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■ギターについて

ギターのコードを押さえると指が痛い 弦に触れる左手の傷み緩和方法

ギターを始めたてのときって、コードを押さえる手の指がすごく痛いですよね。

ギターを弾くと指先が硬くなって、そのうち痛みも無くなると思っていませんか?間違ってはいませんが、指先の皮膚ってそんなに硬くなりません。コードを押さえる指の痛みを緩和するには、まず第1にギターの最適なセッティングです。

詳しく解説します。

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コードを押さえる時の指の傷み緩和方法

まず最初に言いたのは、「痛みを我慢して弾き続けてはだめです」ということ。

その痛みの原因は、弾き方が間違っているか、ギターのセッティングに原因があることがほとんどです。まずはセッティングを疑ってみてください。

ギターを正しくセッティングすると、弦を押さえる力が軽減され、その分指の痛みが和らぎます。初心者こそギターセッティングの最適化を一番最初にするべきなのです。

ギターが正しくセッティングされているかどうかを考えずにギターを始める方が本当に多いです。あなたも、ギターを買ってきたまま使っていませんか?

僕はこれまでに数十本のギターを弾いてきましたが、買ったままの状態で最適だとおもったギターは数本です。安いギターほどギターの再セッティングが必要な場合が多いのですが、高いギターでも安心はできません。ギターは製造されてからあなたの手に渡るまでに、セッティングが変わってしまうことがあるためです。

ギターセッティングのポイントを確認しましょう。

ギターを弾きやすくするには

あなたのギターがコードを押さえる時にすごく力が必要なのは、弦高が高いからです。弦高とは、ギターのネック(指板)から弦までの距離のこと。この弦高が標準より0.2mm高いだけでも指への負担は大きくなります。

弦高は上図のように、ギター12フレット上から、弦までの高さを測ります。アコースティックギターの標準弦高は6弦で2.5mm程度、1弦で2.0mm前後が弾きやすいとされています。まずは、標準弦高に対し、あなたのギターがどんな状態か確認しましょう。

弦高調整は通常、プロのギターリペアマンにお願いする作業ですが、自分で出来ないこともありません。失敗のリスクがあることと、根気のいる作業ですが、自分でやってみたいという方はこちらをご参考に。調整に必要な道具等も紹介しています。

【写真付き】アコギを弾きやすく!自分でできる弦高調整方法

弦高を自分で調整して、あなたのギターをさらに弾きやすくしよう!

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標準に対してさらに弦高を下げることができますが、あまり下げ過ぎると、ギターを弾いた時に弦がビリビリ鳴ってしまうなどの弊害が出ます。適切な範囲で留めておくのがベターでしょう。

僕は6弦 2.3mm 1弦 2.0mm程度となっています。

弦高が高いメリットもある

弦高が標準より高いと弾きづらいわけですが、サウンド面でメリットもあります。音量が大きいことと音質がはっきりした音になることです。わずかな差かもしれませんが、弾きやすさよりサウンドを優先するギタリストは、弦高を高めにセッティングします。好みですね。個人的には、サウンドよりも弾きやすさを優先しています。

弦を変えてみる

弦高が最適化できても、それでも指が痛い場合は、弦を細いものに変えてみるという方法があります。ギターに最初から張られている弦は、ライトゲージという標準的なものがほとんど。これをさらに細いエキストラライトゲージという弦のセットに変えてみましょう。

アコギ用のエクストラライトゲージを紹介します。

弦メーカーは非常にたくさんあり、どれが良いか迷いますね。初心者の頃は弦交換の練習にもなりますので、安い弦を購入して錆びたら換える・切れたら換える習慣を付けられると良いですね。上記フォスファーブロンズという弦の種類は、きらびやかな音がする弦として人気があります。

いっそギターを変えてみる

アコースティックギターは基本金属弦ですが、クラシックタイプのギターはナイロン弦がメインです。弦とナイロン、どちらが手に優しいかは触ってみなくてもわかりますよね?

クラシックタイプのギターはネックが太くて持ちにくい印象があるかもしれません。しかし、各メーカーからネックが細くて、普通のアコギから持ち替えやすいモデルもたくさん出ているんですよ!

下記の記事で、弾きやすさを基準に選んだエレガット(クラシックタイプ)を特集していますので、一度のぞいてみてください。

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ギターが弾きやすい状態にセッティングできていれば、コードを押さえる力も、これまでよりかなり減らせるでしょう。

コードを押さえる時に指が痛い、といってギターを断念してしまう初心者が非常に多いです。ギターのセッティング次第で弾きやすくなることを知らずに、「ギターってこんなに弾きづらいんだ」となってしまうのは残念です。

ギターを独学で始めると、こういったギターのセッティングのことまで頭が回りませんからね。「指が痛いのは自分の練習不足」、「なかなか上達しないのはギターに向いていないんだ」と決めつけてしまうのは早いということです。

”最適なギターセッティングありき”でギターを始めていただきたいものです。

さいごに

ギターを始めた頃は、痛みとの戦いです。指だけじゃなく、肘や手首も痛くなりますよね。誰もが経験することですが、そこで挫折してしまう方も多い難所です。

コードを押さえた時に良い音が出ないのは、セッティングの問題もあります。解説したように、適切なセッティングができていれば、これまで以上に無駄な力なくコードが押さえられます。苦手だったセーハ(バレー)コードもキレイに鳴るかもしれませんね^^

本当はギター選びから慎重になる必要があります。あなたの手に合ったギターを選ぶことができれば、コードで苦労することも少ないかもしれません。どれも同じように見えるギターでも、ひとつひとつ全然弾き心地がちがうものです。もし2本目のギターを手に入れる機会があれば、思い出してくださいね。

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