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■ギターについて

知らないギターコードの押さえ方。コードネームの意味を理解しよう

ギターをはじめて、ちょっとお洒落な楽曲を演奏しだすと途端にコードが難しくなりますよね。add9やら△7やら、見たことのない文字や数字が並びます。

これらのコードをすべて手の形(フォーム)で覚えてしまってもいいのですが、コードネームの意味を理解すると、もっと柔軟にコードに対応できるようになります。要するに全部覚えなくていいんですね!少し理論的な話になりますが、最後までお付き合いください。

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ギターコードの考え方をおさらいしよう

まずはギターコードに関する基本的な部分をおさらいしましょう。

大切な基本のキ

ギターのコードにはアルファベットが付いていますね。CDEFGAB(ドレミファソラシ)です。このCがド、Dがレというアルファベットを日本名に置き換えた言い方は覚えてください。コードを理解するうえで基本になります。

それと、ギターのどの場所にドレミファソラシがあるか、ちゃんとわかっていないとコードを簡単に探る方法が有効になりません。ドレミファソラシではなく、ギターのどこにCDEFGABがあるのかわかっていれば、あえてドレミファソラシで覚える必要はありません。ドレミファソラシを最終的にCDEFGABに変換するからです。

まず、ここまでの内容が理解できていないと、この後の説明がちんぷんかんぷんになりますので、しっかり理解&覚えてください!!

コードネームから押さえ方を探る方法

コードネームの文字や数字にはそれぞれ意味があります。なんとなくマイナーだとかセブンスだとか、感覚で覚えているギタリストも多いのですが、自分で作ったコードにコードネームを付けたいときなどに使える知識ですので、コードネームの意味をここで確認しておきましょう。

例としてここにF#△7というコードがあります。このコードの文字の意味をひとつずつ解説していきます。(便宜上コードの押さえ方:ダイアグラムも載せましたが、通常はコードネームのみのコード譜が多いですね)

まずF。このFはルート(根音)と言って、コードの基本の音になります。Fの後に#や△7や色々付いていますが、まずはF(ファ)を基本としたコードですよ、という意味になっています。ギターの指板上でどこにF(ファ)があるかわかりますか?

ギターの場合、基本の音が一番低い音とは限りません。コードには転回形といって、コードを構成する音の順番を入れ替える形が存在します。今回はここまで考えると頭の中がぐちゃぐちゃになりますので説明を省きます。一番低い音がルートじゃないコードの形もあることは覚えておいてください。

次に#記号が付いています。読み方はシャープですね。このシャープはルートの音、すなわちFが#であることを意味します。F#(エフシャープ)ですね。4弦4フレットの音です。次に△が出てきます。この△は次に出てくる7と一緒に考えます。△7、読み方はメジャーセブンスになります。

この△7(メジャーセブンス)の意味は、F#のコードにメジャーセブンスの音を付け足しますよという意味です。まず、F#という基本のコードがあり、そのコードの音にメジャーセブンスの音を足します。上記のコード譜でいうと、2弦6フレットの音がこのメジャーセブンスになります。”セブンス”というくらいですから、ルートであるFから数えて7番目の音になるんですね。しかしこの7番目の音、マイナーセブンスとメジャーセブンスの2つあります、、、あれれ?もう頭がごっちゃになりますね。

さらに詳しく説明することはできますが、今回は理論を深堀するつもりはありませんので、メジャーセブンスの場所はルートからこの位置関係!と覚えてください。

さてさて、ここまで来たら峠は越えました(笑)あと残っているのは3弦6フレットのC#の音と、1弦6フレットのB♭(A#)の音になります。もうお気づきですか?この2つのおとはコードネームに書いてありませんね。

これはコードには必要な音であるからです(例外もあります)。3弦6フレットのC#音はコードの中で5度と呼ばれ、コード(響き)を成すうえで「あった方が響きがキレイになる音」という位置づけです。ですので、5度は省いてもコードは成立しますが、基本的なギターコードには5度が入っています。

そして最後の1弦6フレットのB♭(A#)は必須です。これは3度と呼ばれ、コードの響きがメジャーな響きなのか、マイナーな響きなのかを決定づける音です。今回はメジャー(明るい)の響きなので、メジャー3度ということになりますね。この3度目の音がマイナーだと、コードネームはどうなるでしょう?

正解はこうなります。

F#にmが付くんですね。よくマイナーコードといわれているAmのようなコードに「m」が付いているのはコードのなかのルートから数えて3度目の音がマイナーだよ!という記号だったんですね。

当然先ほど出てきた△7(メジャーセブンス)がマイナーになるコードもあります。そのときにはF7(エフセブンス)となります。Fm7(エフマイナーセブンス)とはなりません。これは、7番目の音がメジャーセブンスでない場合はセブンスとだけ表示する決まりがあるからです。なんだかややこしいですね^^;

ちなみに、Fm7だとFmというマイナーコードにセブンスの音を足すよという意味になりますね。

さてさて、ここまで理解できれば大抵のコードはコードネームを見ただけで、その構成音がわかります。慣れるまでに覚えることはたくさんありますが、ギターを長く続けていくのであれば、覚えておきたい知識です。

また、ギターもピアノも音数を「度」で数える考え方があります。この考え方を理解するとよりコードへの理解が深まるのですが、いきなりは非常に難しいので、ここは専門書の出番でしょうね。コードに関する知識は、ギターへの興味が深まることはあっても邪魔になることはけっしてないので、一度は勉強することをおすすめします。最近は良書もたくさん出ていますので、独学でも理論の入り口くらいは理解できます!

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〇6や〇9、〇11も考え方は同じ

コードネームに「6」「9」「11」などの数字が付くことがあります。この場合にも基本的な考え方は前述のF#△7と同じです。コードの基本となるルート、3度、5度の音に「6」「9」「11」を足します。ギターの場合、5度と6度は音が近く抑えられませんので、5度を止めて6度を押さえます。

ひとつのコードに数字が2つ付くようなケースもありますが、考え方は同じです。

add9やsus4、omit3など

そのほかに、add9やsus4、omit3など特殊な文字が付くコードもありますね。

add9のaddは”追加する”という意味ですから、基本のコード、ルート、3度、5度に9度を追加した音です。響きとしては△7同様オシャレな響きになりますね。

sus4のsusは”suspended”(ぶらさげる)という意味です。コードの中の3度の音の代わりに4度をぶら下げるんですね。あまり深く考えずに、sus4と出てきたら「あ~3度の代わりに4度を使うんだな」という認識で良いと思います。

またomit3はomitは”省く”という意味ですから、コードから3度の音を省いた音になります。コードの基本とされている3度の音が省かれるので、マイナーでもメジャーでもないコードとなり不安定な響きですね。ロックで言うパワーコードはこのomit3ということになります。

さいごに

できるだけ簡単に説明してみたつもりですが、読み返してみると難しいですね^^;

ギターコードはフォーム(手の形)だけで覚えてしまうと、コードの意味までは頭に入ってきません。コードフォームを覚えることができたら、次はコードネームに書かれた文字と数字の意味を理解してコードを学習してみましょう。

最初は覚えることがたくさんありますが、ルールがめちゃくちゃ多いというものでもありません。コードネームを見ただけでコードが押さえられる(意味がわかる)ようになると、ギターがより楽しくなりますよ♪

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