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■曲作りについて

アコギ弾き語りの作曲法:メロディから作る、コードの当てはめ方

アコギ弾き語りのオリジナル曲作り法:第3部作の最終章は「メロディから作る作曲法」です。

オリジナルのメロディが思い浮かぶあなたには、メロディから作る作曲法がおすすめです。この作曲法は「メロ先(せん)」などと言われ、多くのアーティストが実践している王道的な作曲方法です。

しかし、良いメロディ浮かんでも、それにコードをつけなくては弾き語りとして演奏できません。メロディに対してのコードの当てはめ方・考え方をお伝えします。

一瞬のひらめきを逃さないよう、良いメロディはすぐ曲に仕上げてしまいましょう!

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オリジナル曲メロディから作る作曲法

すでに思い浮かんだメロディがある前提ですすめます。

キーを探る

メロディには「キー(調性)」があります。ギターをやっているあなたならキーは聞いたことがあると思います。キーとは「どの音が主になっているか、どんな音階を使っているか」のことですが、非常にわかりにくいですね。

あなたの思いついたメロディは、基本的には「メジャー」もしくは「マイナー」のどちらかのキーになります。メロディがメジャーかマイナーかを探るには、まずメジャーキー(メジャースケール)、とマイナーキー(マイナースケール)を覚えなくてはいけません。

この知識を避けてしまうと、メロディから曲作りする上で非常に遠回りすることになります。少し頭を使いますが、覚えてしまえば「こんな簡単にコードを当てはめる方法があったのか!!」と納得できるはずです。以下長い記事になりますが、がんばりましょう!

メジャーキーとは

明るい感じのするメロディです。感覚の問題ですので、暗く感じると言われてしまうと身もふたもないんですが^^;音楽的に説明すると以下の通り。

ドレミファソラシド・・・のように、音と音の間隔が全・全・半・全・全・全・半になっている音階(スケール)のこと。と、これでも難しいですね。ドとレの間にはド#という音があります。ドからド#の間隔を「半音」(ギターで言うと1フレット分)と呼びます。半音二つで「全音」になります。

このメジャー音階(スケール)が、何の音から始まっているかで「〇メジャースケール」となります。ドレミファソラシなら、ド=CですのでCメジャースケールとなります。良く聞くスケールですね。

ド レ ミ ファ ソ ラ シが
C  D  E   F   G  A  Bであることはなるべく早く覚えてしまった方が良いです。

”〇メジャースケール”の覚え方を紹介します。ちょっと変な覚え方ですが、ギターの特徴として、メジャースケールの押さえ方を覚えると、CメジャースケールでもGメジャースケールでも同じ指の動かし方で弾けるという特徴があります。ですので、ドラミファソラシド(Cメジャースケール)を覚えれば、その押さえ方をD=レから始めてみればDメジャ―スケールの完成です。

これをDから始めるドレミファソラシドなんて言ったりします。ちょっと変ですよね、Dなのにドレミファなんて^^でも覚えやすいんですよね~。この〇から始めるドレミファ~の考え方を「移動ド」といいます。

移動ドのわかりやすい動画(byいちむらまさき先生)を見つけましたのでご覧ください。キーがメジャーでもマイナーでも使える考え方です。ギタリストの必修科目と言えるでしょう。

マイナーキーとは

マイナーキーを感覚で言うと「さみしい、暗い」といったところでしょうか。感覚はたいてい当たりますのであまりバカにできません。あなたの作ったメロディを聞いた時に、感覚で「暗いな、さみしいな」と思ってマイナーコードを当てはめると当たったという経験があるんじゃないでしょうか?

音楽的にマイナーキーを解説すると以下の通りです。

マイナーキーには種類が3つあります。ナチュラルマイナー、メロディックマイナー、ハーモニックマイナーの3種類。通常ポップスでよく使われるのはナチュラルマイナーですので、ナチュラルマイナー(以下マイナー)の解説とします。

マイナーキーの音階(スケール)は音の間隔が全・半・全・全・半・全・全です。わけがわかりませんね。メジャーにしてもマイナーにしてもギターで弾くなら指の形で覚えてしまった方が良いです。いちむら先生の動画をよくご覧くださいね。

あなたのメロディにスケールを当てはめてみる

録音したあなたのメロディを流しながら、曲のテンポに合わせてギターでスケールを弾いてみましょう。そのときに、メロディの感じが明るいなと思えばメジャースケール、暗いなと思えばマイナースケールを弾いてみます。

最初はCメジャーもしくはCマイナーなど、弾きやすいポジションのスケールで良いでしょう。違和感があれば、C#メジャースケール → Dメジャースケール → D#メジャースケールといったようにずらして弾いてみます。そうすると、あなたのメロディの中で違和感なくスケールが鳴るポジションがみつかるはずです。このときの〇メジャースケール(もしくは〇マイナースケール)があなたのキーです!

