弾き語りのかっこいいアーティスト紹介第4弾です。北欧のルーパー使いのベルンホフト兄貴。ルーパーをトコトン使いこなせている稀有なアーティストです。演奏の味付けにちょっと・・・といった使い方では無く、がっつり使い込んでいます。「ループ演奏が、ライブの中に溶け込んでいる」、そんなイメージです。
彼の演奏を見ると、きっとルーパーが欲しくなりますよ!
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当記事ではベルンホフトを「バーンホフト」と記していましたが、日本での一般的な読み方に変更しました。海外の動画等を見ると、アーティスト紹介の際に「バーンホフト」と呼んでいるような気がするんですけどね^^;
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ベルンホフトとは
ノルウェー出身のとにかくカッコイイ兄貴!いで立ちがなんというか・・・スターです。
ノルウェーの方の名前なので、そもそも本当に「ベルンホフト」と読むのかすら怪しんですが、名前の読み方がどうでもよくなるくらいかっこいいです。
彼はもともとバンド出身で、ロックというかパンキッシュな音楽をやっていました。この頃からギターがべらぼうに上手いですね。SPANというバンド時代の音楽がYOUTUBEでいくつも聞けるのですが、かなりかっこいい!!この路線で音楽を続けていても僕はファンになっただろうな。
2009年頃のライブ映像を見ると、今のスタイルに近い音楽をバンドで演っている映像があります。この頃になると爆音・轟音は鳴りを潜め、ソウル・ファンク系の音楽の鱗片が見えます。オシャレです。
そして2010年代を迎えた頃に、それまでのバンドスタイルをルーパーを使ってひとりで演奏する機会が増えています。2005年頃からアコギ+ルーパーで面白い演奏をするアーティストが増えてきましたから、ベルンホフトもこの流れの影響を少なからず受けたでしょうね。KTタンストールの"I want you back" なんかみんな見たでしょう#^^#
ベルンホフトの弾き語りスタイル
自分の音を自分で重ねることができる”ルーパー”を使った演奏スタイル。ルーパーは昔からあるエフェクターの1つですが、近年急激に機能もメーカーも増え手軽に入手できるようになったことから、プロアマ問わず本当にいろんなアーティストが使い始めました。
僕も例に漏れずいくつか持ってます^^
ギターを何回か重ねることは、慣れの問題で誰でもできるようになると思うんですが、Bernhoftのようにまるでバンドで演奏しているかのようなアレンジをルーパーでここまでの完成度で生演奏するアーティストは本当に稀で、まさにミュージシャンズ・ミュージシャン!と唸ってしまいます。
抜群の作曲センスに高いアレンジ能力、そして独特な声+確かな演奏力。いろんな音を出しながらも聞きやすい楽曲たち。どんな風に音を重ねたらいいか、頭の中でしっかりと全体の音像が鳴っているんでしょうね。有体の言葉ですが「天才」です。
彼のギター、良く見るとギターの弦とベースの弦を張ってあります(張ってないギターも使っています)。ギターでは出せない音域をベースの弦を張ることで補ったんだと思いますが、すごい発想です。
ギターうんちくの大好きな人に言わせれば「ギターにベースの弦を張るなどけしからん!」と言うでしょうね(笑
たしかにベースの弦はギター弦よりだいぶ太いので、ギターには悪そうです^^;しかし そんなことどうでもよいくらいカッコイイです、ホント。
ベルンホフトが使ってるルーパー
ルーパーは仲間の居ない引きこもりミュージシャンの強い味方です(笑
ベルンホフトが使っている機種はBossのRC-50というモデルのようですが、現在は廃番。後継機の「RC-300」が人気のようです。ギターの他にボーカルマイクも繋げて、3トラック独立で使用可能、、、って僕の使ってる「TC-Helicon VoiceLive 3」より良さそうでショック。。。調べてたら一気に欲しくなりました。
僕はアコースティックギターの生の音が好きなので、アンプを通しても極力ギターの生音に近い音が出せるように気を使います。彼の音はエフェクターかけまくりでギターもアコースティックなのにエレキギターのような音。これはアコギに付いているピックアップの音質でもあります。アコギがエレキっぽい音って普通ならちょっといやなんですが、、、ベルンホフトのように自分の音を持ってる人は何をやっても様になりますね。
ベルンホフトのここを見ろ!
