初心者の方のギター弾き語りを支援する当Blogでは、おすすめの弾き語りアーティストを紹介しています。第1弾はジェイソン・ムラーズ(Jason Mraz)です。
グラミーアーティストのジェイソンのスタイルから、弾き語りのコツを学んじゃいましょう!
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ジェイソン・ムラーズとは
説明の必要の無い世界的アーティスト!
とい言いたいところですが、日本での知名度は正直いまひとつ。僕の知り合いでも洋楽ポップス好きじゃなければ知っている人はいませんでした。やっぱりCMとかで使われないと認知されにくいですよね。
プロフィール
サンディエゴが生んだ天才シンガー・ソングライター、ジェイソン・ムラーズ。
2008年5月に発表したサード・アルバム 『ウィ・シング。ウィ・ダンス。ウィ・スティール・シングス。』 が超ロング・セラーとなり、シングル「アイム・ユアーズ」は米ビルボードHOT100チャートにて70週連続チャート・インという新記録を樹立、さらに世界20か国以上でダブル・プラチナ/プラチナ・セールスを達成。これまでグラミー賞にて2度の受賞と6度ノミネーションされている。引用:WARNER MUSIC
1977年6月23日生まれですから、2019年の今年は42歳になるんですね。僕も年齢が近いので勝手に親近感持ってます^^
ジェイソンは大学時代から音楽を本格的に始めたそうですが、カフェや本屋などの小さなライブをコツコツ重ねて売れた苦労人です。Youtubeにも下積み時代(?)の動画がたくさんありますね。今と楽曲スタイルが少し違ってポップな曲が多い印象です。時代ごとのアーティストの変化を追ってみるのも楽しいですよ。
ジェイソン・ムラーズの弾き語りスタイル
彼の音楽スタイルは弾き語りがメインということではありません。アルバムではピアノ曲も聞けますし、バンドスタイルもあります。楽曲をより良くするための最善の構成はギター1本なのかバンドなのかをよく考えているのだと思います。
Youtubeで見られる動画は弾き語りのものが多いのですが、基本的にパーカッションの方と一緒の演奏が多いですね。スティーヴィーワンダー似の「Toca」さんと一緒の動画です。最近はTocaとはお別れし、色んなパーカッショニストと演奏しているようです。
ギターはシグネチャーモデル
使っているギターはTaylorです。Taylorからシグネチャーモデル(ガットギター)が出ていますが、シグネチャーが出る随分前から一貫してTaylorを使い続けています。一途なんですね。
ギターメーカーからシグネチャーモデルが出る時点で、彼のアーティストとしての大きさがわかるってもんです。このギターは何種類もありますが、鉄弦(いわゆるフォークタイプ)とナイロン弦(ガットギター)タイプがあります。楽曲やライブによって使い分けています。一時期ガットギターしか使わない時もありましたが、最近ではフォークタイプに戻っていますね。
彼が使っているフォークタイプのTaylorギターはシグネチャーの情報がありませんが、おそらくTyalorがジェイソンの為に特別に製作した1本かと思います。そういうのをエンドース契約というのですが、Taylorギターを公告する代わりにギターやアクセサリーを提供してもらえるんですね。すばらしい!!
Taylorギターとは
ちなみに、Taylorギターは「買ってすぐ良い音がする」「Martin、Gibsonに並ぶアコギ界の3大ブランド」などと言われ、後発メーカーながら人気・実力ともにトップクラスです。僕もTaylor 310というドレッドノートタイプのモデルを長く使っていました。乾いた大きな音が出るギターで、ネックが薄く弾きやすいのも特徴です。
Taylorはボディ形状やカラーも色々種類が選べますのでおすすめです。
ジェイソン・ムラーズのここを見ろ!
