アコギを弾く時、何時でもリバーブ感を得たい方に朗報です。
アコギに、付属のマグネットでパチン!と装着するだけで自然なリバーブが得られる【natu-reverb】という製品がリリースされました。
当ブログでは、natu-reverb製造元のLogic Wave様よりサンプル機器の提供を受け、Larrivee OM-60に実装してみましたので実装感を踏まえて紹介しますね^^
ギターってリバーブをかけると、なんだか上手くなったような気がして気持ちいいんですよね!僕もライブではついつい深めにリバーブをかけてしまいます。デジタルエフェクト全盛の時代ですが、やっぱりアナログな音の広がりは気持ちいい!
それでは、natu-reverbを紹介していきましょう。
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アコギに取り付けるだけでリバーブが得られるnatu-reverbとは?
natu-reverbはスプリング・リバーブというタイプのリバーブ発生器です。
ギターのサウンドホール内に設置して、金属バネの振動でリバーブを得る仕組みになっています。
↑このようなオシャレな円筒状の箱に入って送られてきます。
ちょっと高級なワインをいただいたようなハッピーな気分になる包装ですよね😊
↑中には取説とnatu-reverb一式(+布製ケース)が入っています。
natu-reverb本体はその名の通りスプリングですので、見た目はゴツいですね。
↑このnatu−reverb本体を付属のマグネットにて設置します。
ギターの中ではnatu-reverbがトップ板からぶらさがってる状態になるわけですね。
↑取り付け位置はいくつかパターンがあり、位置によって響きが変わりますが、ギター内部のブレイシング(木の組み上げ構造)によっては、取り付けたい位置に取り付かないこともありそうです。
僕の愛機Larrivee OM-60はブレイシングが特殊なのか、この位置に取り付けるのがやっとでした。最初はこの位置すら上手く取り付けられず焦りましたが、あーでもないこーでもないしながら無事装着。
僕が使ってみた感じから、natu-reverbは以下の用途での使用を考えている方におすすめかなと感じました。
natu-reverbはこんな方におすすめ
- アコギにいつでもリバーブをかけていたい方
- デジタル臭くない自然なリバーブを得たい方
アコギにnatu-reverbを装着したときのリバーブ効果は?
まずは装着後の音を動画でご確認ください。

となる人は、相当耳が良いです(笑)
ちょっと動画では「響いてるのか・・・な??んんんん????」という程度にしか伝わりませんよね。
natu-reverbは金属バネの特性を利用した自然なリバーブであり、装着前 / 装着後で響きが大きく変わる製品ではないのですね。
そして、取り付けた場所によりリバーブのかかり具合が決まるため、リバーブの深さ・種類はコントロールはできません。
ただ、自分で弾いていると、確実に響いていることが体感できます。
リバーブもあまり深いと「いやらしい響き」になりますが、アコギの自然の響きを少し拡張するイメージでnatu-reverbを装着すると、心地よさが得られるのではないでしょうか。
公式サイトでは、リバーブの響きがはっきりわかるサンプル音源が公開されていますので、ご確認ください。まさに「自然な響き」といったサウンドが収録されています。
natu-reverb、アコギへの装着は簡単??
装着に特殊な工具・技術は不要で、ギターのブレイシング(内部の木の構造)が合えば、誰にでも取付可能です。
ですが、正直なところ「装着が簡単」という感じはありませんでした。
ギター本体に穴を空けるといった ”加工が無い”点は、装着のハードルは低いと思います。ピックアップのようにギターに穴加工が必要な作業は、ちょっと自分でやろうとは思わないですもんね。。。
取り付け自体はよく考えられていて、「マグネットでワンタッチ装着」という部分が特にすばらしいアイデアだと思います^^
ただ、サウンドホールに手を入れないと取り付かないので、慣れないと「簡単にサクッと装着」とは行かないケースが多いでしょうね。
上図のように、弦をしっかり緩めてnatu-reverbを装着しましたが、弦交換の際に完全に弦が無い状態での装着が理想です。natu-reverbの脱着のために頻繁に弦を緩める→締めるを繰り返せば、弦の劣化は早まりますし、ギターのネックにも負担が大きそうです。
また、マグネットの磁力がかなり強いので、ギターのトップ板へのダメージを気にされる方は装着をやめておいた方が良いでしょう。
正直、脱着の手間・ギター/弦へのストレスを考えると、頻繁に外さない方向けの製品ですね^^
アコギにnatu-reverbを装着することによるデメリット
心地よい ”自然なリバーブ感” が体感できるnatu-reverbですが、使用を考えられている方に僕が感じたデメリットをお伝えしておきますね。
ギター内部に取り付ける機器の宿命ですが、僕のギターでは以下のような所感を持ちました。
- アコギ自体の出音(音量)が小さくなる
- アコギの重量が少し重くなる
- アコギの取り扱いがシビアになる
ギターの”サウンドホール”というスピーカーの中に異物を設置するわけですから、ギターからの音量は小さくなります。natu-reverbがギターの音が外に飛び出していくことを遮ってしまうのでしょう。
ギターの音がめちゃくちゃ小さくなってしまうわけではなかったのですが、「意外と音量への影響あるな・・・」と感じるほどには音量の変化がありました。あくまでも私感ですが。
また、natu-reverbの重量分(約100g)、ギターが重くなります。
気にするほどでもないかも知れませんが。愛用ギターの重さが体に染み付いている方には最初だけ違和感があるかもしれませんね。
natu-reverbはマグネットで装着するわけですが、いかに強力とはいえマグネットですからアコギの扱いが雑だと「カチャーン!!」とすごい音がしてサウンドホールの中で外れます^^;
僕は子どもにギターを蹴られたときに外れました。natu-reverbを装着したときは今まで以上にギターを慎重に扱いたいですね。
natu-reverb、どこで購入できるの??【クーポンコード有り】
ご注文はこちらの公式サイトからどうぞ^^
Logic Wave様には特別にクーポンを発行いただきました✨👏
注文時にクーポンコード「chord4me2023」を入力いただくと、16%OFFになります。(⇐合計金額1万円以上のお買い物で)
クーポンコードの有効期限は未定ですが、予告なく取りやめとなる場合があります。
※楽器のどの位置にも取り付けができない場合は30日間の返金保証があります。
さいごに
カホンに取り付けたところ、カホンも ”ほのかに” リバーブがかかり、いい感じです^^ 装着さえできれば、箱物の楽器でのリバーブ効果は得られそうです。
「金属スプリングで音が広がる」ことが未だに不思議なのですが、Logic Wave様には面白い商品をご提供いただき、ありがとうございましたm(_ _)m
楽器を面白くしていこうという理念、しっかり感じることができました!!
natu-reverbの利用者が着々と増えているようですので、今後どのような改良が施されていくのかも楽しみにしています。