ミュージシャン・音楽家は「目の前のお客さんしか幸せにできない」と考える方が多いです。
たしかに、目の前で精いっぱいのライブをすれば、喜んでくれるお客さんは多いですよね。僕も30代前半の頃まで、ミュージシャンはライブがすべてだ!と本気で思っていた時期がありました。
しかし、時代は僕らが感じているよりも先に進んでます。ミュージシャンだけが浦島太郎にならないよう、自分にとって最適な音楽活動を本気で考えるべき時です。
地方在住ミュージシャン・音楽家のインターネットを使った効果的な発信方法を考えてみましょう。
コンテンツ目次 [閉じる]
当ブログ著者:たまいやすゆきの20年に及ぶ音楽活動の中から得た ”愛されるミュージシャンになるコツ” を電子書籍にしました✨個人で戦うミュージシャン必携の著です^^無料ですのでぜひすぐに手に入れてください!!
まず「私には発信できるものが無い」という考えをやめる
”発信”だの”SNS”だの”メディア”だのと説明すると、たいてい「私には発信できるものが無い」というアーティストがいます。発信することの意義や効果を信じられていないのかな、と思います。
無理に発信する必要は無いのですが、もったいない気がしますね。ミュージシャンと情報発信は非常に相性が良いので。。。
僕がなぜ「ミュージシャンンは発信しましょう」と訴えているか。それは「確かな効果」があるからです。
例えば、自分の音楽の知識をお金に変えたい人はお金が入ってきますし、自分の音楽を世に広げたければ広がります。そして人との縁が欲しければ縁がやってきます。発信とは、そういうものだという確かな実感があります。
情報発信の効果
僕は自分の音楽の情報発信としてBlogという手段を取っていますが、当Blog「Chord For Me」を始めてからの効果を改めてまとめてみると、次の通りです。
- セミナー・講演依頼
- 記事執筆依頼
- 人との出会い
- Blog収益化による定期収入
これらを「そんな程度か」と思えば発信に取り組む必要はないでしょう。発信は戦略的に行う必要があり、ただTwitterでつぶやく程度なら、曲でも書いていたほうがまだまともな音楽活動と言えます。
はっきり言って片手間にはできません。
一番大きな効果は人との縁
僕は4年ほどBlogを書いていますが、情報を発信することは「自分を知ってもらうこと」です。文章や動画と言うのは不思議なもので、200記事も書いていると、人柄や思想・思考が滲み出るんですね。
僕の考え方や活動に共感してくれた方との縁は他に代えがたいものがあります。このためにBlogを書いていたんだなとも思います。
こういう経験、ぜひ、これから情報発信を考えているミュージシャン・音楽家にも感じてほしいと思っています。情報発信には、ライブだけでは繋がれない出会いがあることも魅力のひとつなんです。
たとえば、Blogを通して「ギターを教えてほしい」「オリジナル曲のアレンジをしてほしい」「セミナーをしてほしい」「音楽活動のアドバイスがほしい」といったメッセージをもらうことがあります。
僕は元々、人に教えたくてウズウズしている性格なので、知らない方から切実なメッセージをもらうと嬉しくて、こっちも本気になって取り組むのです。
下記のように、”音楽活動に関する講演をしてほしい”といった依頼をいただくと、本当にBlogをやっていてよかったなと思います。また、こういった縁は、ずっとつながっていくものなんですね。
ミュージシャン・音楽家の発信にはどんな方法がある?
