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■歌について

【悩み】大きな声で歌えない!あなたの音楽に必要な声量と練習法

歌うときに「大きな声が出せない」と悩んでいるあなた向けの内容です。

あなたは、他のアーティストの歌唱を見て、自分と比較してしまうんですね。それで「わたしの歌声は小さい」と思い込んでしまいます。あなたの音楽スタイルに本当に大きな声が必要かどうか再確認し、それでも必要と思えば下記で紹介している大きな歌声を出す練習をしましょう。

この記事の内容は次の通りです。

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あなたの音楽スタイルに声量は必要?

大きな歌声が出ない!と悩んだ時に、「わたしの音楽には大きな歌声が必要なんだろうか?」と考えたことはありますか?これ、結構大事なことなんです。大きな声で歌うことにとらわれ、歌うことの本質を見失うと、忘れがちですね。

声が大きい方が有利な場合もある

弾き語り等において、声が大きな方が有利なことは確かにあります。路上ライブで機材無しで歌う場合や、レコーディングでギターとボーカル両方一度に録音する場合などです。

路上では声が大きい方が、より遠くのお客さんに届きますし、レコーディングでは声が大きい方がレコーディングしやすいと言われています。小さい声は、レコーディングソフトで音量を上げる必要があり、そのときにノイズの音量も上がってしまうため、できるだけ音量をいじらない方が良く録れるんですね。

しかし、これらは特殊な状況です。声の大きなアーティストは注目されやすいですが、それと歌が上手いことや、素晴らしい音楽をやっているかということは無関係です。

大きな歌声って必要?

個人的には、大きな歌声ってそんなに必要なの!?と思っています。ロックやソウルのように圧倒的な声量でパワフルに畳みかけるような歌い方をしたければ、早めに声量を付けた方が良いと思いますが、普通の弾き語りスタイルで、普通に声量があれば良いのではないでしょうか?

声量があることと、歌の表現力があることは別問題です。声量があると、サビ等で一気に盛り上げられるように思いますが、それは違います。表現力を引き算で考えた時に、あなたの精いっぱいの声量に対して、曲中で静かな場面ではどれだけ声量を引けるか・・・これがあなたのさじ加減であり表現力です。

あるに越したことは無いのが声量ですが、無いなりに工夫できるのもまた声量です

今一度あなたの音楽スタイルに大きな声が必要か考えてみましょう。ささやくように歌うのが売りのアーティストがいたっていいじゃないですか!カヒミ・カリィ先生なんか、その筆頭ですよね。

まったく腹に力が入っていない歌い方(失礼!?)ですが、こういう歌い方もあるんだなーという一例です。もうなんというか、バリバリの個性ですよね。だれもやっていないんだから。

あなたが大きな歌声が出せない原因は?

上記でお話した「あなたの音楽スタイルに声量が必要」と判断したならば、今のあなたの声量が小さい原因を探さなければ改善できません。

下記に示すことで当てはまることはありませんか?

  • 大きな声を出すのが恥ずかしい
  • 口を大きく開けて歌っていない
  • 腹式呼吸ができていない
  • 喉が締まっている

大きな声を出すのが恥ずかしい

大きな声で歌うのが恥ずかしいというのは、自信の無さの表れです。これは場数を踏んでファンを増やしていくことで、自信が付き改善していくでしょう。精神的なリミットがかかっていますので、時間がかかりますが、体の構造的に大声が出せないわけではないので、大きな歌声は必ず出ます。自信を付けるには他人に褒めて(認めて)もらうしかありません。大きな声を出す以前に自信を付けるために何をすべきか考えましょう。

口を大きく開けて歌っていない

小さな口でモゴモゴと歌う人が居ますね。あなたもそうなっていませんか?口を開けることが恥ずかしいんでしょうか。これでは声の出口を自分で狭くしてしまっています。

一度歌っている自分の動画を撮ってみて、口の開き方を確認してみましょう。あなたが目指しているシンガーと同じくらいの口の大きさを参考にすると良いでしょう。

ただし、口を大きく開けさえすれば大きな声が出るわけではありません。しゃべり声はそれで良いのですが、歌を大きな声で歌うには、口のなかの構造を上手く使う必要があります。ある程度大きな口を開けつつ、口の中を響かせる使い方をします。この感覚は、下記サイトの内容がとても参考になります。

僕もしゃべりはボソボソとしゃべる方ですが、歌声としゃべり声はまったく違いますからね。歌うときは、適切な大きさに口を開いて、声を口の中で拡声器のように増幅する気持ちで歌っています。

腹式呼吸ができていない

腹式呼吸については確認方法が難しいのですが、こんな感じで確認してみてください。

① 自分で思う腹式呼吸で、いっぱいいっぱいまで息を吸ってください。

② 息を止め、お腹にぐっと力を入れ、

③ お腹に力を入れたまま息を吐き出してください。

④ お腹の力を一気に緩めてください。

どうでしたか?

