ギターはどんなことができるようになると「脱初心者」なのでしょうか?
ギターを1年以上続けていたら?それともオリジナル曲が作れたらもう中級者でしょうか?初心者用の教本やビデオからステップアップするタイミングも難しいところですよね。
これまで、ギター教室で60名以上のギター初心者の方を見てきた僕の視点から、あなたのギター(や弾き語り)が、「もう初心者ではない」と判断できるポイントをお話しします。
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ギターの初心者っていつまで?
”初心者”とは、教えてもらったり、調べながらでなければ自分ではできないレベルの人のことです。
ギターの初歩的な事がある程度わかり、自分が弾いている内容を説明できるようになればもう初心者ではありませんね。説明できることと、人に教えられることは別です。人に教えられるところまで行くと、すでに中級者以上です。
ギターの年数では計れない
「ギターを3年やっているから、もう中級者だ」と、年数でレベルを計る人が居ます。しかし、年数ではギターの実力はまったくわかりません。ギターのことをどれだけ知っていて、どれだけ弾けるのかわからないのです。
ギターを始めたての頃は、技術を磨くことばかりに集中しがちです。しかし、技術だけあってもギターは弾けませんよね?譜面の正しい読み方、コードの理解、弾き語りならば「聞いている人が聞きやすい演奏をすること」が技術以上に大切なことになります。
技術と知識と意識
この3つが均等に底上げされて初めて中級者、そして上級者となっていくのですね。
ギターでどんなことができたら脱初心者?
僕がギターの弾き語りを教える中で、「この人はもう初心者じゃないな」と感じる生徒さんのレベルを記しておきます。あなたのレベルに当てはめて、いったいどの程度できれば、初心者から初級者、さらにその上の中級者と言えるのか確認してみましょう!
初心者 ⇒ 初級者
- コードがある程度わかる
- バレーコードでつまづかない
- 弾きながら歌える
- 譜面の読み方がわかる
- チューニングが正確
初級者 ⇒ 中級者
- 空ピッキングを意識できる
- コードチェンジがスムーズ
- ギターの音量をコントロールできる
- チューニングのズレが耳でわかる
- 多少耳コピできる
おおむね、こんなところでしょうか。今あなたができていない項目があれば、そこを重点的に強化することでレベルアップにつながります。
ギターを独学で進めている方で多いのが「テクニックは中級者だけど、知識は初心者」というケース。自分の好きな事だけ進めてしまうと、レベルのバラツキが激しいです。
ある程度、まんべんなくギターに関する知識を深めていかないと、他の中級者と同じレベルで話ができません。
特に、空ピッキングが分からない人やリズムの取り方があいまいな人、チューニングに意識のいかない人、ギターの音量を意識していない人は、この辺りの知識・技術を磨いた方が良いでしょう。これができないと、聞いている方がつらい演奏になります。
ギターのどういった練習をしていけば脱初心者?
「止まらない・乱れない・聞きやすい」演奏ができれば、脱初心者どころが中級者です。ギター演奏や弾き語りは、自分の為にやっているかもしれませんが、聞く人(相手)が居ることを常に意識できていますか?
自分の演奏が、相手にどんな風に聞こえているかが意識できないうちは、あなたの演奏はただの独りよがりです。歌よりもギターの方が大きい演奏は聞きにくいものです。また、途中で止まったり、リズムが乱れたりする演奏も聞いている方は気持ち悪いですね。
聞いている人が聞きやすい演奏ができているかな?という意識を練習の中に取り込めると、脱初心者はすぐそこです!また、上達も早いです。これには高い技術力とか、深い知識とかは必要ありません。
自分の演奏を分析することから始めましょう
練習の時に、自分の演奏をレコーダーやスマホで録画・録音して確認してみましょう。普段から自分の演奏を確認している人はやっぱり上手ですよ^^
自分の演奏の癖って、客観的に見ないとわからないものです。
- 姿勢
- ギターの角度
- 腕の振り
- 目線
など、上級者に見える要素はたくさんあります。少しずつでよいので、気になる部分を分析して直していきましょう!
僕は録画には高音質の音楽用レコーダーを使っていますよ^^小型でライブに持ち込むにも便利です。
ZOOM ズーム - 4K対応 ハンディビデオレコーダー Q2n-4K
僕がギターを始めた30年ほど前にも、こんな機器があれば、演奏時の姿勢が悪くならずに済んだかなぁ^^;
さいごに
ギターは、続けていれば知らない間に技術も知識も増えていくものです。
同時期にギターを始めても、上達していく人と、いつまでも同じレベルを行ったり来たりの人がいます。練習時間も違いますし、ギターへの取り組み方が違うので、同じように上達するのは当然無理でしょう。
上達するには、毎日練習することも大切です。しかし、それ以上に大切なことは、偏った練習をしないことですね。独学でギターを弾いているとどうしても技術の偏り、知識の偏りはでてきます。
独学が悪いわけではありません。あなたが、自分の技術や知識は偏っていないかな?と振り返られることが大切です。
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