僕は何度かジェイソンのライブを見に行きました。ライブでは歌のうまさが圧倒的で、最後まで安定したパフォーマンスはこの世代のアーティストのなかでもピカイチだなと感じました。そのルックスから「貴公子」と言われているのもなぜか納得です^^彼の弾き語りスタイルで注目してほしいところを下記にピックアップしました。
ギターの弾き方が絶妙
ジェイソンのギター演奏は派手過ぎず、かといって大人しすぎないのが特徴です。イントロでメインのフレーズを弾き、歌が入るとシンプルなコードストローク、などギターの美味しいところを知り尽くしている演奏です。ギターがうまくなると難しいことをやりたくなりがちですが、、、”弾き語りのメインは歌”ということを思い出させてくれる演奏の数々。こういったところから学べることはたくさんあります。
動画の中でギターの音量にも注意して見てください。ストロークの強さを変えて歌を邪魔しないように弾いています。自分で楽器やボーカルの音量をコントロールしてるんですね^^プロのステージでは、音響専門のスタッフが居て、音量や音質などはすべてコントロールしていると思われますが、ジェイソンほどのアーティストになると、ギターの音量コントロールは手元で(自分の弾き方で)やっていると思います。かっこいい!!
長い下積み時代に、抜群の歌唱力とギターとボーカルの音量バランスの取り方が自然に身についたんでしょうね。
ライブ動画等を見ると、ジェイソンはギターが抜群に上手いはずですが、けっして実力以上のことはせず、淡々と伴奏に徹しています。僕もそうですが、自分の力以上のことしようとして失敗する方は、特に注目してほしいポイントですね。
マイクの使い方が絶妙
ジェイソンが歌う時のマイクとの距離感を見てください。声を張るようなタイミングで少しマイクから遠ざかっています。お客さんにとっては、最初ボソボソ歌ってて、サビだけドカンと音量があがったのではたまったもんじゃありません、心臓が飛び出ます。この歌い方なら、目をつぶってても安心して聞けます。
バンドのような大所帯・大音量のときのマイクはまた違った使い方をしますので、その辺の使い分けも一流です。動画1つで学べることがたくさんありますね!
声もメロディもルックスもいいんだから、やだな~もう(笑
楽曲のバラエティ
ジェイソンの特徴の一つに、楽曲が非常にバラエティに富んでいることがあります。ブルースやカントリーはやりませんが、ポップスを基本としながらもラップやロックのテイストを随所に盛り込んでいます。いろんな音楽ジャンルが好きなんでしょう。
楽曲の幅が広いと、長尺のライブでもお客さんを飽きさせません。バラードばかりのアーティストのライブはすぐにお腹いっぱいになってしまいますからね^^;また、CDとライブで楽曲アレンジを変えることで、いつでも新鮮な気持ちでライブが楽しめます。
ジェイソン・ムラーズはこんな方におすすめ
こんな方におすすめ
- 洋楽ポップス大好き
- ギターがメインの音楽大好き
- 声がキレイなシンガー大好き
- 弾き語りが上手いアーティスト大好き
- 楽曲バラエティに富んだアーティスト大好き
ジェイソン・ムラーズの音源紹介
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日本ではI'm YoursやLuckyなどの入ったアルバム「We Sing. We Dance. We Steal Things」が売れたようですが、個人的にはライブ盤「Tonight, Not Again: Jason Mraz Live at the Eagles Ballroom 」が若々しくてまだまだ粗削りな感じが好きです。(弾き語りではなくバンドバージョンですが)
◆「We Sing. We Dance. We Steal Things」
◆「Tonight, Not Again: Jason Mraz Live at the Eagles Ballroom 」
最新のライブ情報
ジェイソン・ムラーズの最新ライブ情報はこちらをチェックしてください。数年置きに来日もしています。ぜひ彼の歌声を生で体験してみたいですね!
さいごに
デビューしてから15年以上が立ち、ミュージシャンとしての円熟味も増してきたジェイソン。最近のアルバムはしっぽりと大人しい印象の楽曲が増えましたが、まだまだ落ち着く年齢じゃないので、昔のような突き抜けたポップスも作ってほしいものです。
彼の良さは楽曲のバラエティでもありますからね。弾き語りの上手さも際立ちますが、色んな楽曲を色んなスタイルで見せて欲しいと思います。世界的アーティストからは学べることも多いですね。
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