〇メジャーキー、もしくは〇マイナーキーという答えが導き出せているはずです。

メロディにコードを当てはめる方法

あなたのメロディのキーがわかれば、そのキーの中で使えるコードがわかります。これがわかると、コードを当てはめる作業がすごく楽になるんですよ!

そのキーの中で使えるコードをダイアトニックコードといいます。(もちろん、ダイアトニックコード以外を使ってもOKです。そこはあなたのセンスになります)

メジャーにはメジャーのダイアトニックコード、マイナーにはマイナーのダイアトニックコードがあります。(※正確にはマイナーにはナチュラルマイナー、メロディックマイナー、ハーモニックマイナーそれぞれのダイアトニックコードが存在します。)

これは覚え方があるのですが、とても覚えきれません。常に作曲をしているような方は理論書を買ってちゃんと学んだ方が良いです。弾き語りの曲をたまに作る程度の方には覚えるボリュームが大きい為、ネットで検索してしまうことをおすすめします!

僕も音楽学校で習ったはずですが、ちっとも覚えられません。検索頼りです^^;

検索の仕方はズバリ
「〇メジャー ダイアトニックコード」です。簡単ですね。マイナーなら「〇ナチュラルマイナー ダイアトニックコード」です。

実際のコード当てはめ作業

あなたのメロディで使えるコードが検索によってわかりました。ダイアトニックコードは7つのコードで構成されています。実際にメロディに当てはまるのは4つくらいの場合が多いです。

メロディを流しながら、当てはまりそうなコードを弾いてみましょう。バッチリ違和感なく響くコードが見つかるはずです。どのコードか予想がつかなくても、全部で7つです。片っ端から当てはめてみましょう。

メロディに合うコードを見つけてメモすれば、作業は完了です。

検索のちょっとしたヒント

コードにはDM7(ディーメジャーセブンス)やBm7(ビーマイナーセブンス)のようにセブンスが付いたコードがあります。セブンスの他に6thや9thが付くこともあります。こういったコードをテンションコードと呼びます。

通常のコードにテンション(7thや9th)が付き、コードの構成音が3つから4つになります。Cm7なら、Cコードの音ド・ミ♭・ソに加えシ♭が足されます。テンションコードは響きがお洒落ですよね。

オシャレなポップス曲を作りたい場合には検索ワードを「4和音 〇メジャー ダイアトニックコード」ですね。この検索で出てきたコードをメロディに当てはめて行けば、オシャレなコード進行の出来上がりです。

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良いメロディはとにかく録音を!

人間は忘れる生き物です。いいなと思うメロディが浮かんだらとにかく録音することが大事です。ふいに思いつくメロディは誰かの曲かもしれませんが、もしかしてあなたの代表曲になるキッカケかもしれません。ひらめいたらまず録音!簡易的な録音ならばスマホで十分です。

僕は簡易録音にはスマホも利用しますが、Androidスマホは音質が残念過ぎるので、ギターを弾く傍らにはいつもハンディレコーダーがあります。下記の製品が非常に高音質でおすすめです。ライブの録音にも対応していますので、1台持っていると重宝しますよ^^

ZOOM ハンディレコーダー H1n

スマホがiPhoneの方は同じZOOM製品のiQ6がオススメです。iPhoneに取り付けるだけで高音質録音が可能になります。iPhoneうらやましいです~(#^^#)

「後で思い出せないようなメロディはたいした曲にならない」などと言って、自分の感性を過信するあまり記録として残すことを軽視する方がいます。メロディのワンフレーズを録音するのなんてたった数十秒のこと、メロディの貯金だと思ってレコーダーのRECボタンをポチっとしましょう。”逃した魚は大きい”なんてことにならないように・・・。

あるアーティストはスマホ・ケータイが普及していない頃、良いメロディが浮かぶと自宅の留守番電話に録音してたそうです。プロの方もいろんな努力をされてるんですね^^

さいごに

メロディからのコード起こしのスピードを上げるには、音楽理論は避けて通れません。そして音楽理論は奥が深い!僕もほんのさわりしかわかりません。

今回の説明の中では混乱を避けて省きましたが、「平行調」という感が方もあります。メジャースケールを6つめの音から弾き始めるるとナチュラルマイナースケールになる、という考え方です。Cメジャーなら6つめの音がAなので、Aマイナースケールになるということですね。ほら、混乱するでしょ?(笑)

もう少し理論を深く知りたいな、と思った時に学んでみてください。メロディからコードを起こしていくのに、近々に必要になる知識ではありませんが、補足でした。

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