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■弾き語りのコツ

弾き語り上達のコツ:上手い人はギターと歌の音量バランスが抜群

ギター弾き語りの上手い人の演奏はなぜ聞きやすいのか考えたことはありますか?「聞きやすい弾き語り」とはギターと歌の音量バランスが取れていることがひとつの要因でもあります。

ギターと歌の音量バランスを取るコツをつかんで、確実に1歩ステップアップしましょう!

この記事から学べる内容は以下の通りです。

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ギターと歌の音量バランスの重要性

弾き語りをする上で、ギターの音量と歌の音量のバランスはとてもとても重要です。どれくらい重要かと言うと「バランスが取れていないと演奏しない方が良い」くらい重要です。

ちょっと大げさですが、それくらい聞いている人は聞きにくいのです。特に弾き語りでギターの音量が大きすぎるのは最悪で、お客さんにはあなたがどんな歌詞を歌っているかわかりません。早くその場を逃げ出したくなるでしょう。

逆に、ギターが小さすぎるのも気になるものです。まるで弾いているかのように手は動いているのにギターが全く聞こえない・・・これはストレスになりますよね。

音量バランスの黄金比は?

黄金比があったら良いですよね。ですが、実際にはこの比率を守っていれば完璧だ!という数値はありません。しかしながら、目安にできる割合はあります。20年ちかく弾き語りをしてきた僕の感覚ですが「歌6:ギター4」もしくは「歌7:ギター3」あたりですね。これは楽曲によって変わりますし、演奏中にも変わります。ギターソロなどで歌わないパートでは「ギター10」となりますしね。

感覚の話をして申し訳ないのですが、とにかく「お客さんに歌(歌詞)とメロディを届けるんだ」という気持ちが大切です。その気持ちが、ギターの音量を抑えて、少しでも聞きやすい演奏を心がける基準となります。難しいことではありますが、意識するのとしないのでは聞こえ方はずいぶん変わってきます。チャレンジあるのみ!がんばりましょう!!

ギターと歌、それぞれの音量のコントロール方法は下記で紹介します。

ファンの反応は別です

あなたの歌を聞いているのがファンだけなら話は別。ファンはあなたの歌を覚えているでしょう。一緒に歌ってくれるかもしれませんね。そうなると、あなたの歌詞が聞こえなくても聞こえてると錯覚します。歌より楽器の音量の方が大きくてもそれほど気にしないでしょう。

しかし、演奏を聞いてくれる相手がいつもファンというケースは少ないでしょう。ひとりでもあなたを知らない人が聞いてくれていれば、その人に歌詞とメロディを届けるつもりで歌うべきです。

ギターと歌の音量バランスの確認方法

ギターと歌の音量バランスの確認は自分で録音してみるのが一番です。最近の簡易レコーダーは小型で高音質です。ぜひ1つ持つことをオススメします!

僕もzoomのヤツを愛用してます^^

録音にスマホを使ってもよいのですが、特にAndroidスマホは音質が悪いですし、スマホ内蔵マイクもどこに向かって付いているのかわかりかねます。まともな状態での録音は難しいでしょう。

マイクをお客さんの耳の位置に設置して弾き語ってみましょう。がっかりするのか、意外とバランスよく歌えているのかは聞いてのお楽しみですね^^

もうひとつの確認方法は誰かに聞いてもらうことです。できれば率直な意見を言ってくれる相手がいいですね。あなたを傷つけまいとして、あまり聞こえないのに「いいんじゃない?」などと言わない相手ですね。

自分の演奏を確認するということは、日々の練習でも実践していきたいですね。思ったよりも上手に弾き語りできているかもしれないし、反省点ばかりかもしれませんが、自分の演奏を客観的に見直すタイミングです。

ツイキャスやニコ生等で配信する場合も、このバランスを意識して弾き語りができると、うれしいコメントも増えるかもしれません。

ギターの音量コントロール方法

上記の方法にて、あなたの演奏の音量バランスを確認し、問題があればさっそく対策していきましょう。歌はいわば声ですので「小さく出したい・大きく出したい」が感覚的にできると思います。

問題はギターの音量コントロールです。これはギターの中でも難しいテクニックになります。ギターは小さな音で弾くのがとても難しい楽器なんですよね。基本的には下記のことに注意してギターの音量コントロールを目指します。

  • あなたの声量に合ったギターを選ぶこと
  • あなたの声量に合わせてギターを弾くこと

あなたの声量に合ったギターを選ぶこと

ギター(特にアコギ)は、同じモデルでも音量や弾き心地が変わります。いわゆる個体差と言われるものです。小さなボディでも大きな音の出る個体もありますし、ジャンボといわれるシリーズでも思いのほか音量が出ない個体もあります。

ここで間違いがちなのが、「大きな音が出るギターが良いギター」という勘違いです。一般的には小さなボディでも大きな音が出るギターは良いギターとされますが、弾き語りにおいては絶対ではありません。

というのも、大きな音が出すぎて、声量を凌駕してしまうようなギターは、音量のコントロールが非常に難しいからです。先述しましたが、ギターは小さな音で弾くのが難しい楽器です。相対的に大きな音の出るギターをあなたの声量に合わせていくのは至難の業。そういうギターは声量に自信のあるシンガーに使ってもらいましょう!

