弾き語り曲の作曲に音楽理論は必要?理論を知っていると便利なメリット

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作曲に音楽理論は必要でしょうか?

僕の答えは「必ずしも必要ではない」です。あなたも音楽理論は気になっているけど、なかなか勉強する気になれずにいるのではありませんか?音楽理論は覚えることばかりで難しいですし、覚えることが大量です。どこから始めればいいのか、どんな理論書をてにすればいいのか、さっぱりわかりませんよね。

音楽理論を知っていると曲作りやコードを考える時にどんなメリットがあるのか知ってから、理論の勉強にトライしてみましょう!

音楽理論は全部知っている必要はありません。あなたに必要な部分だけ取捨選択すれば良いのです。

弾き語りアーティストでも音楽理論は役に立つ

音楽理論は、作曲家のような”いわゆるコンポーザーが知っていればよいもの”という認識のアーティストは多いです。実際に理論のなんたるかを知らずとも作曲はできてしまいますからね。

「理論」なんて堅苦しい言葉だと、音楽を頭で理解し、勉強するという印象です。勉強嫌いなミュージシャンには耐えがたいですよね(笑)僕も音楽学校時代の理論の授業は苦手でした。ちっとも頭に入ってこないんですよ。

しかし、作曲時に音楽理論を少しでもかじっていると便利なことは意外と多いものです。

  • 楽曲のキーを瞬時に割り出すことができる
  • 楽曲の調性が瞬時にわかる
  • 知らないコードでもコードネームを見れば弾ける
  • 裏コードや代理コードをすぐに導き出せる

などなど、パッと思いつくだけでもメリット盛りだくさん!これはコード理論や音楽理論を少しでも勉強していたからこそ。キーを割り出すのも調整を調べるのも、力技で片っ端から当てはめていればいつか当たります。しかし、この労力、無駄じゃありませんか?また、曲作りの時に、ちょっとコードにひねりが欲しい場合など、非常に助かります。理論を学ぶメリットのひとつは、曲作りにおいて効率が良いってことですね!

そんな風に「曲作りの時短になる」と思えばこそ、音楽理論を勉強してみようかな?という気になれるってもんです。

音楽理論はひらめきの邪魔!?

音楽理論を知っていると、オリジナル曲を作るときに、理論に支配されてひらめきで曲を作れなくなる。と危惧する向きがあります。これは本当に勘違いで、理論を習得することをあきらめてしまった人たちの負け惜しみです(笑)

実際に、ガチガチの理論派の人がどんな風に作曲しているのかはわかりません。しかし、理論を多少知っているからと言って、ひらめきを入れずに楽曲なんて作れません。ひらめきをベースに、理論で確認していく作業なのです。

音楽理論を勉強したくらいで、ひらめきを無くすような人は、もともと自分の感性を当てにしていない人。音楽理論を便利なツールとして使えていない人なんですね。

音楽理論はどうやって学ぶ?

さて、音楽理論が便利なものだということは分かって頂けたと思います。音楽のプロ・アマ関係なく、持っていて損の無い知識です。

しかし、分厚い理論書を買ってきて、いざ勉強しようと思っても頭に入ってきません。理論書は、今のあなたには必要の無いことも、1から細かく書いてあるため、使えない知識を詰め込んでいくのと同じです。苦痛な作業ですね。

独学で理論を学ぶなら、「すぐに使うような必要な理論を覚えること」です。理論は技術と違って、覚えれば誰でも使えます。ギターの速弾きは何年も何時間も練習した人にしか弾けませんが、理論は覚えた先から使えますからね。便利なもんです。

弾き語りアーティストならどんな理論から覚えればよい?

