※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。

■レコーディング ■機材について

アコギ用アンプの音作り エレアコのおすすめセッティング方法

エレアコのレコーディングについて質問をいただきました。
ありがとうございますm(_ _)m

エレアコを良い音で録りたいですぅ~

ということで、質問者の方はエレアコのアンプのセッティング方法と、エレアコでのPCレコーディング方法にお悩みです。エレアコで生のアコースティックギターのような音を出すのは至難の業、、、アコギストの永遠のテーマであります。なるべく良い音のセッティングを見つけたいですね。僕の経験から、アンプのセッティングを探ってみましょう。

当ブログ著者:たまいやすゆきの20年に及ぶ音楽活動の中から得た ”愛されるミュージシャンになるコツ” を電子書籍にしました✨個人で戦うミュージシャン必携の著です^^無料ですのでぜひすぐに手に入れてください!!

無料入手はこちら

エレアコアンプのセッティングについて【音作り】

アンプは、パラメータ(イコライザーと言います)が数種類あり、エレアコ本体にもイコライザーが付いている機種もありますので、一概にこのセッティングならエレアコの音質はバッチリですよ☆と言えません。

ココに注意

エレキギターアンプをエレアコに使っても、良い音は出ませんよ~^^;エレキギターアンプは基本的に歪ませた音を出すためのアンプ。エレアコアンプはボリュームを上げても歪まないよう作られたアンプという認識が一般的です。

最初にフラットセッティング

まずは、アンプのフラットなセッティングを試してみてください。

と言ってみたものの、アンプによりフラットの設定が「5」であったり「7」であったりとまちまちです。取説に書いてある親切なメーカーもありますが、メーカーでフラットセッティングが非公表というケースも考えられます。

取説でもわからなければ、メーカーにメールしてみましょう!!ユーザーからのメールを無視するようなメーカーはありません(無いと信じてます)ので、非公表にしても丁寧に対応してくれるはず。

ちなみに、、、取説をお持ちでしたら、細部までしっかり読んでくださいね。おすすめのセッティング例が載っている場合があります。メーカーで音のプロたちが試行錯誤したセッティング例を参考にしない手はありません。アンプのことを一番よく知っている開発者ですからね^^

次にイコライザーの調整

フラットセッティングがわかってもわからなくても、イコライザーの調整に入りましょう。

イコライザーはこのように「BASS(ベース)、MIDDLE(ミドル)、TREBLE(トレブル)」と表示されているアンプが多いのですが、BASSはギターの音の低音、MIDDLEは中低音、TREBLEは高域、と担当する音域がある程度決まっています。

BASSを足すのか、MIDDLEを足すのか、TREBLEは引くのか、、、これはハッキリ言って好みです。ですが、好みと言ってしまうと質問してもらった意味が無いので、僕がアンプの音作りで注意しているポイントを上げておきましょう。

  • BASSは上げすぎない(例:2)
  • MIDDLEはBASSより少し上げる(例:3.5)
  • TREBLEはフラット(例:5)

まぁかなりざっくりの説明でわかりにくいですよね^^;高い音は低い音より遠くまで届く性質がありますので、少し大きめの会場だと、ギターの音を硬めにし、高い音中心に音作りをしています。イコライザーでいうと、MIDDLE多めですね。

逆に小さな会場では、ギター本来のふくよかなサウンドを生かすため、MIDDLE少な目で丸みのある音(わかりにくくてすみません)を目指しています。

さいごにリバーブの調整

アコギアンプは大抵リバーブが付いています。リバーブは残響効果なので、かけて弾いた方が気持ち良いですよね。アコギにしてもマイクにしても、リバーブをたっぷりかけてカラオケのような状態にセッティングする方がいますが、リバーブは「ちょいかけ」くらいの方が聞いている方が気持ちがいいです。

ただし、深いリバーブでストローク系の曲は聞きにくいですし、あまりリバーブが薄すぎても、スローな曲では臨場感が出ません。曲に応じて都度リバーブの深さを調節できるのがベストですね。

アンプの設定は、コレ!!と決めずに、会場に合わせて出音を調整できるようになると、ライブアーティストとして一皮剥けるのではないでしょうか?