もしこれからギターを選びなおす機会があれば、ぜひ「あなたの声量とバランスがとれるか」を念頭にギター探しをしてみてください。

僕が今使っているギターはラリヴィーのOM-60というモデルです。このギター、音色も素晴らしいんですが、音量も僕の声量に合っていて非常に歌いやすいです。このギターはOM(オーケストラモデル)というボディ形状で、アコギの中では中間のサイズです。ラリヴィーOM-60で生ライブをした時の動画を貼っておきますね。音量バランスの参考にしてください。

ラリヴィーギターに興味がある方は、下記の記事もどうぞ^^

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あなたの声量に合わせてギターを弾くこと

弾き語り音量の基準は、あなたの声量です。ギターに負けじと声を張り上げるのではなく、あなたの声量に合わせてギターを弾くことを心がけます。ギターの音が声量に勝ってしまっていないか、録音などしながら注意深く練習しましょう。特に歌声の小さい方は、「アルペジオはいいけど、ストロークではどうしてもギターの音量が勝ってしまう」という状態になりがちです。

ストロークで小さな音を出すのは非常に難しいのですが、たとえば、ピックを一番柔らかいものに変えるだけでも音量は下がります。一番柔らかいピックは「Thin(シン)」というタイプです。楽器屋さんでいろんな厚さのピックを確かめてみましょう。

Fender フェンダー ピック WHITE THIN

音量を気にするあまり、ピックを軽く握って落としてしまう人がいます。ピックを軽く握るところまでは正解です。ただ、ストロークして弦に当たる瞬間にはピックが飛んでいかないように力を入れるんですね。ですので、上手なギタリストは、弾いていない時は脱力し、ピックが弦を弾く瞬間には力を入れています。ずっと力を入れっぱなしでは疲れますし、2時間ものライブに耐えられれないですからね。

アコギの音量を押さえる他の方法

また、「ピックを変えてもあまり音量が変わらなかった」という場合は、ギターのサウンドホールにフタをする方法もあります。ギターのサウンドホールにフタをするということは、ギター本来の鳴りを消すことになります。おすすめはできませんが、音量に悩むより実践したほうが良いです。

完全にフタをしてしまうと、音量ががっつり下がってしまいますので、下記のようなメッシュ状になっているサウンドホールカバーのほうが良いでしょう。このタイプは裏フタがあり、若干音量を調整できるようになっています。


サウンドホールカバー

注 意

ギターにサウンドホールカバーを取り付ける場合、サウンドホールの穴のサイズがカバーに合っていないと取りつきません。穴のサイズを確認の上、購入しましょう。

サウンドホールカバーは、材質やデザインなどさまざまあります。あなたのギターに合ったものが見つかるといいですね!

ギターと歌の音量バランス、ライブハウスではどうする?

ライブハウス等の音響設備の整っている環境で歌う場合はまた話が変わってきます。音量のバランスは音響のスタッフがコントロールしてくれるからです。

しかし、 歌 >> ギター のバランスが身に付いていれば、たとえ音響スタッフが音量調整しているとしても明らかに上手に見えますし、安心して聞いていられます。「私はライブハウス専門だから」と他人任せにせず、自分で出す音は自分でコントロールできるようになると、周りからも一目おかれます!!このバランス感覚が身についている人、なかなか居ませんから。

まとめ

弾き語りにおける「歌とギターの音量バランスの重要性」わかっていただけましたか?

人前で演奏する以上、お客さんにいかに気持ちよく聞いてもらえるかは常に考えていきたいですね。細かいことですが、ミュージシャンとはそういうことの積み重ねが個性となり、ファンの獲得につながります。ただ上手ければいい、速く弾ければいい、というものでは無いんですよね。

僕もテクニックばかりを追いかけた時期がありましたが、テクニックを見に来るお客さんはほとんどいません。やはり歌であり、声であり、メロディであり、ライブの空気なんですよね。基本的なことですが大切なことだと思っています。