弾き語りアーティストのあなたが、音楽理論を必要とするタイミングは、作曲活動のときですね。音楽理論のうち、どんな部分を覚えて行けば作曲に役立つのか例を挙げておきます。

コードに関する理論

曲作りでつまづくポイントは、コードの選び方やコード進行ですよね。そんなときにコードに関する知識を持っているととても役に立ちます。

たとえば、「五度圏(ごどけん)」という表を覚えると今弾いているコードの代わり(代理)として使えるコードがパッとわかったりします。(調性やキーがわかったりしますが、作曲時には代理コードを調べる使い方が一番役に立ちます)

また、コード進行を決めていくときに、「今作っているメロディに使えるコードはなんだろう?」ということがあると思います。これも音楽理論のなかでダイアトニックコードという考え方を知っていると、簡単に使えるコードを絞ることができます。非常に便利です。

また、コードの成り立ちについても覚えておくと便利です。たとえば、CM7(シーメジャーセブンス)というコードは、頭で形を覚えている思いますが、これを分解して、ルート音(C)と長3度(E)、完全5度(G)、長7度(B)というように度数で覚えます。度数で覚えると、コードネームを見ただけで、コードの構成音(どの音の組み合わせ)かわかりますので、勉強しておく価値はあります。

スケールに関する理論

作曲するときに、調性(メジャーやマイナー)を意識せずに作っている場合も多いかと思います。感覚に頼った作曲法ですから、もちろんそれで間違いではありません。しかし、浮かんだメロディがメジャーなのかマイナーなのかは、早い段階でわかっていた方が、後の作業が楽です。使えるコードを事前に絞ったりできますからね。

そこで役に立つのがスケールという理論です。これは、メジャースケール(1種類)とマイナースケール(3種類)を覚えるだけです。ギターの場合は、各スケールの指使いを覚えてしまえば、Cメジャースケールであれ、B♭メジャースケールであれ同じ指使いで弾けます。ホントに指の形を覚えてしまうだけでいいのです。

覚えたスケールの実際の使い方は、作曲のコツ記事で書いています。
➡「アコギ弾き語りの作曲法その3:メロディから作る、コードの当てはめ方

理論を使いだすと、コード進行が同じような曲になってしまうことがあります。とくにダイアトニックコードを使うと、コードが似通ってきますね。ダイアトニックコードは、そのメロディ(キー)で使えるコードを絞る、と書きました。しかし、これはあくまで絞るだけで、他のコードを使ってはいけないわけではありません。ここを忘れてしまうと、ダイアトニックコードの中のコードにとらわれて、自分なりの”ひねり”を忘れてしまいます。

ダイアトニックコードは、あくまでも参考です。ダイアトニックコードではこのコードだけど、自分のオリジナルコードや、全然違うコードを使いたいなと研究してみることは大切です。それが、オリジナリティですからね^^

理論を知っていることのメリットは、「意図的に理論から外れてみることができること」でもあります。理論に問わられなくなければ、この曲では理論的な考え方は捨てる!といったことも可能ですよね。

さいごに

長々と音楽理論を知るメリットについて述べてきましたが、僕自身それほど大した理論の知識があるわけでもありません。「音楽理論を教えてください!」と言われると困っちゃうレベルです(笑)

でもその程度でなんとかなるんですよね。ギターの専門学校時代には「モードスケール」や「対位法」など難しいことも覚えましたが、結局は普段の作曲活動で使わないので忘れてしまっています。

理論初心者の方は、理論書の内容を片っ端から覚えていくと、「やっぱり難しいからやーめた」となります。振出しに戻ってしまいますね。とりあえず、上記で上げた「コード」と「スケール」の知識をつけておけば、曲作りですぐに役に立ちます。この知識だけで十分かもしれません。

これ以上の知識をつけてみたいとなれば、また新しい理論書を選ぶか、音楽教室で理論を習っても良いでしょう。「今何が必要か」で考えて行けば、理論の難しいところには触れずに、触りだけ覚えられるはずですよ!

あなたにおすすめの記事はこちら
➡「曲作りのコツ まとめ

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Y.Tamai@C4M

たまいやすゆき/1980年生まれ。ギター歴30年/弾き語り歴17年。サラリーマンでエンジニアをしながら、「たまいよーすけ」名義のアコースティックユニットで年間20~30本のライブを継続中。◇プロフィール詳細◇ライブのご依頼:呼んでいただければ全国どこへでも♪

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