アンプでの音作りに納得できなければプリアンプを使う方法も

アンプでの音作りよりさらに細かい設定がしたければ、アンプとギターの間に「プリアンプ」というものを設置して音作りをします。設定が煩わしくなりますが、アンプだけでの音作りに不満があれば、プリアンプの導入を考えてもよいかもしれません。

こちらの記事でプリアンプを紹介しています。

プリアンプとアコギアンプの両方でイコライザーをいじってしまうと、音に収集がつかなくなります。プリアンプを使うときには、アンプはフラットな設定か、もしくはアンプの外部入力を使うようにして、プリアンプだけで音を作るのが音作りに迷わないコツです。

アンプ裏面の外部入力

エレアコのPCレコーディングについて

つぎは、エレアコのPCレコーディングについてですが、これは大変難しい問題です。

エレアコはアンプに直接音を送れるよう、ケーブルが差し込めるようになっていますよね。こうなっている以上、レコーディング時にもPCと直接ケーブルで繋いでレコーディング(ラインレコーディングと言います)したくなる気持ち、わかります。

がしかーし!!

エレアコは普通、ラインレコーディングしません。

というのも、エレアコの音ってラインで録るとやっぱりショボいんです。ギターの生音が好きな方なら、とてもラインで録ろうとは思えない音になってしまいます。ペチペチした薄っぺらい音・・・と言ったらいいのか。弦の擦れる音なんかも録音され、かなり気になります。通常はマイクをギターに向けて録る「マイク録り」が主流です。これはプロでもアマチュアの宅録でも同じ。

仮の練習レコーディングでとりあえずラインで録る。というケースは十分ありますし、ライン+マイクという2刀流もまぁ、なくもない。でもメインはマイク録音ですね。

特別に「このエレアコのショボい音を狙って録るんだ!」という場合は、PCにオーディオインターフェースという機材を接続し、その機材とギターをケーブルで繋ぎ録音します。PCレコーディングにはオーディオインターフェースは不可欠です。

オーディオインターフェースはPCレコーディングに不可欠

その昔、オーディオインターフェースという機器の存在を知らなかった僕は、ミキサーをPCのマイク入力に繋いでレコーディングしてました(笑)ノイズが乗りまくりの、今では笑ってしまうレコーディングですね。

エレアコをラインで録音する場合は音量が不足する場合が考えられます。別途音量を上げる機材(DI)が必要になることもあります。これはケースバイケースです。まずPCで録音してみてから、思うように録れなければ再度ご相談ください。

エレアコのラインの音がショボいのはギターのせいでも腕のせいでもありません。そういうものです。値段の高いギターでも、ラインレコーディングで生音を再現することはなかなかできませんので、素直にマイク録音してくださいね^^

PCでレコーディングする場合の機材は、こちらの記事で紹介しています。
➡「弾き語りを自宅レコーディング(宅録)したい!おすすめ機材一式

アコースティックギターをPCレコーディングするならば、コンデンサマイクは必須ですよ!とりあえずの宅録セットでも良いので、コンデンサマイクは用意できるといいですね。

RODE ( ロード ) / M5 Matched Pair

RODE ( ロード ) / M5 Matched Pair

アコギのマイク収録は、音に奥行きを出す為、通常ステレオ(マイク2本)で録音します。マイクの位置・角度で随分音がかわるので、難しい録音方法ではあります。ですが、良い音を追い求めていくと最終的にこの”ステレオ録音”に行きつきますので、遠回りするより最初からペアのマイクを揃えてしまった方が良いかと思います。

まとめ

さてさて、質問してくれた方と連絡が取れませんが、質問の答えになっていますかね・・・心配だ。

本当は、お持ちのアンプの型番とか聞きながら、また質問者の方がどういう意図のレコーディングをしたいのか、どういったジャンルのギターを録音するのか、そういった細かい事を聞きながら問題をひとつずつ解決していきたいのです。

僕もいいかげんなことは言えません。ですので、できるだけ現状把握させてもらってから、質問者さんの希望に添えるアドバイスができたらいいなと思っています。基本的に暇してますので、どんどんわからないことの質問箱としてChord For Meをお使いください。

僕もまだまだ勉強中ですが、一緒に学んでいきましょう!それでは!!