③で息が全く出てこなければ、その腹式呼吸はそれで合っています♪

③で出たひとは、その出た息は胸式で吸った分の息です。

引用:Yahoo知恵ノート

確認できましたか?できていない人は腹式呼吸をマスターすることで今以上の声量が手に入る場合がほとんどです。

喉が締まっている

無意識に喉を絞めて歌ってしまっている場合も声量が出ません。

歌詞カード等を確認しながら下を向いて歌っているような場合です。下を向くと喉は締まり声帯が上手に使えない状態になっていますので、大きな声は出しにくいですね。歌手の平井堅さんが上を向いて、声を遠くに飛ばすように歌うのは、喉を開放して安定して歌うためでもあるのですよ^^平井堅さんは、頬(保ほほ)の動きも豊かですね。歌に合わせて頬が良く動いています。歌うときの顔の使い方としてとても参考になります。

歌うときは、なるべく歌詞を覚えるか、歌詞カードを確認しながらも顔を上げて歌うことを意識すると良いですね。

声量を上げるには:大きな歌声の練習方法

大きな歌声を得るには、腹式呼吸のマスターは避けて通れません。世の中には地声が強く、喉で歌う歌い方で大きな声が出せる方もいるそうですが、歌い続ければいつか喉を傷めます。

歌い方としては喉で歌う胸式呼吸という方法と、お腹の圧力で横隔膜を押し上げる腹式呼吸の2種類とも使うのですが、こと大きな歌声ということならば腹式呼吸を強化しておくべきです。

上記に上げた、「喉を絞めないように、顔を上げて歌う」ことも意識しながら、腹式呼吸の練習をしましょう。

腹式呼吸で歌うとは・・・

腹式呼吸はお腹に空気を入れることではありません。お腹に空気を入れるとゲップになってしまいますから歌うときに空気を飲み込む行為は絶対にやってはいけません。腹式つまり腹筋の力で横隔膜を押し上げて空気を送り出す量を調節するのです。胸式であれ腹式であれ空気が入る先は肺ですので、間違えてはいけません。腹式呼吸ができていると、息を吸った時に胸ではなくお腹が膨らむので、お腹に空気が入ったように錯覚しますが、厳密には胸(肺)です。

腹式呼吸の練習法

僕はボイストレーナーではありませんので、腹式呼吸の練習方法に関していい加減なことは言えません。腹式呼吸の練習方法としてわかりやすかったサイトを紹介しますので、自分で腹式呼吸の習得にトライする場合は下記をご参考に。

腹式呼吸や声の出し方は、我流でなんとかしようとするよりはプロに習った方が確実ですし、習得も早いです。悩み続けるよりはボイトレに通う方が解決が早い場合がありますので、考えてみても良いかと思います。通い続けなくても、コツさえつかめばあとは自習できますからね。悩んでいる時間がもったいないです。

いづれにせよ、腹式呼吸は安定して声を出し続ける(ロングトーン)場合や、音程を安定させるのに役に立ちます。歌い手なら習得しておいて損はありません。

腹式呼吸に腹筋は関係あるの?

腹式呼吸に腹筋は関係あります。

しかし腹筋がシックスパックに割れていたからと言って腹式呼吸ができて大きな声が出せるわけではありません。歌うときの腹筋と種類が違うんですね。僕もクリロナのようなシックスパックには憧れますが、筋トレが続いた試しがありません。

腹筋は割れませんでしたが、ライブではマイク無しでもパーカッションと合わせて歌えるようになりましたよ!弾き語りにおいては、ギターの音量をいかにコントロールするかも重要ですね。僕のライブ動画を貼っておきます。

腹式呼吸に必要な腹斜筋を鍛える

6つに割れる腹直筋(ふくちょくきん)に対して、腹式呼吸で使うのは腹斜筋(ふくしゃきん)という筋肉です。腹直筋が関係ないわけでは無いようですが、6つに割れていなくても腹式呼吸はできますので、鍛えるなら腹斜筋です。腹斜筋の鍛え方はこちらの動画を参考にしてください。マッスル系の動画ですが、筋肉の動かし方は大変参考になります。

さいごに

「大きな声で歌いたい」というあなたの希望の裏側に、どんな事情があるのか。そこが問題です。あなたの音楽を表現するのに必要なのか、それともただライバルたちに声量で負けたくないだけなのか。

音楽は競い合うものではないとは言われますが、同じようなスタイルで弾き語りをしているアーティストが周りに居れば、そりゃ意識しちゃいますよね。僕もそうですからわかります。そんなときに声量で勝負するのは音楽的じゃないなと思うわけです。他人が持っていないもので、「自分の土俵で勝負する」ことで、あなたというアーティストが活きる。僕はそう思いますよ!!

あなたの個性はメロディや声質や歌詞などではありませんか?繊細な表現力や歌い方ではありませんか??

そうやって自分の音楽を振り返ったときに「やっぱり自分の音楽を表現するにはもっと声量が必要だ!」と思ったなら迷わず声量を上げるトレーニングを始めましょう。