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■私と音楽

ブラックフライデーで散財!音楽機材を無駄に買わないために

今年もやってきますね、ブラックフライデー。僕らミュージシャンにも多大な恩恵があります。狙っているものがあり、嬉々として待っている人、財布の中身を見て戦々恐々としている人、、、メーカーの商戦に一喜一憂する季節です。

僕もTwitterから流れてくるブラックフライデー広告を見て、ついつい買ってしまっていたんです。でも使わない(笑)使わずにハードディスクのゴミと化しているプラグインや、機材を増やさないために、僕なりのブラックフライデー対策を立てました。あなたにも当てはまる項目、ありませんか??

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ブラックフライデーで買って使わなかったもの

「セール!〇〇%OFF」という文句を見ると、買わないと損しちゃうんじゃ・・・という感情が湧いてきます。そもそも使う予定が無いものであったり、使い方のわからないものにも手を出してしまったり。僕の経験上、買ってみたもののその後使っていないものを列挙してみます。

1.音源(プラグイン)系

年末商戦やサイバーマンデーもそうですが、この時期って音源系のプラグインが恐ろしく安いんですよね。90%offとかも見ます。音源プラグインはデータですので、DL(ダウンロード)販売の場合は、メーカーは在庫を持たなくてよい為、いくらでも売れるんですよね。値段をメーカー側で変えやすい為、セールも打ちやすいんだと思います。

そこで「〇〇%OFF」の文字に踊らされて、使う予定の無いベース音源、ギターのアンプシミュレータ、ソフトシンセ、ドラム音源、、、そんなものをいくつも買ってしまいました。

  • MODO BASS
  • EZdrummer
  • Amplitube 4
  • SampleTank 3
  • TRILIAN

いやいや、買った時は「よーし!曲作りに使うぞー!レコーディングするぞー!!」ってなるんですよ。実際かなりテンション高めで買いますからね^^

しかし、、、いざ制作を始めてみると、まずソフトの使い方から覚えなければならないことに気づきます。当たり前なんですけど、ネットでポチっとするときには頭から抜けちゃってるんですよね~、使いこなしている自分まで想像できていないというか。で、やってみて「うーん、設定が難しい・・・」とかなってお蔵入り。というサイクルです。しまいには「俺、生楽器派だし~」と救いようのない結論を導き出し、ソフトを使わない(使えない)ことを自分自身に言い訳して終わり。これでは、高機能なプラグインたちも浮かばれませんね。。。

打ち込み用の音源も実際に買ってみると自分の音楽に合わなかったりします。その場合、自分のギターの音色やボーカルの音色に合わせるようにプラグインの音色を変えたり、自分のギターの音色を変えてみたりするわけですが、これがまた手間のかかる作業。納得いくまで音を作り込む作業は気が遠くなり、「じゃ、やっぱり生楽器で」となってしまうんですよね~。

また、面白そうだからいつか使うかもしれないから安いタイミングで買っておこう!と思って買ってしまったものは、インストールすらしない傾向にあります。買って満足してしまっているんですね。意外と多いんじゃないかな~??こういう人。

2.キーボードなどのハード機

僕はハード機でもやらかしてます。買ったままの機材が音楽部屋のあちこちに積み上げられ、子供のおもちゃに。

  • iRigKey I/O
  • nanoPad2

どちらもレコーディングに使うつもりで買ったものの、そもそもレコーディングする時間が取れないことに気づき撃沈。彼ら今か今かと押入の中で出番を待っています。ごめん!

iRigKey I/Oに関しては、忙しい時間の中で少しでも簡単にレコーディング環境立ち上げられたら良いなと思ってiPadで使うことを想定して買いました。しかし僕のiPad、SampleTankなどのシンセを鳴らすと、プチプチ音切れして使い物になりませんでしたorz。iPadのスペックまでは想定して買わなかったな~という失敗です。

ソフトもハードも使ってみて初めてわかることって多いですよね^^;

ブラックフライデーで欲しい!となったときに冷静になる極意

人間は安いものに飛びつく習性があるようです。普段”高い”と思っているものが〇〇%OFFとなると、そもそも気になっていなかったものまで欲しくなります。欲しくなかったものまで買ってしまい、結局使わないなんてことを避けるためにも、自分の中で「ブラックフライデーで踊らない極意」を立てました。

