路上ライブに適したギターアンプをお探しのあなたに、充電式・電池式のポータブルアンプを紹介します。
路上ライブ用のアンプは「アンプの出力(音量)とインプット数(マイクとギターを同時につなげるか)」に気を付けて機種を選定する必要があります。下記で紹介するアンプは、必要十分な出力とギターとマイクを同時につなげる機種で、なおかつ持ち運びができる電源の要らないアンプを選定しました。
アンプ選びのご参考に!
コンテンツ目次 [閉じる]
当ブログ著者:たまいやすゆきの20年に及ぶ音楽活動の中から得た ”愛されるミュージシャンになるコツ” を電子書籍にしました✨個人で戦うミュージシャン必携の著です^^無料ですのでぜひすぐに手に入れてください!!
路上ライブに適した弾き語り用アンプのおすすめ5選
電源を確保できない路上では、充電式のアンプか乾電池が使えるアンプが役に立ちます。充電式の方が大きな音がでる傾向がありますが、乾電池でもよほどの雑踏の中での演奏でなければ、十分な音量が確保できるアンプも増えました。
あなたの演奏スタイルや演奏場所を計算して、どの程度の音量が必要か検討しましょう!
おすすめ路上向きアンプNo.5
AER ( エーイーアール ) / COMPACT MOBILE2
- 充電式 -
AERアンプは定番の高級機種です。AERは昔はBINGOというアコギ用のアンプシリーズを出していました。COMPACTシリーズはその後継機です。COMPACT MOBILE2は充電式で、満充電で2~4時間の演奏が可能とあります。
AERのアンプはとくにアコギと相性が良く、音がとてもすばらしいことで有名です。価格が高いことでも有名です。COMPACT MOBILE2は15万円程度しますが、路上でも音にこだわりたい!そして室内でもいい音で使いたいという方にはずっと使えるポータブルアンプとなるでしょう。
電源のある場所では、電源ケーブルをつないでおけば常に充電しながらの使用となります。バッテリー切れを心配しなくてよいですね。
路上に持って行くにはひとつ問題があります。重量が14kgもあること。バッテリー内蔵の分重いんだと思われます。これほど重いと「さっそく運ぶ」ということは難しいでしょうね。フットワークを軽くしたい路上アーティスト向きではないと思います。この音質とノイズの少なさ、そして音量は捨てがたいですが・・・。
楽器屋さんでAER製品を見つけたらぜひ試奏をおすすめします。このメーカーがなぜ支持されて、なぜ高いのかわかると思います。僕もお金さえあれば、AERのアンプ択一です。やっぱりね、値段のいいものは本当のノイズが少ないですよ。音に神経質になるほどアンプの出すノイズは気になります。
おすすめ路上向きアンプNo.4
ROLAND ( ローランド ) / AC-33
- 電池式 -
ROLANDは日本の大手電子機器メーカー。個人的にはアコースティックアンプは苦手にしているイメージがあります。音質的にシャリシャリしていますので、”生々しいアコギの音をそのまま出力する”ということはできません。しかし、このAC-33の良いところはアルカリ電池8本で8時間もの演奏が楽しめること。そして音量が20W程度出ること。さらに内蔵されているエフェクターが充実していることです。
価格は4万円ほどしますが、音量十分+多機能なアンプを狙うならこの機種が一番おすすめです。ギターの音がシャリシャリするのは、別途プリアンプ等で音を作り込むしかないでしょう。
しかし、この小型のボディから20Wもの出力が出るとは驚きですね。重さも4.7kgと、まさにポータブルアンプといったところです。電源ケーブルを接続しての使用も出来ます。電源のあるところでは電池切れを気にせず使えますね。電源ケーブルを使用したときはアンプの出力が30Wまで出るようになりますから、カフェ等のライブには十分でしょう!
内蔵エフェクターはリバーブがあれば十分、という方にはちょっと多機能すぎますね。でも今流行りのルーパーが内蔵されているアンプですので、アイデア次第では路上で面白いライブが出来るんじゃないでしょうか。
ROLANDのサイトにルーパーを駆使した実演動画がありますのでご覧ください。
おすすめ路上向きアンプNo.3
Fender (フェンダー )Passport Mini 100V JPN
-電池式-
アコギアンプ界ではまったく注目されていないFenderのPassport Miniですが、、、これ超優秀アンプです!エレキでも弾き語りしたいぜ!という方には特におすすめしたいですね。アンプモデリング機能搭載で、ヨダレものの往年のフェンダーアンプの音が楽しめます。
下記の動画でその優秀さをご確認ください。
価格もお手頃ですし、老舗アンプメーカーですので音質は折り紙付き。。。注目度の低さは謎ですね。これから人気出るんですかね??
おすすめ路上向きアンプNo.2
ROLAND ( ローランド ) / Cube Street EX
-電池式-
ROLANDのCUBEシリーズは、路上アンプの大本命ですね。路上ライブをしている現場で本当に良く見ます。それだけアーティストに信頼され、選ばれているんですね。
元々CUBEシリーズは”EX”の付かないモデルCube Streetがあり、人気を博していました。そのアンプをより大音量にして機能を追加したモデルがCube Street EXです。乾電池8本で最大50Wもの音量が出るのですから、バンドの中で使っても、他の楽器に音が埋もれる心配もないでしょう。小さな出力のアンプを目一杯鳴らすのと、出力に余裕のあるアンプを6割程度の音量で使うのでは、音質がかなり違います。アンプ選びの第1候補してぜひ検討したいですね!
