ギターアンプに限らず、音響機材の中で比較的疎かにされがちなケーブル関係。ケーブルの中でも特に注目されにくいのが「電源ケーブル」です。あなたも、「電源ケーブルはどれも同じ」と思っていませんか?
僕も、高品質な電源ケーブルの存在は知っていましたが、音にまで影響が出るとは考えにくく、ましてやアンプ等に付いてくるケーブルが「オマケ程度の品質」だったのは一昔前の話ですよね。
とは言うものの、商品レビューを見ると絶賛コメント多数。気になるじゃないですか真相が(笑 ということで実際に購入してみました、OYAIDE先生を。
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OYAIDEの高品質ギターアンプケーブルを試してみた
電源ケーブルはメーカー・種類が豊富で迷います。
僕はケーブの特性や材質には疎いので、名前をよく聞くOYAIDE(オヤイデ電気:秋葉原のケーブル専門ショップ)製の電源ケーブルを選んでみました。”ギターアンプにパンチをもたらす”という「L/i 50 G5」を購入。素材・太さは、電気特性上申し分無いんでしょうね。
こういう商品は、演奏者の”いい音になったかもしれない”という感性に委ねる「オカルト商品」ではないかと、かなりドキドキのお買い物。1万円以上するので、ちゃんとライザップ並みに結果にコミットしてほしいわけです。
付属の電源ケーブルと弾き比べてみた結果がこちら
録音環境
- ギター:Larrivee OM-60
- ピックアップ:LRBaggs Lyric
- ギターシールド:VOX VAC-19
- アンプ:VOX AGA-150
- 収録マイク:Zoom H1n
(付属の電源ケーブル⇒OYAIDEの順)
「ん?んんんー??」という感じですよね。
これが”音にパンチを加える”というケーブルかぁ~。
演奏スタイルを変えてもう一度。
(付属電源ケーブル⇒OYAIDEの順)
音質、音量ともにはっきりわかる変化は見られず。あぁ・・・1万円が、、、(笑)
線材の品質や太さで電流量や抵抗値が変わるはずです。音に影響が出ても不思議ではないと思っていただけに、ちょっとショッキングな結果となりました。最近のアンプは、付属のケーブルの品質が上がったのかもしれませんね。
いやはや、勉強になった!!(音源に「サー」というノイズが乗っているのはアンプの仕様です。VOXに確認したところ、そういうものだとか)
使用環境によっては劇的に音が改善されることもある?!
使用環境によっては「劇的に変わる!」ってこともあり得るのかな??例えば、低品質ケーブルを使っていた場合や、アンプとOYAIDEケーブルの相性が抜群だった場合。
1万円出すのなら、ある程度音の改善が聞き取れるほどの効果は欲しいですよね。ケーブル類の更新は、今使っているアンプの音にどんな不満があるか、よくよく分析してからにしたほうがよさそうです。
僕が試した限りでは、その違いがわからず終い。まぁこういうものは、「いいもの使ってる」感、いわゆる物欲を満たすための商品かな~。実際に素材は高給のものが使われ、製造過程もしっかりしているはずなので。
しかし、あの絶賛の商品レビューはなんだったんだろう。この程度の違いならば「付属のケーブルで十分」かな、という感想です。要はお客さんがこの音の違いをわかるか?というところですよね。よっぽど特殊な環境でライブをやられてる方(お客さんがほとんどミュージシャン等)以外は、お客さんはあまり音質にこだわって聞いていないものなので、お金をかける場所をもう一度考えた方がいいです。
さいごに
昔、「車のオイルに混ぜるだけで燃費が良くなる」と謳われていた”謎の液体”を思い出しました。同じくらいのオカルト臭を感じます。
興味のある方はサウンドハウスを覗いてみてください。オーディオ専用やレコーディング機材専用など、OYAIDEだけでもたくさんあるんですよ。キラキラしちゃってる電源ケーブルをお探しの方はどうぞー。
しかし、こういう機材関係の検証は面白いですね。巷(ちまた)で言われていることがいかに主観的で根拠の乏しいものかよくわかりました。今後も何か怪しげな製品を見つけたら試していこうと思います!!検証後は読者プレゼントしても面白いかな^^
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