こんな風に、ギターを弾いていると右ひじが痛くなることありますよね。
ギター初心者の頃は、ギターを押さえる左手の痛さの方が強い為か、右ひじの痛みに気づかないケースが多いです。ギターに慣れて、長時間弾くようになると、右ひじに違和感を覚え、痛みが出てくることがあります。
同じ右ひじの痛みを抱えるギターリストとして、僕が取っている対策までお話しします。
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ギター弾きの右ひじ痛、原因は?
ひじ痛が現れるのは、上図のように肘の二の腕側です。ギターを弾く姿勢と言うのは、腕が窮屈な角度に曲がります。腕にストレスがかかったままになるんですね。この状態で長時間弾くと、筋や筋肉に疲労が溜まり痛みとなります。良く言われる腱鞘炎(けんしょうえん)ですね。
手首の腱鞘炎は聞いたことがありますが、ひじも腱鞘炎になります。腱鞘炎は同じ動きを連続して行うと出やすいんですね。ピアニストやテニスプレーヤーも悩まされる方の多い症状の一つです。
痛みのある部位を触ってみるとわかるんですが、ひじ関節そのものというよりは、筋と筋肉の間が痛んでいる感覚がしませんか?腱鞘炎は疲労が溜まっている状態ですから、休息すればよくなる場合がほとんどです。知り合いの整体師が言ってました「痛みが出たら、とにかく休む」と。
右ひじの痛みは、腕を伸ばしてみると痛みが和らぐ感じがします。やはりギターを弾くひじの角度は、体には無理な姿勢なんですね。
ギター弾きの右ひじ痛の対策方法
右ひじ痛が出たときの対策方法を紹介します。痛みが出ているということは、ひじが悲鳴を上げている状態です。「いつものことだし」とそのままにせず、慢性化する前に、ひじのケアを始めましょう。
無論、上記写真のように「体を痛めつけて鍛える」といった無謀な対策は取らないように(笑)
痛みが出たら冷やす
腱鞘炎の痛みがひどい時は冷やすのが効果的と言われています。
冷やさないとならないほど痛みが出るのは、随分炎症が進行している状態でしょう。冷やすのは応急処置として、一度整体を受診して、筋肉(ひじ)の状態を見てもらった方が良いでしょう。痛みを抑えるために、注射をしながらギターを弾くなんてことになっては、ギターを弾く楽しさも半減ですからね。
腕を固定する
スポーツ選手がしているのをよく見かけますね。エルボーサポーターは痛みの出ている部分を固定し、悪化を防ぎます。ひじに装着すると、ストロークなどが弾きにくくなりますが、痛みが緩和されますので有効な手段だと思います。
サポーターは腕用・ひじ用など色々種類がありますが、それほど高くありません。痛みが毎回出るようならば1本持っておくと良いでしょう。ただ、サポーターはひじ痛の根本的な解決にはなりません。痛みが続くようならば、ギターをお休みし、医療機関を受診しましょう。
ストレッチをする
痛みが出たら、筋や筋肉をストレッチでほぐします。手でグリグリ押したりすると気持ち良いのですが、炎症を悪化させるかもしれません。ひじの屈伸をして、固まった筋肉をほぐします。さらに、腕を伸ばした状態で手首を180度回転させましょう。これを繰り返すとひじの関節も適度に動かすとができます。
最近はぶらぶらストレッチなる方法が流行っていますね。TVなどでもよく取り上げられていました。スポーツ選手がよくやっているアレです。手首~ひじだけでなく全身運動になりますのでおすすめです。
ギター弾きの右ひじ痛の予防方法
ひじの痛みが出た時のケアも大切ですが、痛みが出ないよう予防することも大切です。痛みと戦うギターリストはかっこいいかもしれませんが、できれば無痛でギターを弾き続けたいですよね。「どこかが痛い」というだけで、ギターを弾くモチベーションは下がっちゃいますもんね。
ウォーミングアップ&ダウン
ギターをいきなり弾き出すギタリストが多いですが、使う筋肉をほぐしてからギターに取り組むことをおすすめします。弾き語りなどはギターに加え、歌も歌います。歌は本気で歌うと意外と全身運動ですので、ラジオ体操の一本くらいやってもいいくらいの準備は必要だと思っています。ライブ前に体操しているミュージシャンをたまに見ますが、正しい体の準備方法だなと感じます。
手首回し&ひじのストレッチは入念にやっておきましょう。
ひじの角度調整
弾くときのひじの角度は、癖になっているので変えるのは容易ではありません。ただ、ストラップでギターを吊って、立って弾くようにすれば、右ひじの角度を調整できます。エレキギター弾きの方は、立った時のギターの位置が低いですよね。左手はつらいかもしれませんが、右手の窮屈さはありません。両手のバランスの良いギターの位置を調整してみましょう。
座って弾くときよりも5cm下がっただけでも、ひじが楽になることもありますよ^^
さいごに
僕も20数年ギターを弾いてきて、1時間以上のライブの後、右ひじが痛くなることが増えました。「腕の痛みはギターリストの勲章だ」と思ってたんですけど、やっぱり痛みは辛いですね。
ギターを弾いた時の傷みの原因のほとんどは、筋肉や筋から来るものとされています。ギター演奏は、普段の生活では使わない筋肉を使うこともありますので、筋肉疲労のケアはしっかりしていきたいですね。
腕や手をいつまでも健康な状態で、長くギターを楽しみたいものです。
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