また、入力できるチャンネルが4系統もあることも魅力です。弾き語りに使われるアンプは2系統が多いんですが、マイクとギターで埋まってしまいますよね。もし、キーボードやコーラスなどのサポートがある場合は、チャンネルが4つもあればフレキシブルに対応できます。チャンネル数は後から足すことができませんので、非常にありがたい仕様です。
重さが7.4kgあります。女性が片手で運ぶにはちょっと重いかな?という重さでしょうか。しかし、いいアンプが登場しましたね~^^
おすすめ路上向きアンプNo.1
JBL ( ジェービーエル ) / EON ONE Compact僕もライブで使ってまーす✋
JBL ( ジェービーエル ) / EON ONE Compact が僕の中のNo.1に君臨している理由を上げてみましょう!
- 音がいい ⇢ さすがJBL!
- 大きな音量が出せる ⇢ 最大150W
- 長時間バッテリー駆動 ⇢ 最大12時間再生可能
- 入力ch多い ⇢ 4チャンネル
- 軽い ⇢ 8kg
- スマホアプリでミキシング可能 ⇢ JBL Compact Connectアプリ
- 接続台数増やせる ⇢ 最大4台接続
いちばん嬉しかったのは「JBL Compact Connect」というアプリで、Bluetooth接続したスマホやタブレットから、アンプのミキシングができるきと!!これ、本当にすごいことです。
⇑こういうやつ👍
ライブのときなんかは、客席にスタッフがいればタブレット渡しておいて、各chの音量やリバーブの深さなどを適宜変えてもらえます。ステージ上に居る自分たちではできなかったことが、コードレスでできちゃうんですね💦驚愕の仕様です。
バッテリーの持ちも非常に良いし、JBLならではの素直な音で、あまり音作りにピリピリしなくてもよくなりました^^このサイズ感でベースがしっかり鳴るのもビックリ✨ホント、どんなデジタル技術なんでしょ。さっそくメンバーももう1台買ってました。次のライブではEON ONE Compactステレオで鳴らせそうです。
8kgという重量は割と重そうですが、バッテリーが取り外せるので多少軽くできそうです。
EON ONE Compactファームウェアのアップデートがスマホアプリ「JBL Compact Connect」からできるところもミソですね!JBLの本気を感じました👏
僕が買ったときは6万円台だったのですが・・・(-_-;) なんだか値上がりしましましたね。日本の景況感みてると、まだ上がるかもしれません。今の価格で在庫あるうちにゲットできるといいですね!
4chだけど楽器・マイクつなげるのは3ch
注意点として、入力が「入力:2xXLR/TRSコンボ、1x1/4 Hi-Z、1x1/8 aux」となっているので、楽器・マイクを繋げるのは3ch。ファンタム電源送れるのは1chのみです。
僕ら3人で演奏するときは、「BOSS ( ボス ) / VE-8 Acoustic Singer」というギターとマイクを接続して1アウトにまとめられるエフェクターを使ってEON ONE Compactで足りない入力数を補ってます。1人ライブの場合はこのアンプ1つでまかなえますね♪
BOSS ( ボス ) / VE-8 Acoustic Singerポータブルアンプ番外編
ROLAND ( ローランド ) / MOBILE AC
- 電池式 -
今回の紹介アンプの中で最小サイズの機種。音量も最大5Wですので、人混みの中で使うにはかなり厳しい音量でしょう。地下道やや公園等の比較的静かな環境で路上ライブをするのなら良い選択と言えます。
アンプとしての機能はかなり絞られます。マイクとギターは独立して接続できますが、音質の調整はざっくりとしかできません。このサイズでリバーブが付いているのは、さすがエフェクターメーカーとして君臨するROLANDだけあるなと思いました。
ここまで小さいと、音量は期待できません。しかし音量の小ささを補う工夫があります。このアンプ、マイクスタンドに取り付けることができます。アンプのスピーカーを聞く人の耳の高さまで上げる、もしくは向けることができれば、音量が多少小さくてもカバーできます。さすがに考えて作られていますね。
友達がこのアンプをキャンプに持ってきたことがあります。森の中の静かな環境だったとはいえ、電池駆動でこれだけのポテンシャルをもっていることは素晴らしいと感じました。音質は、このサイズのスピーカーでは色々求めるのは厳しいでしょう。
別売りの電源アダプターを入手すれば、電池無しでも駆動出来ます。(たまに電源アダプタープレゼントを実施してますので、ご確認くださいね)
さいごに
昔は数えるほどしかなかった路上用アンプも、今では迷うほど機種が増えました。嬉しい悲鳴です。
メーカーにより狙っている音が違いますので、当然音に個性が出てきます。最低限マイク1本とギター1本を同時に使える仕様で、あとはどれくらいの音量が必要かを考えて機種選択すればよいでしょう。
野外でも室内でも使うとなると「とりあえず外で大きな音が出ればいいや」という選び方では無く、音質も極限までこだわって作られたアンプがほしくなりますよね。外では気づかないアンプのノイズも、室内だと妙に気になります。
アンプは高ければ良いというものではありません。しかし、高いものにはやはり理由があり、音がぜんぜん違います。アンプを将来どんな使い方をしていくのかも考えながら、相棒となるアンプ選びができると良いですね^^
あなたにおすすめの記事はこちら
➡「エレアコ用のおすすめシールド。弾き語り用アコギに最適なケーブルは?」
➡「弾き語りアーティストならマイ・マイクを持とう!自分専用のメリット」