年間20本ほど出演依頼をいただけるようになった経緯をまとめてみます。
1.ライブ企画が好きな人と知り合った
企画をすることが好きな人はどこにでもいるもので、様々なイベントに出ていると、そういう人と知り合えることがあります。人との出会いは運的なところもありますが、その運をつかむためにはとにかく色んな所に顔を出すことが大事ですね!
企画好きな人と知り合うには音楽イベントばかりでかけていてもダメで、人が多く集まるところや、自分で何か企画することに生きがいを感じている人が出入りするような場所に顔を出さなくてはいけません。
最近全国的に「ゲストハウス」がひそかなブームになっていますが、ゲストハウスは熱い人が集まりやすい印象があります。僕もゲストハウスで歌わせてもらうことがありますが、全国からいろんな人が来ていて本当に刺激的です。
企画好きな人も、だれかれ構わず声をかけるわけではありません。その人にあなたの音楽を気に入ってもらう必要があります。常に自分の音楽を磨き上げるのは当然の努力として欠かすことはできません。
2.お客さんから声をかけてもらう
ごく稀なケースですが、ライブで出会ったお客さんが「ライブを企画するので歌いに来て欲しい」と連絡をくれることがあります。こういう積極的なお客さんと知り合うにもやはり、いろんなところで歌うしかありません。おすすめは、不特定多数のお客さんが来る観光地などで歌う事です。
僕の場合は地元に花桃の観光地があり、毎年シーズンには数万人のお客さんが訪れる場所で毎年歌わせてもらっています。そこではオリジナルCDもよく売れますし、観光地でウキウキしているお客さんが多いためか会話も弾みます。会話の中で自然に連絡先を渡したりできますので、後々のライブ依頼につながるケースもあります。ライブ中に「どこにでも歌いに行きますよ~」アピールは当然必要です。
観光地以外でも、ライブのお客さんの中には「私もお店をやっているのでぜひ」と出演を依頼してくれる方もいます。毎回同じお客さんの前で歌っていてはこういった出会いはありませんので、できるだけ新規のお客さんの前で歌えると新しい出会いが広がりますね!
3.インターネット経由で出演依頼がくる
今では、それほどネット経由で出演依頼があることも減りましたが、ニコ生やYoutube経由で出演依頼をいただいたこともありました。インターネットは国境も田舎も都会もありませんから、どこで音楽をやっていていも、気に入ってくれた人が声をかけてくれます。
僕はニコ生経由で関東や北海道、Youtube経由で関西や広島に呼んでもらいました。呼ぶ方も呼ばれる方も、実際には会ったことがないわけですが、気軽に(と言っても呼んでくれる方は勇気がいったと思います)呼ばれたりできるのが、ネットの良いところですね。
たまに知らないライブハウスから出演依頼が来ることもありますが、たいていノルマ有りのただの数合わせの内容なので受けていません。僕らの音楽を知らないのによく出演依頼できるな~と思いますね。
4.バンドメンバー経由で依頼が来る
僕は現在、弾き語りのライブをユニットでやっています。カホン&ボーカルのメンバーと二人でのライブです。
バンドというほど大所帯ではないですが、やはり音楽は一人より二人、二人より三人の方が出来ることの幅も広がります。そして、メンバーの数だけライブの回数が増える可能性があります。年間30本ほどやるライブの1/3はメンバー経由で依頼されるようになりました。
バンドやユニット組めば必ずライブが増えるとは言い切れませんが、僕の場合はライブを連れてきてくれる”良きメンバー”に出会えたということになります。楽器も人も出会いです。ありがたいことですね^^
出演依頼が来ることを想定して決めておいた方が良い事
さてさて、あなたが素晴らしい音楽を続けているのなら必ず出演依頼は来ます。
そんなときに大事なことは、呼んでくれた先方とのやりとりをスムーズに進めることです。場合によっては企画の方が”初企画”とうこともあります。きっと質問攻めにあうでしょう「いくらで来てくれますか?用意しておくものは?チケットやプログラム表は必要?・・・・などなど」
そういった予想できる質問の答えは用意しておくべきと考えます。「企画者さんに全部お任せします」では相手に苦労を掛けます。出演料は一番迷うところですので、普段はこんな感じでギャラをいただいていますよ~と提示できるのがベスト。お金の話は自分からは言いにくいものですが、相手も聞きにくい部分ですので、自分の中でスタンダードを決めておいた方が話が早いです。
その際に、いくつかパターンを用意できるといいですね。たとえば会場がカフェならば、、、
- スイーツ付き2,000円/1人で取り分は50:50
- 投げ銭制で歌わせてもらう
- 1時間10,000円
全パターン最初に出してしまうと選ぶのに困りますので、自分が「こうだとうれしいな」という条件に相手が困っているようであれば、「他にはこんな感じで歌わせてもらうこともありますよ~」と話を振ることができます。お店(企画者)にもお客さんにもあなたにも負担にならない win-winの設定ができるといいですね!
また料金以外ではライブで必要なもの(機材など)の質問も多いです。普段ライブをやっていないカフェなどでは、アンプやマイク等の機材はありませんので、持ち込みになります。その際、電源だけは確保してもらう必要がありますので伝えたり、CD等の物販をしても良いのかは事前に確認しましょう。
➡「アコギ弾き語り用アンプのおすすめ機種6選!選び方のコツと必要な機能」
➡「カフェ 喫茶店で弾き語りライブをする方法 ライブハウスよりおすすめな理由」
さいごに
ライブを実施しているところに「ライブをやらせてください」と申し込むのは簡単です。しかし、「ライブお願いします」と依頼されることの難しさ。
待っているだけでは出演依頼はやってきません。「どこでも歌いに行く」「いつもライブをやっている」という情報をどんどん発信し、お客さんや企画者に声をかけてもらいやすい状態を作っておくことが大事です。基本的に断らないスタンスで!
断らない・・・というと、チケットノルマや出演料を払わなければならないライブのお誘いもあります。僕はそのようなライブは基本的にお断りしています。ギャラがでなくても、最低限こちらからお金を払うことが無いライブにしか出ません。ノルマをかけてくるひとは、あなたの音楽が聴きたいのではなく、お金儲けの為だけに出演依頼をしていますので、割り切って断るべきかと。
出演依頼を呼び込むためには、「呼びたい!」と思わせる音楽ができているかどうか。難しいけどそれこそが本質ですよね^^この基本ができていてこそ、人との出会いが次のライブにつながるのだと確信しています。
➡「弾き語りアーティストがライブのギャラをもらえるようになる方法」
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