どんなアーティストだってファンはたくさん欲しいですよね。あなたも、ファンを増やすためにいろんな努力をされているかと思います。巷では、「ファンを増やす方法」や「プロミュージシャンになる方法」といった眉唾ものの商材が売られていたり、、、そういったものに手を出さなくても、戦略的に考えて行動すれば、かならずファンは増えてきます。
今一度、「なぜ人はあなたのファンになってくれるのか」をよく考えてみましょう。
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ライブでファンを増やすコツ:空気を読むこと
自分の音楽ファンを増やそうと、僕が長年心掛けていることの一番大きな考え方は「空気を読む」こと。僕は毎回違うお客さんを前に歌わせてもらうことが多いので、お客さんにとって僕は「初めて見るアーティスト」なんですね。
そこでオリジナル曲ばかり演奏したらお客さんにインパクトを残すことはできるでしょうか?どんなにいい歌を歌っていても、1回聞いただけで耳に残る曲はそうそう書けるものではありません。やはり「お客さんが知っている曲を歌う」ことって大事だなと感じています。これは長年のライブ経験上強く感じていることです。
オリジナル曲があるアーティストは、やはりオリジナル曲を歌いたいもの。もちろん僕もオリジナル曲ばかり歌いたいのですが、お客さんの立場に立ってみると、知らない曲を1時間も聞かせられたらたまったもんじゃないな、、、と思うのです。
そこで空気を読むという考え方が重要なんですね。10曲歌わせてもらえるライブなら2曲はカバー曲を取り入れてみるとか。カバー曲を歌ったからと言って、あなたのアーティストとしてのアイデンティティを失うわけでは無いですよ!
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カバーは選曲が重要!
カバー曲か!よし!!
ということで、ライブにカバー曲を取り入れたとします。しかし、あなたの好きなアーティストの好きな曲を歌ったとしても、お客さんにとって無名のアーティストなら、あなたのオリジナル曲と変わりません。
重要なのは、あなたにとってのカバー曲ではなく、お客さんの知っている曲(できれば好きな曲)を歌う事。これができなければ、お客さんに「辛抱の時間」を与えてしまいます。逆の立場に立ってみてください。知らない曲が延々と続くライブ。。。地獄だと思いませんか?
ライブにどんなお客さんが来るかは、主催者に客層を事前に聞くことで予想できます。ライブの主催者の方はどういった告知方法で、「だいたいこんな方が多いですよ~」という情報を持っています。しっかり主催者と打ち合わせて、カバーする曲を練っていきましょう。
そういった情報がわからなくても問題ありません。世の中にはスタンダード曲といって、幅広い世代にも聞き継がれてきた名曲があります。そういった名曲をいつでも歌えるように準備しておくだけで、あなたというアーティストを印象付けることができるんですよ!
また、季節に応じたカバー曲を準備しておくことも大切です。真冬に夏の歌を歌っても場を寒くするだけですからね。ここでも空気を読みたいものです。
ライブでファンを増やすコツ:連絡先を渡すこと
もうひとつ僕が実践注で効果があると感じていることは、連絡先を渡すことです。
あなたも自分の名刺やサイトカードを作っていませんか?名刺代わりにオリジナルCDを買ってもらう??それではお金を出さなければ、あなたの情報を得ることも連絡先を知ることもできませんね。
名刺を作っていても、全然配らない人が居ます。配るのが恥ずかしいのでしょうか?それなら、ライブ中に「サイトカードを用意しました、入り口に置かせていただきましたのでご自由にお持ちください」の一言で十分です。名刺やサイトカードは今は数円/1枚でできますよね。デザインの能力が無くても素敵なカードが作れる時代です。
とにかく配る!これを続けていると何が起こるでしょうか。
そうです、ライブ依頼が舞い込みます。といっても気長に、愚直に、続けることが大切ですよ。2~3回のライブでカードを配ったからといってすぐにライブが舞い込むほど音楽活動は簡単ではありません。
いつでも配る!毎回配る!!同じ人にも何度でも配る!!!という精神でしつこく行きましょう(笑)僕は年間200枚以上配っています。おかげで、僕のライブを気に入ってくれた方が、ライブ依頼をくれて、そしてまた新しいお客さんの前で歌える、という嬉しい循環ができています。これも、カバー曲で、お客さんの好きな曲を歌ってきた効果ですね。
名刺やサイトカードは下記の「ラクスル」が安くて便利ですよ!カードはあまりペラペラの安っぽいものではなく、すぐ捨てられないようなちょっと高級感のある厚いタイプがおすすめです。デザインにバリバリ凝ってもいいのですが、目的が伝わることが一番大事です。あなたに連絡するにはどうすればいいのか、がわかるカードです。
良い歌を歌っているのにファンが増えない人はこういう人
- 曲にバラエティが無い
- オリジナル曲ばかり歌う
- 誘いにくい
- いつも同じ場所で歌っている
ファンが増えないのは魅力が無いのはなく、お客さんの要求を満たせていないからです。そして、あなたのことを知らないからでもあります。ファンの前でならオリジナル曲ばかり歌っても良いでしょう。しかし、あなたを初めてみるお客さんばかりなら、選曲も考えなくてはいけませんね。
逆の立場に立ってみればわかりますが、楽しく無ければ「もう一度ライブを見てみよう」とはなりませんよね。ただ歌が上手いだけでもCDは売れません。トークが面白かったり、人柄がにじみ出るようなライブが大切かと感じています。
上記で「いつも同じ場所で歌っている」ことをマイナスポイントに上げていますが、これは「同じ場所ばかり」という意味です。毎週〇時にこの場所に行けばあなたに会える!ということはメリットではありますが、その場所だけでは同じ人にしかアピールできない可能性があります。街場で人通りの多いストリートなら話は別ですが、できるだけ場所を変え環境を変え歌う事を意識した方が良いでしょう。
結局、いくら歌や楽器が上手でも、それだけじゃファンは増えないのです。
さいごに
ファンの増やし方に絶対の法則はありません。しかし、考え方としては「お客さんを満足させること」ができれば、自然とファンは増えていきます。お客さんの満足の要素はそれぞれ違います。面白いトークの虜になってくれる方もいれば、あなたの詩の世界に惹きつけられる方もいます。
いづれにしても、あなたの存在をアピールする必要がありますよね。その第1歩として、「空気を読んでお客さんの好きそうな曲を歌う」そして「積極的に連絡先を渡す」ことを提案します。
僕は、この2つのことを実践することで、地方でも満足に音楽が出来ています。おかげでライブ依頼が途切れることがありません。決して難しい内容ではありませんので、あなたも実践あれ!
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