さて、情報発信の効果や、僕が情報発信をおすすめしている意味はなんとなく分かってもらえたと思います。最初は「Blog書くだけでお金が入るんだ?!」というやましいたくましい考えでもいいと思うんです。僕もそうでした(笑)
ただ、「発信した情報で誰かが喜んでくれた、誰かの役に立てた」というところに喜びを感じていけるようになると、情報発信が音楽活動のひとつになります。音楽だって同じですよね、お客さんの笑顔を見たくて「いい曲を書こう、いいライブにしよう」と思っているはずです。
届けるものが音楽か情報なのかの違いだけで、僕らがやりたいことの本質は変わらないはずなのです。その本質、いったいどんなツールやサービスを使っていけばよいのでしょうか。
情報発信に役立つツールの紹介
ツールと言ってもあなたがすでに知っているものばかりです。
正直、何でもよいのですが「動画」をうまく絡ませられるツールが良いでしょう。「Youtube元年」、「動画の時代」などと言われて久しいですが、僕もどうかコンテンツの可能性はビシビシと感じています。ミュージシャンと動画は最高の組み合わせですからね、使わない手はないです。
- Youtube
- Blog
こういったSNSやメディアツールをうまく組み合わせるのが正攻法かと思います。Blog以外は無料で始められますね^^
僕はInstagram以外すべてやっていますが、メインはBlogです。文章を書くのが好きなので。
ネット上のツールは流行り廃りがあること、そして向き不向きがあるので、最適なものを選んでいかないと的確にあなたのメッセージが届きません。
たとえば、手軽にできるSNS(Twitter)と、しっかり取り組むBlog(Youtube)といったように、2つくらいを組み合わせて取り組むのが良いでしょう。双方連携しやすいですしね。(Blogの投稿を自動でTwitterに投稿することもできます)
また、あなたの音楽スタイルに合ったツールを選ぶべきで、僕がやってきたことをそのままコピーしても思った成果が得られない可能性があります。
どのツールを選んでも、成功する秘訣はたったひとつ「継続すること」です。
発信はとにかく「継続」しなければ効果が出ない
愚直に、発信することの可能性を信じて続けられた人にだけ効果が表れてきます。ただ闇雲に発信しても誰も見てくれません。そこは「戦略的」に行う必要があります。
情報発信成功の秘訣は「継続すること」ですが、それは確かな戦略あっての話。しかしその戦略はノウハウがほとんど出尽くしており、難しく考えることはありません。
情報発信で何を継続するか
どんなツールを使ったとしても考え方は同じです。
為になる情報を、定期的に発信する
これだけです。
「為になる情報」、これも難しく考える必要はありません。世の中の人がどんなことで困って情報検索しているのかを調べる無料ツールがあるからです。
たとえば上記のようなツールを使うと「ギター 弾き語り」というキーワードで人々がGoogle検索している結果が表れます。これらの検索結果の中で、自分が自信を持って書ける内容、伝えられる内容を文書なり動画なりでていねいに解説する。これが情報発信です。
玄人相手に発信する必要は無く、とにかく知識ゼロの方を相手にするつもりで懇切ていねいに伝えます。この繰り返しが出来るかどうか、つまり継続ですね。
手間も時間もかかる作業ですが、間違いなく自分のブランディングにつながります。
情報発信 × 自分の売り込み
情報発信で困っている人の為になる情報を発信できたとします。時に感謝のメールが届くかもしれません。そんなときは本当に嬉しいですよ^^
しかし、情報発信を自分の武器にしていくには「為になる」の先に行かなくてはなりません。発信者のあなたの個性をどんどん売り出すということですね。
僕はことあるごとにBlogに自分を登場させています。動画や写真などですね。こういったプロモーションをしていくと何が起こるか。
- CD(楽曲)が売れる
- 名前が売れる
- ファンが増える
こういったことを実感しています。ミュージシャン・音楽家は文章で書いたことに「じゃあどうやるの?」ということを動画を付けて発信できる強みがあります。
たとえば、
「ギターはこう弾いた方がお客さんに届きます」
という文章と写真だけより、
「ギターはこう弾いた方がお客さんに届きます、実際の動画はこちら」
としたほうが、より見てくれている方に伝わりやすいんですね。そしてその演奏動画が上手かったらどうでしょう。引き込まれると思いませんか?言葉と動画の内容がリンクして、信用度が上がると思いませんか?これが出来るのがミュージシャン・音楽家です。
いきなり自分を売り込んでいく戦略を立てる必要はありません。ある程度発信に慣れてからの「次のステップ」として考えても良いと思います。ただ、「情報発信と自分の活動を絡めていく」ということを、頭の片隅に置いておきましょう。
さいごに
「情報発信」というと、次のライブ予定やプロフィール的なものをWEBサイトに挙げておく、といったことを想像される方が多いです。しかし、この程度のこと、むしろやっていないミュージシャンの方が少ないですよね。
僕の考える情報発信とは、「自分の個性を誰かの為に活かす」ことです。これができると、今よりさらに音楽活動がしやすく、そして自信・知名度共に上がっていきます。
令和は個人の時代。発信ツールを上手に使って自分プロデュースをどんどんやっていく戦略が、活動の幅を広げます。
ミュージシャン・音楽家にとっての情報発信は音楽活動のひとつ、と認識して前向きに取り組んでみませんか?
情報発信や音楽活動についてのご質問・ご意見はいつでもお受けしてます。「わからないことはとにかく聞く!」「すぐに行動に移す」方は伸びますね、音楽も発信も。
愛されるミュージシャンになる心の手引
「実践的なアドバイスと具体的な事例が満載!」
このガイドブックでは、僕が20年以上の音楽活動で積み上げた経験から、実践的なアドバイスと成功事例を豊富に盛り込んでいます。明日から使える「考え方・行動」がわかる、”個人で戦うアーティスト”必携の著になります。無料ですのでぜひご活用ください!!