DTM用のメインPCが故障したのを機にオーディインターフェースも再考することにし、色々悩んだ挙句、「どうせ買うなら長く使えるハイエンドなものにしよう!」とUNIVERSAL AUDIO社のapollo twin USBを選択しました。
使ってみた感想をレビューします。ハッキリ言って超絶おすすめです^^Windows環境でワンランク上のDTM環境を構築されるならぜひ!!
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Windows機用オーディオインターフェース:apollo twin USB
UNIVERSAL AUDIO ( ユニバーサルオーディオ ) / APOLLO TWIN USB
UNIVERSAL AUDIO社、実はあまり聞いたことがありませんでした。オーディオインターフェースと言えばfocusriteやRoland、Steinbergあたりが一般的ですよね。僕もこれまで使っていたオーディオIFがfocusriteのラックタイプだったので、同じような入力系統の適当なものにしようと考えていました。
ちょうどプリアンプも別途購入予定だったため、プリアンプでも定評のあるfocusriteで揃えようかな~といろいろググっている最中に藤本健先生の紹介するapollo twinに出会ったわけです。
藤本先生の記事:「DAW女シンガーソングライターはどのように誕生したのか、小南千明さんインタビュー」によると、DAW女の小南千明さんがオーディオIFをapolloにしたところ、内蔵プラグインで非常にマイク録りの音がよくなった、とあります。UNISONというテクノロジーが搭載されており、非常に良音で録れるというのですね。僕もアコギ+歌録りがメインのアーティストですので、このくだりには「おっ!」と思いました。これなら別途プリアンプを用意しなくてもいいじゃん!!と^^
ちなみに、1chの仕様のAPOLLO TWIN MKII SOLO(thunderbolt接続)や、2chでDSPが4基搭載されたAPOLLO TWIN MKII QUAD(thunderbolt接続)といったシリーズがあります。Windowsでもthunderboltを搭載したPCは増えてきていますので、選択肢は広がりますね^^
ココがポイント
APOLLO TWINシリーズは、デジタル入力端子が付いています。この端子を利用することで、入力を最大8chプラスすることができます。APOLLO TWIN MKII SOLOなどの1ch仕様のインターフェースを選んでも、後から入力を簡単に増やせる!ということですね。このサイズでバンドものの収録までできるのは素晴らしいです!
apollo twinのUNISONテクノロジー
UNISONとはapolloシリーズに内蔵されたプリアンプのシミュレーションテクノロジー。通常DAWなどでシミュレーションプラグインを使う場合は読み込んで使いますが、apolloシリーズはUNISONテクノロジーによってapollo自体でシミュレーションした音をDAWに送りますのでPCの負荷が非常に少ないのが特徴です。そしてなんといっても音が素晴らしく良い!!これには本当にびっくりしました。
ちなみに僕が購入したタイミングでは、Windows機用のapollo twin USBは$747分(約8万円分)のプラグインが付いてきました。キャンペーンによって色々プレゼントが違う見たいですので確認してみてください。僕もこのUNISON用プラグインに釣られて購入しましたが、キャンペーンを上手く使って、さらに業者のポイントバックも受ければ、オーディオIF用のスピーカーケーブルや電源ケーブルなんかもお得に買えちゃいますね。
サウンドハウスでは、今日現在(’19.6.8)apollo twin USB購入ポイントが1万円分付きます。何か一緒に購入するものがあれば、apollo購入分の1万ポイントが入ってからポイントで購入した方が賢いです!ポイントは1カ月で失効しちゃいますので、ポイントの使い道を決めておいた方が良いですね。
卓上にちょうどよいサイズ感
もともとラックサイズのオーディオIFを探していたので、卓上のIFは眼中にありませんでした。しかし、弾き語りのような使い方では2chあれば十分だし、省スペースで設置できれば機材周りもずいぶんスッキリするな、と。配線の引き回しだけはぐちゃぐちゃしちゃいますが、けっこうシンプルなシステムができそうですよ!
apollo twin 音はどうなの?
僕はNEVEのマイクプリプラグイン目当てでapolloを購入しましたが、ギターアンプ系のプラグインもすこぶる優秀です。これまではamplitubeというギターシミュレーションプラグインを使っていましたが、音はapolloの方が数段気持ちいいですね。
MARSHALL PLEXI CLASSICプラグインはめちゃくちゃ音が気持ちいいです。往年の名アンプが家に来たー!!って感じになりました(笑)
NEVEのプラグインはいわずもがな。
このサウンドクオリティならハードのエフェクターやプリアンプが要らないなと思いました。ハードを買うよりプラグインを買い足していった方が安いですし、プラグインには故障がありませんからね。少なくとも僕のレコーディング環境ではハードにお世話になる機会は当分来そうもありません。
apollo twin 購入時の注意
上記でも紹介しましたが、apollo twinには種類があります。macに多く搭載されているthunderbolt端子で接続するタイプとUSBのタイプですね。windowsPCでもthuderbolt対応のモデルは増えつつあります。が、あまり標準的に搭載されているコネクタではありません。windowsでapolloを使う場合にはUSBタイプを選択した方が良いかと思います。
thunderbolt3に対応しているPCなら、転送速度が40Gbpsというモンスター級の仕様ですので、通常プラグインのレイテンシーも相当抑えられるかと思います。USB3.0の4倍も速いんですね。うらやましい・・・
念のため、、、
apollo twin USBはMACの方は使えませんので注意してください。
windowsでapollo twin USBを使う場合の注意
windows機でapollo twin USBを使おうと思っている方は推奨スペックをよく確認してください。対応していないと、音を再生中にビープ音が鳴ったり、ノイズが入ったりするようです。ノイズやビープ音などはオーディオIFとしてはアウトです。
とくにUSBチップセットの対応確認は確実に!!
あなたのPCのUSBチップがapolloシリーズに対応しているか確認します。お使いのPCのUSBチップメーカーの確認方法は以下の通り。
1)デバイスマネージャを開く
2)ユニバーサルシリアルバスコントーローラーを確認
3)下記のチップで無いことを確認
- Texas Instruments
- Etron
- Fresco Logic
- ASMedia
使い方は公式の動画(日本語あり)がとても参考になります
公式のapollo twin解説動画があります。日本語字幕付きです。この動画が無かったら内蔵エフェクトのかけ方(モニターへの返し方)などわからなかっただろうなと思います。こういったチュートリアルは助かりますね!
さいごに
紆余曲折を経て、オーディオインターフェース4台目にしてこのapollo twin USBにただりつきました。値段が値段ですが、買って後悔はありません。セミプロ以上を自認する人にぜひ使ってほしいです。
僕は「自分が使っていて気持ちの良い音を音源としてお客さんにも提供したい」という思いでapolloを選びました。楽器をプレイするのも楽曲を作るのも人間ですが、オーディオIFは音の出入り口ですから、録音環境のクオリティアップにハイエンドモデルの導入も考えていきたいですね。
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