彼の演奏は、ひとりで演奏しながらもバンドのライブを聴いているようです。ライブでは時折ピアノだけの弾き語りの曲を挟むようですが、他の曲のバンドのようなアレンジとは打って変わって音数が少ないため、ピアノが活きる活きる!美しいのなんの。
マルチプレーヤーで優れたアレンジャー。もうバンドメンバーはいらないですね。ずっとこのスタイルで音楽続けて欲しいです。
ライブの映像を見ると、エレキギターも弾きまくっているようですし、弾き語り=アコギという感覚はなさそうですね。そもそも日本人が思い浮かべる所謂”弾き語り”というイメージはこの人には無いのでしょう。
楽曲アレンジがとにかく素晴らしい
彼の演奏を分析してみると、1曲の中での音使いの変化が絶妙なことがよくわかります。ギターを弾いて、歌って終わり。ではないんですね。1曲の中で起承転結がはっきりしていて飽きません。アレンジャーとしての才能も突き抜けていますね。曲作りのアレンジ手法として非常に参考になります。
個人的に一番シビれる曲が「Street Lights」です。これ、弾きながら歌うの相当難しいと思うんですが、、、頭の中どうなってるんですかね(笑)「エレキギターの弾き語り、ここに極まれり!!」みたいな演奏ですよね。
この曲のアコギバージョンがまた渋い!エレキ曲をアコギでアレンジし直すのって難しいんですが、いやはや才能とは恐ろしいものです。もちろん、想像を超える努力の上に成り立っていると思いますが。
ギターに向かって叫ぶとか・・・見てても飽きないですね。ギター仕込んであるマイクで声を拾ってループさせてるんですね。僕がやったら「おい、アイツどうしちまったんだ?!」と言われるプレイです。
なんか自信がみなぎっている演奏でカッコイイですね。
ベルンホフトはこんな方におすすめ
こんな方におすすめ
- ハスキーボイスが好きな方
- オシャレな弾き語りが好きな方
- テクニカルな演奏が好きな方
- イケメンが好きな方
- マルチプレーヤーが好きな方
日本では現れないであろうタイプのミュージシャンです。海外のぶっとんだミュージシャンの洗礼を受けたい方にオススメしたいです。
ベルンホフトの音源紹介
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Amazon Musicでは「ベルンホフトやバーンホフト」ではなく「Bernhoft」と検索しないと出てこないようです。
この演奏スタイルが気に入ってCDを購入する人は少し肩すかしを喰らうかもしれません。楽曲の良さは際立っているのですが、CD用のアレンジがされており、各楽器もおそらく別録音。せーので演奏するライブならではの生々しさはありませんのでご注意を!僕はCDで聞けるアンサンブルも好きですけどね^^
CDは良曲の詰まった「Solidarity Breaks」がオススメですが、現在手に入りにくいようです。来日経験もあるアーティストですが日本では売れているとは言えないですからね。マイナーアーティストのCDは在庫のあるうちに入手しないと手遅れになります(涙
ベルンホフト最新の来日情報
2013年に初来日を果たしているベルンホフトですが、その後来日の声は聞こえてきませんね。ヨーロッパやアメリカでのツアーは盛んにやっているようですので、来日の吉報を待ちましょう!
さいごに
個性が際立っていてとてもかっこいいベルンホフトを紹介しました。彼の演奏を見ると、曲作りにしても演奏にしても、かなりこだわりを持っていることが感じ取れます。同じようにルーパーを使いこなすのは難しいですが、自分の信じた音楽にこだわりつづける姿勢はすぐにても見習いたいですね。
英語で何を歌っているのかわかりませんが、言語を越えて訴えかけてくるものを感じます。
これからも世界の素晴らしい弾き語りアーティストを紹介していきます。
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