1.時間はとれるのか

かなり重要な項目です。最近のプラグインや機材は直観的に操作することができるようになってきているとはいえ、やはりマニュアル片手にセッティング~操作方法を覚える作業がプラグイン導入のメイン。多忙な生活の中でこの時間が取れるのか!?はまず第1に考えるべきと思います。

できれば、デモ版等無料でDLできるものを使ってみて、「これなら俺にも使える!」という感触は得ておいた方が無難です。

2.使いこなしている自分を想像できるか

たとえばシンセサイザープラグインが欲しくなってしまった場合、そのプラグインを使いこなしている自分が想像できなければ、買うのを断念します。そもそも、シンセのプラグインは基本的にどんなDAWにも標準的な物が入っていますし、それすら使っていないのであれば、新しく購入するシンセプラグインも使わないでしょう。

僕はこれで失敗しています。そうなんです、欲しいものって既に持っているケースがあるんですよね。よくよく自分の今の機材やプラグインを棚卸してみて、あるもの・ないものをきちんと把握しておくことも大事かな、と。

ただ、買ってそれとなく使ってみた。程度ではプラグインの本来の性能は活かせません。やはり楽器でもなんでもそうですが「使いこなしてこそ」自分のもの・個性としてアウトプットできると考えています。PCのなかにプラグインが増えてくるのはある種の喜びでもありますが、使わなければお金を捨てたのも同然。使うもののみPCに残して、PCのリソースを解放してあげましょう!

3.それを使って何をやりたいのか

仮に、今まで持っていなかったプラグインや楽器で欲しくなってしまった場合、その購入するものを使ってやりたいことが浮かんでくるかは重要です。

僕はベースもキーボードも弾けませんが、セールでベース音源やMIDIキーボードを買いました。買ったものをレコーディングで使う予定でしたが、弾けないものを打ち込むことは非常に困難です。自分で打ち込んだものに自信がもてないため、いつまでも打ち込んだテイクにOKが出せないんですよね。

それを使ってやりたいこと、出したい音がある!!くらいの明確なビジョン無くして手を出すべからず、です。

4.それを買うことで何が得られるのか

買い物には、ストレス発散の側面があります。

日頃、仕事や生活でストレスを抱えていると、ついつい買い物で発散しがち。実際、ちょっと高いものや勢いで買い物をした時など、すっきりしますもんね~。僕もこの手の買い物で散財しがちです^^;

ただ、ここで思いとどまりたい!今買おうとしているものから得られるものはなんなのか!!もしかして自分の所有欲を満たすだけの買い物だとしたら、、、安さに釣られているだけだとしたら、、、「なんとなく」という自分でもわからない気持ちに突き動かされているだけだとしたら、、、

物欲に負けて買ってしまった機材たちのホコリを被った姿を見て、後悔しないために「得られるものの大きさ」には自分基準を持っていたいものです。

5.それを買うことで何を失うのか

買いさえすれば、電子データ(プラグイン)であれ機材であれ物は届きます。しかし、それと引き換えに失うものがあることを知っていますか?

たとえば、普段から時間に追われている人が設定の難しい機材やプラグインを買って、そのセッティングに時間を取られたとします。そうです、お金以外に「時間」も失うことになります。

子育て真っ只中であれば、「お父ちゃんはすきなことばっかりやって」と非難の嵐、家族の雰囲気が悪くなるでしょう。子どもが気になって音楽の方にも集中できません。

プラグインを買っただけで家族からの信頼まで失ってしまっては、代償が大きすぎます。そう考えると、今は買うときでは無いな、、、と判断できますよね。

子どもと一緒に体験できる、みたいな楽器やソフトであれば家族も反対しないとは思いますが。

これら5か条を乗り越えて、晴れて自信をもって買い物ができます!!

さいごに

僕は楽器メーカーや音源メーカーのTwitterをたくさんフォローしています。しかし、ブラックフライデーやサイバーマンデーなどのセール期は、本当に誘惑的な「〇〇%OFF」広告が多いのでミュートしてるのですよ。

「使ってみなきゃ、その商品の可能性に気づけないじゃん」というもっともな意見もあります。しかしながらお金も時間も有限な中で、やはり自分に適したもの、自分が求めているもののみをチョイスしていきたいなという思いが年々強くなってきています。

ソフトもハードも日進月歩で進化しています。新しい機材の情報は柔軟に取り入れつつも、無駄買いはしないよう努力したいですね^^

ただ、ここぞ!というときに買い物に悩まないようにもしています。
➡「高価な機材・ギターを買おうか迷った時 僕ならこう考える